ダイソン・ダニエルズ、No.1の先へ

◎マンマークでのスティール

中身としてはバックファイアーと似ていますが、こちらはディフェンダーとしては珍しくないタイプのスティール。普通のマッチアップから見事なハンドチェックでボールを奪います。死角から奪っているわけではないハイライトともいえます。ただ、バックファイアー同様なのは次の要素。

・フットワークでコースへ先に回り込んでハンドチェック
・相手が切り返した瞬間に手を出して奪い取る
・身体を入れ替えるように手を出すのが上手い

ちなみにダイソン・ダニエルズはサイズが6-7とガードとしてはビッグなのですが、ウイングスパンは6-10.5と更に長くなります。この長いウイングスパンを活かした手の置きどころが非常に上手い。キレイに手を出してボールに触ってきます。スティールというよりも、ディフレクションこそがダイソン・ダニエルズの持ち味。

あまりにも見事なスティール。1on1でストップモーションするのは有効な手段なのに、ダイソン・ダニエルズ相手にストップモーションを使うと、その瞬間にボールを奪われてしまうような気すらしてくる。まぁでも、この形は特別ではなく、良いディフェンダーとしてのパターンでしかありません。

◎パサーの始動時でのパスカット

そしてディフレクションといえば、ダイソン・ダニエルズ最大の特徴である自分のマッチアップ相手が出したパスを奪い取ってしまうパターン。NBAレベルのハンドラーが目の前の相手にパスカットされちゃうし、それもギャンブル的なジャンプではないんだぜ。これを連発する選手って珍しいというか、ほぼハンドラー側のミスで発生するスティールなのに、ダイソン・ダニエルズの場合は意図的に起こしている。

・常にハンズアップしてパスコースを限定
・相手の視線からパスを読んでカット
・キックアウト先を把握していることで先読みしてのカット

このパターンでハイライトを作れてしまうのも恐ろしいぜ。実はかなり献身的というか、基本の徹底というか、常に腕を広げていることでパスコースを限定し続けているんだよね。その広げた手にパスが当たるのはハンドラー側のミスではある。ただ、普通はここまで常に広げている選手っていない。

その上で自分の真上とか、ハンドラーの正面ではなく、パスが出てくるコースを先読みしてのジャンプも頻繁にあります。明らかに他の選手の配置が見えていない時は、視線で判断してパスコースを読んでジャンプしている時もあるし、ヘルプの形で寄っていったときはキックアウト先を読んでのジャンプもあります。

ドリブルに対しても、パスに対しても「ここにボールが来る」ところに手を出してディフレクションするのがダイソン・ダニエルズの真骨頂。反応の早さ、読みの鋭さ、基本の徹底と様々要素が絡み合って見事なまでにボールに触っていくのでした。

ダイソン・ダニエルズ、No.1の先へ” への4件のフィードバック

  1. ド派手なハイライトありがとうございます。見てて楽しいです。

    カワイがいた頃のスパーズのカワイソレーションを思い出しました。ラプターズ移籍後のカワイがカバー側で無双していたのとのアナロジーでいくと、ダイソンもカバー側で上手くいくかもしれませんね。

    1. 確かにそうですね。マンマークが強くて避けられる次にはカバーリングを伸ばすっていうのは流れなのかもしれません。

  2. ダイソン、NAW、JJで3pは無いけどプレイメイク補完できそうな気もするからヤング要らないんじゃないか説…?

    1. ヤングがいない時間帯に、スーパーディフェンスチームになるとオプションで効くんですけどね。ポルがなぁ

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