ナゲッツが勝ちました。ペリカンズも勝ちました。スパーズも勝ちました。負けるとプレーオフ圏外危機のサンダーです。
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◉成熟とボールシェア
サンダーはウエストブルックが外していくスタートです。でも「自らとーる」でリバウンドは稼いだよ。
ウエストブルックのディフェンスは相手にやらせておいて、ポイントを止めるようなイメージです。よく言えばね。
クリス・ポールを相手にする中で、スクリーンをかけられてもヘルプと共に2人で追いかけます。これって追いかけすぎのミスなのかと思ったら連続でやるので、サンダーのプランはPG封じみたいです。
この試合の直前にウォーリアーズは空けられたグリーンがやらかして負けました。ロケッツには同じポジションにタッカーがいます。PG封じにより頻繁に空いたのがタッカー。3Pを連続で決め、カペラへのアリウープも通します。グリーンよりも有能なタッカー。
その違いはロケッツ企画で書いたように成熟している事。正しく言えば迷わず打つから「打たされる」感覚はないし、そのポジションもコーナーからトップまでバラバラなので、クリス・ポールに合わせて動けています。
そんなタッカーにしっかりとボールを渡していくロケッツはハーデンが目立たない事で、マークのポール・ジョージを消してもいます。
サンダーもボールをシェアはしているのですが、連動して動くイメージが出来ていないので、フリーを作れていません。
平均5点のタッカーが5分で8点取って良さげなロケッツとシェアだけしているサンダー
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ペリカンズ戦はボールシェアで勝ったサンダー
ウォーリアーズ戦はシェアして負けたサンダー
それはポール・ジョージとカーメロが外しまくるというシーズンストーリー通りの展開だったわけです。しかし、この日は3人目のカーメロが好調で次々と決めていき、リードを得ていきます。
リバウンドを取ったウエストブルックもカーメロにキックアウトと積極的に使っていきます。
◯1Qのカーメロ
14点 FG6/7
とはいえ、ドライブが少ないのはいつも通りかな。
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36-30で1Qが終わります。
いつも通りのロケッツとカーメロで稼ぐサンダーと。
ちなみにロケッツはいつも通りではありますが、選手交代だけは勝負に拘るよりもプレータイムをシェアする事を優先している印象です。カーメロが決めるならばタッカーを使うべきですが、そんな事は考えないよ。
要は何も考えずにローテーションしていても30点は余裕でしたよ。
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◉セカンドユニットが苦しい
2Qのロケッツはなんだか微妙な感じのメンバーで臨んでいますが、全く問題なく戦っています。全体としては何の問題もないけど、ちょっとシュート力が足りなくてちょっとディフェンス力が足りないくらい。
少し足りないのでグラントがリムプロテクターとして大活躍しています。
セカンドユニットにポール・ジョージのサンダーはそのジョージが苦しい。突破しきれないけど、個人に任せてしまうから3Pは決めたものの展開しません。要はウエストブルックがいないと苦しい。
なのでロケッツが逆転します。
でもウエストブルックを戻すとグラントのドライブと3Pで再逆転します。
ディフェンスに阻まれ突破はしていないのですが、ウエストブルック↔︎グラントで3回くらいパス交換すると、ディフェンスは何度もヘルプポジションを取らないといけないから、グラントが3Pを打ちやすくなります。
だからパッシングしろよ!と言いたくはなるのさ。
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何度もウエストブルック&グラントで得点しますが、ロケッツもハーデンとカペラを戻すと2人で決めていきます。スピードとスペースとタイミングという戦い。
何て言うか現代の最前線にいる4人という感じで楽しい。
ハーデンvsウエストブルックでは完璧にコースを抑えて止めたウエストブルックですが、苦しいのにフェイダウェイを決めてしまう理不尽な髭というシーンも。
9点差なのでロケッツはハーデンに積極的にやらせます。相手がポール・ジョージなのですが、スイッチさせても楽な相手がいません。ならば1番優秀なディフェンダーを自分から手を引っ掛けてファールさせ、コートから追い出すという理不尽っぷり。マークがブリュワーになるとあっさり3P決めちゃうハーデン。
一方のサンダーは3Pが決まりません。キックアウトまでは完璧なのに決まらないから、今度は自分で打つとエアボールするウエストブルック。アンチに批判されるよ!
でもクリス・ポールもフリーのコーナー3Pをボードの上に当てて外します。アンチはいないから批判されないよ!
4点差に縮まって、トランジションでハーデンとウエストブルックが交互にミスをし、ボールを持ったクリス・ポールが戻ってくるウエストブルックへお尻を出してファールを促します。それにオフェンスファールをコールしたレフリー。
レフリーにクレームしながら髭を触るようなジェスチャーをしてテクニカルのクリス・ポール。何これ?
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残り3分からの攻防
ハーデンがフリースロー、3P、フローターと決め、サンダーがハーデンへのプレッシャーを強めるとトップに移動してきたバーアムーテがカーメロのチェックを交わしてショットクロックギリギリで3Pを決めます。
サンダーもカーメロの3Pやウエストブルックの突破で通常通り得点は出来ますが、通常ではこのロケッツの爆発力には抵抗できません。
残り30秒で同点に。
味方のシュートミスをオフェンスリバウンドで繋ぐPFみたいなウエストブルックと、自分から手を引っ掛けてフリースローを得たハーデン
相変わらずフリースローの確率が悪いサンダーなので、ロケッツが1点リードで前半が終わります。
◯サンダーのFG
ウエストブルック 5/15
ジョージ 4/10
カーメロ 7/9
これだけみると自分が決めていない事が問題のウエストブルックですが、試合の印象は割りと違います。3Pさえ打たなければ、ディフェンスを崩して打つのでスタッツほど悪くないウエストブルック
ただし、そこはロケッツのディフェンス力でもあって、イージーダンクは許しません。昨日のキャブスとシクサーズとかあり得ないわ。あんなディフェンスで3位と4位とかふざけてる。
カーメロが効果的に決めたのでハイスコアのロケッツについていけたと言えます。好調なのだからプレータイム長くしても良いと思うのですが、そこはディフェンスなのか何なのか。まぁグラントも良かったし。
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◯ジェームス・ハーデン
21点 FG6/9
MVP!それだけだわ。
まぁほぼ完璧だったロケッツ。そこにサンダーがついてくるなら致し方ないよね、くらいの感覚があるはずです。
自分達がしっかり守っていて、オフェンスも構築出来ているので、あとはこのまま継続するだけ。
唯一の誤算はウエストブルックが5つもオフェンスリバウンドを取った事くらいでしょう。それがなければ二桁リードしていたはずです。
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◉少し重くなり始める
またもタッカーを空けて3Pでスタートします。前半の結果から完全に狙っているクリス・ポールとタッカー。なので2回目を狙いますが今度はウエストブルックにスティールされます。
しっかりボールムーブしていくけど、決まらないサンダーの3P。たびたびオフェンスファールをコールされるロケッツ。少しずつリズムが変わります。
何回フリーを作ってあげても決めてもらえないウエストブルック。ちょっと魔法が解けてきているコーナーで待つブリュワー。
目立つのはカペラ。ポール・ジョージからテイクチャージします。ウエストブルックとの1on1も止めるし、アダムスへのアリウープもカットします。
ディフェンスでロケッツが5点リードしますが、やっと決まったキックアウトからのブリュワー3Pで同点になります。結局サンダーはウエストブルックじゃなくて、このキックアウトからのシュートの確率なのだと思う。
トップからのアブリーネスも外す。
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グリーンの3Pで再び4点差になり、あまり見なくなっていたカーメロとポール・ジョージを残してウエストブルックがベンチへ。
苦しいオフェンスなのですが、カーメロの3Pにジョー・ジョンソンがファールしてくれ、ダントーニのテクニカルも加わって残り1分で同点に。
ダントーニはローテーション優先している割りには、この試合ではクレーム気味です。この狙いは何でしょうかね?
プレーオフ睨んでいるのか、選手にちゃんとやれという檄なのか?
それに答えたクリス・ポールが3P&ワンで6点リードにします。ファールしてしまったポール・ジョージが取り返すようにドライブ&ワンを決め返します。前半よりも良い感じのユニットになったので、この形でいきそう。
ロケッツ3点リードで3Qが終わります。
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◉ロバーソン<ウエストブルック?
グラントのダンクで始まります。相手がネネイなので全く止められないグラントに困るので、1番大きいのがタッカーというスモールラインナップに変更するダントーニ。なので、負けてあげる気持ちはないよ。
しかし、逆にスティールから走ってアブリーネスがドライブ&ワンでサンダーが後半始めてリードします。
早々とハーデンを戻し3Pで逆襲します。
なのでウエストブルックも戻ります。負けられないのはサンダーです。
ハーデンからグリーンの合わせで逆転するロケッツですが、前半は話にならなかったプルアップ3Pでリードを奪い返すウエストブルック。そしてスティールから速攻も決めます。
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マッチアップを変えるサンダー。ウエストブルックがハーデンを倒しに行きます。
凄まじいプレッシャーをハーデンに与えていく。ロバーソンより激しい。手は出さずに強い体幹で得意のジャブステップすら許さず、当然ドライブに対しては反応が遅れるのですが、遅れても間に合うスピードを活かします。
そしてブロックにスティールと自分の時間を作っていきます。
完全にウエストブルックタイムが訪れそうだったのですが、やっぱりキックアウトを決めてもらえない。
アシストキラーが多すぎるサンダー。でもアリーザもドフリーの3Pをエアボールしてくれます。
◯サンダーの3P
ジョージ 3/7
カーメロ 3/6
ブリュワー 2/7
アブリーネス 0/7
フェルトン 1/3
決めているようなのですが、ブリュワーとアブリーネスは殆どがキックアウトでフリーなので、それが2/14では苦しすぎます。ポール・ジョージはプルアップばかり決めるし、数字では見えない効率の悪さ。
カーメロしか信用できないのか!?
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キックアウトは決まらないけど、ハードディフェンスからの得点を積み上げて行くサンダー
残り4分を切ってハーデン相手にドライブを決めたウエストブルックで10点リードになります。
なお、サンダーはビック3以外はグラントとアブリーネスにしています。ケガっぽいアダムスはどちらかわかりませんが、ブリュワーではなくアブリーネスで勝ちに行った雰囲気
ロケッツの攻略法はクリス・ポールをスーパースターにする事だと考えています。他を止めてクリス・ポールだけは個人勝負する。
ハーデンに対してはカバーも含めて止めていくのですが、クリス・ポールにはパターソンやカーメロとのマッチアップになってもヘルプに行く姿勢を見せません。
クリス・ポールはミドルの選択が多いので大きなケガにはなり難いと考えるわけです。それが10点差あれば成功しやすい展開でもあります。
しかし、ゴール下に来たのでヘルプに寄ってしまうとコーナーのタッカーが3Pを決めました。
さぁ何が正しいのか?
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残り2分でハーデンが持つとタッカーをドフリーにしてヘルプポジションをとり、最終的にステップバック3Pになり外れます。
ウエストブルックがレイアップをミスしグラントが拾ってフリースロー1本決めて8点差
またもタッカーをフリーにするリスクをとると、ハーデン→カペラ→タッカーとパスが出ますが、ヘルプが早いポール・ジョージがカットします。
カーメロの3Pにハーデンがファールして残り1分10点差に。
やっとタッカーに打たせて7点差
ウエストブルックのレイアップを飛んで来たカペラがブロック。そのまま速攻になり5点差に。
アリーザがスティールと思いきやファールコールされてフリースローで7点差
残り33秒からアリーザがダンクを決めますが、プレッシャーディフェンスで奪えず。
それでも相変わらずのサンダーは、ポール・ジョージとアブリーネスが1本ずつミスします。あーあーあーあー、サンダーファンはなにを思うのか!?
まぁ点差もあったのでこのまま終わりました。最後まで抵抗しているのでロケッツも本気でしたよ。
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◉両者が示したもの
ロケッツにとっては痛くはない負けであり、サンダーにとってはマストウィンで勝ち残りました。これで次のヒートに勝てばプレーオフは決定です。でも、8位は嫌だよね。
そんな部分は置いといて、プレーオフで当たるかもしれないので、キーポイントをまとめてみましょう。
①ブリュワーのディフェンス
驚くほどにハーデンに弄ばれました。何とかムーンウォークでアンクルブレークを逃れた場面も。ちょっと相手にならないのはロケッツにとっては有益な情報です。
②カペラのディフェンス
ウエストブルック止めるとはさすがに考えてなかったはず。サンダーからすると誰も狙う相手がいません。ハーデン?いやいや、これがちゃんと守るのよ。
ただ消去法ではハーデンです。1番守れないし、何よりスタミナロスを狙えます。でも決めるためにはパッシングして、ヘルプディフェンスを動かさないといけません。
残り3分くらいからのサンダーはオフボールで動かないから、ロケッツの餌食でした。動かないならキックアウト3Pくらい決めろよ!
③キックアウト3P
ハーデンって確率の低い3Pへのパスが多いのにアシストが多いから凄いです。
ウエストブルックは後半にたったの3アシストです。その理由はアダムスがいないから確実性の高いパスが使えなかった。
でも、キックアウトでフリーは驚くほど多く作りました。それはロケッツがウエストブルックを止めるからでもあります。キックアウトさえ、決めるなら優勝だって夢じゃないけど、安定して決めてくれる雰囲気がないサンダーです。
でも、ロケッツとしてはそんなシュートが当たって負けるとかやってられません。だから、両者にとって悩ましいキックアウトです。
そしてタッカーやバーアムーテに渡せばちゃんと決めてくれるロケッツです。
④クリス・ポール
本文中の通り。ここにやらせておけばサンダーは勝てそう。そんな簡単に状況を作らないのがクリス・ポールらしさです。
⑤ハーデンvsウエストブルック
そんなクリス・ポールが目立つ状況に持ち込んだのはウエストブルックのディフェンスでした。凄まじきプレッシャーだし、スイッチさせられそうになっても意地でも追いかけます。ベン・シモンズは学ぶべきだよ。
トリプルダブルを逃し、同時にシーズントリプルダブルも難しくなったウエストブルックですが、その理由は後半にハーデンを抑えるためにリバウンドに参加しなかった事です。集中して止めに行ったウエストブルック
ちなみにスイッチが基本のサンダーなので、基本を無視して意地でも追いかけたのは何が何でもハーデンを止めなければいけないという判断です。
そしてロケッツはそんな時にハーデンに頼り過ぎないわけです。だからクリス・ポールに任せたし、それは良いチームでした。だから、サンダーの作戦は結局は2人を個人で止めないといけないので、実行できるチームは少ないです。
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前半はロケッツのハイペースにカーメロの活躍でついていけたサンダー
後半は安定感のあるロケッツに、このまま安定されては困ると破壊しに行ったサンダー
そんな印象です。だから受けて立つ感じのロケッツが格上感を出していましたし、7試合ならロケッツが上回りそうです。
ただし、ディフェンスで流れを掴めたという部分とキックアウト3Pが全然決まっていない状況は、複数の可能性を残しているのでアップセットを起こしかねないわけです。
「自分たちのプレーをすれば勝てる」
ロケッツはそれを実行出来るチームです。
サンダーはそれは出来ないけれど、相手にも自分たちのプレーをさせないチームです。
プレーオフではワンランク上で勝負しそうなので、ファーストラウンドは辞めてくれ!
サンダーファンとして、ロケッツの3Pが入るのを
恨めしく見てました(苦笑)
FG%を比較したら、完全な負け試合にしか見えないですね。
ただよく見ると、サンダーのシュート回数が2桁上回ってたから、
決めたFGは同じだったので、
やっぱりオフェンスリバウンドって大事ってわかりますね。
あとは、笛がサンダーよりでしたかね?
そして、4Qのウェストブルックのディフェンスは痺れました!
いつもより、ハイレベルでハーデンへのディフェンスを頑張ったせいか、
4Q終盤は珍しく相当疲れてるように見えました。
また、パターソンも4Qのディフェンス効いてましたね。
パターソンは基本ディフェンス良いし、コーナーの3P得意なので、
ウェストブルックのキックアウト先としても効果的な気がします。
パターソンをもっと出してもよさそうに見えるのですが、どう思いますか?
そして、勝ったのは嬉しいけど、忘れちゃいけないのは、
今日はエリックゴードンがいなかったこと。
今日の試合で彼がいたら、どうなってたでしょうか?
そういえばゴードンいないの忘れてました。多分あまり変わらないと思います。グリーンも3P決めていたし、それくらい完成度が高いロケッツです。
ただし、ライアン・アンダーソンがいると違いは大きくなります。アダムスを使えない状況に追い込んでくると思います。そこは読めないというか、ロケッツの余力ですね。
そんな時にはグラントとパターソンなのだと思います。パターソンはコーナー専門だったのをサンダーでいろいろやらされたけど、フィットしてきたので、ウエストブルックと組ませたいですね。
カーメロの加入がなければスターターだったはずです。
ファールコールはあんなものだと思います。ハーデンも得して損してを繰り返してましたし。
お互いに球際がハードなので、こうなりがちですね。
返信、ありがとうございます!
こちらは、ライアン・アンダーソンがいたのを忘れてました。
アダムス対策に使えるという発想はありませんでしたが、言われてみれば、効果的かもですね。
本当、ロケッツはオプションがたくさんありますねぇ。
プレーオフでダントーニが色々使ってくるのか、気になるところです。
Whynotさんも以前おっしゃってましたが、サンダーもセカンドユニット悪くないのですけどね。パターソンだけでなく、アブリネスもウェストブルックと相性良さそうに見えるので、ウェストブルックが二人ほしいです(笑)
ご回答、ありがとうございました!
とても見応えのある試合でした。個人的にラスがここまでDFに注力した試合をちゃんと見るのは始めてだったので、OKCがこんな勝ち方が出来るのか、と驚くと共にこのバスケが常に出来れば確実に上位シードだっただろうと勿体なく感じました。
お伺いしたいことが2つあります。1つは上位シードには強いOKCですがPORに勝てない原因は何処にあるのでしょうか。もう一つはハーデンのDFについてです。今年のハーデンはそれほどDFが悪いように感じません。もちろんチーム全体のDFが良くなっていることも一因だと思います。また去年のプレイオフでオルドやガソルをポストで守り切るシーンも何階か目にしました。カーメロやドレイなどオフボールで動かない選手が4番のチームはアリーザとタッカーをスライドさせてハーデンがマッチアップする事が有効であるように思うのですが如何でしょうか。
長文失礼しました。よろしくお願いします。
ウエストブルックは元々対人には強いディフェンダーです。チーム的にロバーソンがいるので注力する必要がありませんでした。
加えてトリプルダブルをし始めた理由に、リバウンドからのトランジションを強くする狙いがあります。PGが自分でリバウンドをとれば速攻に繋げやすいという戦術です。
スタミナ的な側面もあったでしょうが、相手エースにウエストブルックがマークにつくとリバウンドに参加出来ないのでサンダーとしてはハーデンにウエストブルックは効果的ではないのです。
これはブレイザーズにも言える話です。ガードコンビのリラードにはウエストブルックが担当します。そのため昨季もブレイザーズ戦ではリバウンドをとっていません。1年前のブログを始めた頃に、そんな事を書いた記事があります。
http://nba-data.work/?p=139
ハーデンを止めて勝ったサンダーですが、それを常にやることはチーム力を落としてしまうかもしれません。
ハーデンはそれなりに守ります。割とポストを守るのは好きみたいですね。反応が悪いのでスピード型が苦手です。ウォーリアーズ相手だと慣れているからかデュラントを守るんですよね。おそらくオフボールで動かないタイプを狙っていると思いますが、そこにデュラントも含まれます。これ書こうと思ってたのに忘れてました・・・。
ロケッツは選手交代が多く、本当にやりたいマッチアップは試合終盤だけだったりします。実際に年末のサンダー戦はアンダーソンがカーメロにやられていたので、最後はハーデンにマークを変えていました。なので、ご指摘のとおりの狙いをやってくると思います。
お返事ありがとうございます。貼っていただいた前の記事も読ませて頂きました。プレイオフ一回戦でPORと当たる可能性も高いですがラスのマッチアップ相手に注目してみたいと思います。
ロケッツは試合序盤のマッチアップには拘らないんですね。OFの殴りあいなら勝てる、という自信から来るのでしょうか。
丁寧なお返事ありがとうございます。
またコメントする機会がありましたら、よろしくお願いします。