サンダーの感想は飽きたからヒートにだけ触れます。
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最後の1週間はバランス良く試合を観れるように計画していたのに、ケガやらなんやらもあってズレてしまいました。
ヒートは観ておかなければいけないので確認です。
◉ホワイトサイド問題
「スモールラインナップ相手でもオレを使え!」
そんな事を言ったホワイトサイドですが、この日は相手がアダムスなので出番は十分にあります。でも、ファールトラブルで引っ込んじゃって意味がない。そういう部分も含めて・・・な気がしてくるのですが。
ホワイトサイドの言う事はもっともで、スモールラインナップ時代だけど、ビッグマン使って対応しているチームもかなりあるわけです。しかもヒートは全員がちゃんと走るから1人くらいなんとかしろよと。
で、アダムスがベンチになるとサンダーのスモールラインナップに押され始めたヒート。あまり分析した事ないけど、ヒートってアウトサイドまで追いかけるパターンだから1人追いかけられないだけで苦しいと判断しているのかな。
結局はビッグマンの強みをホワイトサイドがオフェンスで示せるかだと思うので、それが出来ないのが問題なのでは?
逆にそれが可能な相手なら使ってきそう。センターはオフェンスで価値観を提示できなければペリメーターまで守れる万能系にならなければいけない。理想はカペラ。
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◉負けないヒート
そんな意味ではヒートもスパーズ型で「不利にならないマッチアップ」を優先して選手起用します。なんせ「ディフェンスを固めてジョシュ・リチャードソンのスティールから走る」のが1番の得点パターン
開始から大量リードしますが、多くがカウンターからの得点でした。そもそも相手がスモールかどうかよりも、もっと走って得点したそうに見えてきます。でも、ウェィドとかもいるしなぁ。
その後反撃され、大量リードをあっさりと失いますが、サンダーが勝手にミスってくれた序盤から、しっかり決めてきた中盤以降なので、ヒートの事情ではなくサンダーの頑張りというだけ。
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ヒートのオフェンスはドライブが特徴ですが、ドラギッチがベンチに下がると難しくなります。チームが連動して動くのだけど、「ドラギッチいないと動いても逆サイドまでパスが出ない」みたいな。だからハンドオフ増やすのかな。
サンダーのディフェンスも強力なので「逆サイドまでパスが出ないなら止めるよ!」という状態に。
ジョシュ・リチャードソンがミドルで得点していくので対抗できてますが、逆にいえば外れたら何も出来ません。ギリギリを繋いでくれているジョシュ・リチャードソン。
2Qに見事なバックドアでの合わせをみせたタイラー・ジョンソンとウィンスロー。で、これは「同じサイドでの合わせ」です。ドラギッチ不在の時間に、そんなプレーがどれだけ出来るかはヒートにとって重要になりそうです。
再び出てきたホワイトサイドはショートレンジを確実に決めて自分の必要性を示しますが、3つ目を不運なコールされてすぐにベンチへ。あぁ。
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ヒートは試合開始5分で16-1とリードしました。しかし、前半終了時は52-49と3点差まで詰められました。
前述の通り開始から走れて得点出来ただけで、その後が特別悪かったわけではありません。不運だったのはサンダーが強かった事。特に2Q後半は久し振りに強い時のサンダーが出始めてしまいました。それってどんな時かというとウエストブルックのキックアウトをポール・ジョージが決めてくれる時です。あとカーメロのミドルが決まる時。
前半で3本の3Pを決めたポール・ジョージ。大した事なさそうですが、これが3月からでは僅か3試合目で全てチームは勝っています。ロケッツ戦も。なので、ヒートは悪くなかったけど、サンダーが良い日でした。立ち上がりが信じられないくらい悪かっただけ。ラッキーなのかアンラッキーなのか不明なヒート。
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◉ヒートの3P
ウエストブルックとカーメロもキャッチ&シュートを決めてしまいますが、ジョシュ・リチャードソンの3Pとドラギッチ&ホワイトサイドで対抗出来る後半スタートになります。
ファールをコールしてもらえなかったウエストブルックがお怒りモードになって、そこから自分で打つのですが、あまりにも決まらないので再びカウンターモードになるヒートタイラー・ジョンソンの3Pが効果的に決まってリードを得ます。お得意の複数人がドライブを繰り返し、最後はドラギッチからのキックアウトでした。
やっぱりドラギッチがいるだけでオフェンスの幅が大きく広がります。ヒートのイメージで初めに出てくるのはドラギッチが左にドライブしてゴール下まで行き、右コーナーのタイラー・ジョンソンにキックアウトしての3Pです。
ヒートの右コーナーの3Pはオールスター明けが47%という高確率です。もっと打てば良いのにって思いますが、ドラギッチがいないとあまり出せないし、それをやり過ぎないのもコツなのかも。
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4Qになるとエリントンが3Pを決めます。この時間はオリニクと一緒に出ています。しかし、インサイドに収縮させる役割は特にいなかったりして。
オールスター明けは
ドラギッチ
タイラー・ジョンソン
エリントン
オリニク
マクルーガー
の5人が38%を超えています。マクルーガー以外はアテンプトも多いので、心強いデータです。
しかし、チームとしては36%でリーグ16位と武器になっていません。高確率で決めまくる選手もいません。そしてウェィドとジェームス・ジョンソンが足を引っ張ります。特にウェイドは23%なので、どんなプレーをさせるかは注目です。
要はプレーオフでローテーション変えてくると思います。変えてくるというか、いつも違うし。
ちょっと驚いたのはオールスター明けのヒートは平均得点が110点もあります。それはオールスター前より10点も多い。これは早い展開になってきているという事ですが、実際にウィンスローが走ったりとイージーオフェンスが増えてきています。
ハーフコートではコントロールしまくりなのに、ディフェンスから走るシーンを作ろうとしているのは、この試合でも出ています。4Q初めのメンバーがハーフコートでの3Pと速攻で得点していくユニットになっていて、ゲームパターンの変化の1つにしているのでしょう。
ウエストブルックがかなりミスをしてくれるので、得点しやすくなっているこの試合のヒートでした。
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◉もう一度ホワイトサイド
残り6分半でサンダー3点リードでスターターが戻ってきます。サンダーはアダムスではなくグラント。そして早速ホワイトサイドがグラントに裏を取られます。一方でオフェンスではカーメロとポスト勝負でねじ込みます。ディフェンスが売りのホワイトサイドがディフェンス力を消されるわかりやすい戦略を提示されてしまいました。
さて、どう考えるのか?
そう思ったらアダムスが戻ってきちゃいました。そこから3分で得点が取れずに14点差まで広がります。この内容がなんとも言えません。大きく分けて2つ。
1つはサンダーのプレッシャーディフェンスに引っかかりまくります。そこから速攻です。ここに絡むのがホワイトサイドとウェイドで、要は機動力で完敗してしまいます。「ホワイトサイド1人くらいカバーしろ」と書きましたが2人になるとカバーは出来ないです。サンダー速いし。
もう1つはファールでフリースローを与えて行きました。これもホワイトサイドの問題ですが悪いのは本人ではない。サンダーはスクリーンでマークをズラします。スクリナーは当然アダムス。ホワイトサイドはルーズだから(大抵のビッグマンはルーズですよ)成功するわけです。
とはいえ、キャッチ&シュートはさせずにインサイドまで攻め込ませてたのは、最後にホワイトサイドの高さで抑える可能性があります。でも、その前に追いかけてきた選手がファールしてしまうという形でした。
たまたまといえば、それまで。しかし、「ホワイトサイドを信じる」という意味では「シュートが落ちるのを信じないと苦しい」よね。
信じないなら最初からルーズにしないアデバヨを使いたい。そっちがスポルストラ好みだし。そんな悩みがありそうです。
なお、その後ホワイトサイドを下げたけど、2対4なのにウエストブルック&アダムスにスピードと高さを活かされて決められたから意味なかったです。さらにアデバヨ、オリニク、ホワイトサイド全員いないけどグラントにシンプルに裏抜けされました。まぁグラントはリーグの中でも超特殊だけど。
チームとして追いかけ回すのに、スピードに対抗出来ないという何とも厄介な課題を持つヒートでした。
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◉ローテーションどうするのか?
なんと言いますか、負けたことは仕方ない。この試合のサンダーは強かった。開始直後の15点リードがなければ一方的だったかと。
◯4Q
サンダー 39
ヒート 12
とは言ってもこれは苦しすぎるよね。ドラギッチも3分しか出場してないし。
プレーオフが決まっているヒート的にはマックスでは戦っていないだろうし、気にするほどでもないのでしょうが、4Qになってからの内容は苦し過ぎました。チームとしていろいろやるのは良いのですが、結局「最後に何を最も信じるのか」はイマイチよくわかりません。
ホワイトサイド問題に関しては、オフェンス面で活かせないと苦しいかな。シーズン当初はもっとボールを持たせて周囲が動くイメージだったので、ケガでの離脱が考え方を変えてしまったのか。
ヒートはボールハンドラーをオフェンス毎に変えて、パターンを複雑化する方式を採用しています。これは効果的なのが他のチームでも実証されています。
それは上手く行っている部分もあるけど、シュートが決まらなくなった時間には苦しかったかなと。昨季はプレーオフに出ていないヒートなので、本当にこのパターンで来るのかは不明です。ホワイトサイドの起用法と合わせて、
相手からすると読めないのがヒートの良さ
そう信じるしかないかな。
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◉トリプルダブル
一応、触れておきましょう。
◯ラッセル・ウエストブルック
23点 18リバウンド 13アシスト
18リバウンドのウエストブルックは、次の試合で16リバウンドすれば年間トリプルダブルです。多分。
スタッツだけ見たときに「スタッツ稼ぎ」と言い出す人がいそうですが、それを言う人はこの試合を観てない人です。2、3Qだけで15リバウンドなので狙ったら20は超えてました。
何故だか不思議なくらいウエストブルックにボールが溢れてきました。ドラギッチをマークする時間があるのですが、アウトサイドでマークしているときはヒートのシュートが決まり、ドライブでインサイドまで来たときはリバウンドを取るみたいな流れです。
いや、本当に本人はゴール下に寄っていないのに不思議なくらいボールが落ちて来ました。
むしろ狙ったっぽいのはアシストの方です。パスしまくっていて、でもヒートはかなり追いかけるスタイルのディフェンスなので、それが失敗でした。まぁシュートも決まらなかったから、パスして正解です。
69本のパスをしたので開幕戦と同じ事を試してみたら失敗した感じです。失敗したけどチームは強い日のサンダーだったから、プレーオフには何かしらの影響を与えるかもね。
それより17点だけどグラントがとんでもなかったよ!
ウェストブルック次の試合はリバウンド狙いにいきますかね?プレイオフの順位もある意味7位でもいいと思うので(カリーなしのGSWなら勝てそう)、狙ってもいいくらいの偉業だとは思いますが…
狙うのか休ませるのかでしょうね。
なんせグリズリーズは負けたいチームなので、真剣にやらなくても勝てそう。
7位になる事はまずなくて、8位になってしまうはずですね。
サンダーの試合見ていて、whynotさんがご指摘されてたんですがポール・ジョージ、ロバーソン抜けてから確かにオフェンスにディフェンスにやってて疲労感がかなりあるような気が自分もしました!
グラントが、頑張って負担減らしてほしいです!個人的にウォリアーズとの一回戦が見たいです!カリー出れないしアップセットあるかもと思ったり!
ホワイトサイドはプレーオフで期待します!笑
オフェンスで自力で突破できるウェイターズいたらどうなりますかね?ウェイドいるしあんまり変わらないですかね!
残念ながらウォーリアーズの可能性はなくなりました。向こうも対戦は嫌だったでしょうね。
グリズリーズ戦にウエストブルックのシーズントリプルダブルがかかりますが、せめてポール・ジョージだけは休ませてあげて欲しいです。その方がリバウンド増えそうだし。