さようならガリナリ

1988年生まれの38歳、ダニーロ・ガリナリ。23-24年にウィザーズとナゲッツ、バックスでプレーしたのを最後にNBAから離れ、この2025年はプエルトリコでチームを優勝に導いてファイナルMVPを獲得。そして本日、引退を表明したのでした。

ガリナリは2008年のドラフト6位ですが、その2年前に同じイタリア人のアンドレア・バルニャーニがドラフト1位で指名されており、イタリア人の道を作った・・・というのは言い過ぎですが、イタリア人史上最高の選手であることは間違いありません。

なんと16歳の2004年にはプロデビューしており、17年はイタリアの2部リーグで14.3点もとっていて、チャンピオンシップで最優秀イタリア人選手に選ばれたそうな。おいおい、高校バスケとかやっている場合じゃないだろ白谷君。高校時代はB2でプレーして、その次にNCAAに進むのが王道コースだぜ。

そして18歳では既にオリンピア・ミラノでプレーしているんだってさ。最後の19歳のシーズンは17.5点、5.6リバウンド、2.0スティール。プレーオフでも18.1点の大活躍だ。瀬川が千葉でスーパーエースしているようなもんだぜ。

こうしてNBAドラフトでは6位でニックスに指名されます。スーパースター候補なわけですが、スーパースターにはなれなかったね。なお、このドラフトではスーパースターがいっぱいいました。

1位 デリック・ローズ
2位 マイケル・ビーズリー
3位 OJメイヨ
4位 ラッセル・ウエストブルック
5位 ケビン・ラブ

他にもブルックやイバカ、デアンドレ・ジョーダンなんかがいますが、45位でドラギッチがいるのも注目ポイントかもね。スロベニアの英雄にして、NO.1スロベニアプレイヤーの座はあっという間にドンチッチに持っていかれてしまた。別に不幸ではないぜ。

2年目には15.1点、3P38.6%と「ストレッチ4」として台頭しました。あぁ懐かしい言葉だ「ストレッチ4」。当時の言葉なのかは知りませんが、ステレオタイプであるユーロから来たシュートの上手いビッグマンだったのは間違いない。ガリナリは確率の悪いシーズンもあるけれど、キャリア通算で38.1%と高確率をキープした稀有な選手かもしれません。安定しないことが多いストレッチ4。

ただ、ガリナリを有名にしたのはプレーじゃないんだよね。トレードだ。

さようならガリナリ” への4件のフィードバック

  1. いつも楽しく拝見してます。
    ガリナリ特集、大変嬉しいです!

    ガリナリは個人的に2012ー2013シーズンのナゲッツが大好きだったので、終盤に前十字靭帯の怪我でプレーオフ出られなくなったのが今でも残念です。
    ランアンドガンにイグダラの万能性が加わった全員バスケの魅力的なチームでした。
    ガリナリの怪我さえなければ、ウォーリアーズに勝っていたかもしれないと思っていて、NBA史にも影響与えたかもしれないと考えています。
    ウォーリアーズはその後のスパーズとのシリーズで、カリーがMVPクラスのスーパースターになれると確信した気がするんですよね。

    いずれにしても、今になってもガリナリほどスコアリングが安定したユーロのPFは少ないと思うので、名選手だったなと思います。お疲れ様と心から讃えたいです。

    1. ラン&ガンでバランスアタックというのは、その後のNBAの流れからすると大事でしたね。いろんなヒントが混じっては、アクシデントもあって成立せず、そのうち消えていって・・・でも、成功するチームが登場する。この戦術的な動きこそがNBAって感じです。
      ガリナリ的な選手を使いこなせるチームだと、いろんなものが生まれるのは間違いなさそう

  2. ニックスファンですがガリナリはホント素晴らしい選手でした
    ドラフト時いきなりのブーイングでニックスに迎えられましたが
    あのサイズながら3番 2番さえこなせるしなやかさを備え
    若手の核として輝いてくれました
    「これが次世代の選手か!」と感嘆したものです
    アマレをリーダーに迎えさてこれからという時期にメロドラマ…
    落胆にもほどがありました
    何故オフシーズンまで待てない?何故期待の若手達
    その中心に居たガリナリ出す?
    メロがいかにアンストッパブルな活躍を見せようとも
    あのボールをすぐ止めてしますスタイルにどうにも古臭さを感じ
    好きにはなれませんでした
    それでも結果が出ていたので文句は言いずらいのですが…
    ナゲッツに行って怪我がちだと聞いていたのですが
    久々に見たガリナリはニックス時代とは大きく変わっていました
    細くしなやかだった体つきは太く頑強になりましたが
    あの2番すらこなせる俊敏さは無くなり随分重そうにプレーしていました
    怪我対策として体を大きくしたのは分かるんですが
    自分があの日思い描いた未来像は思い出の彼方に消えていました
    数シーズン前「ニックスに来るかも?」と聞いた時は
    心躍りましたが残念ながら叶いませんでした 
    「もしあの時メロドラマに巻き込まれてなかったら…」
    そう考えずにはいられませんが変にニックスで過度なプレッシャーの中
    プレーするより良くも悪くも使い勝手の良い選手として
    NBAキャリアを過ごせたことは彼にとって良かったのかも知れません
    お疲れ様でした 今後の人生に幸多かれ です

    1. 時代が違えば(今なら)運動量が欲しいから細身のままだったかもしれませんね。
      さすがにガードポジションをメインにするのは難しいからビルドアップしたのでしょうが、今なら細身でも十分にインサイドやれるようになったし、何よりケガ防止にもなるし。

      メロドラマに吸い込まれたの・・・切ない。
      その後はレナードドラマにも吸い込まれたし。

      必要とされるほどの活躍を見せ、活躍したからこそトレードアセットになる。
      そういう切ない運命のNBAキャリアだったのかもしれません。

whynot へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA