◎さようならダービン・ハム
そんなわけでハムが早々に解雇されたことに対して擁護するコメントはありません。なんだったら就任して3か月の時点で「こりゃダメだ」と判断してよいほどでした。そこからトレードに動いて、カンファレンスファイナルまで行ってしまって、インシーズン・トーナメントで優勝して・・・立派な結果だよな。
内容はどうしようもないが、結果は十分に出した
ハムについてはコレ。批判されるHCって「結果」だけで批判されることが多いけど、結果に関して言えばハムを批判するのはお門違い。誰がHCであってもナゲッツには勝てなかったし、優勝は出来なかったと思う。ただ6位以内に入れた気はする。それくらいだと思う。
一方でもう1つ批判として挙げられるのは、前述のとおり選手起用のまずさです。でも、戦術の乏しさに起因する要素の方が遥かに大きく、誰を起用したところで大した改善はしていなかった。もちろん、オフェンス力のあるメンバーを並べれば点は取れるし、ディフェンス力のあるメンバーを並べれば失点は減らせるわけで、そのかじ取りが適切だったかといえば怪しいけどね。
ハムの問題は戦術の乏しさ
ビンセント、レディッシュ、プリンス、ヘイズ、ウッド、クリスティとベンチにはインテリジェンスが足りておらず、戦術の乏しさを解消するイマジネーションもありませんでした。ただ、一芸はあるので個人技アタックの組み合わせをしたかったのであれば、もう少しやりようがありましたが、どれをとってもレブロンアタックと差があるので、収束するのはレブロンだったのも間違いありません。
ハムの解任に当たって出てきた話は、ディアンジェロ、リーブス、レブロン、八村(バンダービルド)、ADのスターターを継続し、そこにハムも欲しかった補強選手を組み合わせるということでしたが、その約束を守らずにプリンスやビンセントを好んでいたことでした。この話は本当にわけがわからないのですが、少なくともハムは
ディフェンスを重視した選手起用を好む
そのため優勝したインシーズン・トーナメントではレブロンとADに次ぐプレータイムはプリンスに与えられており、ディアンジェロとリーブスは27分程度でした。ファイナルのペイサーズ戦もレディッシュ・クリスティ・レディッシュが起用されており、八村は9分のプレーに留まっています。
それはそれで成功していたはずなのに、見えないプレッシャーに負けたかのようにオフェンシブな起用になっていったのは不思議な現象でした。内部崩壊しており、レブロンとの信頼関係を築けず、そしてレブロンの好みに合わせていったなんていう話もありますが、レブロン&ADで勝つにはディフェンス重視ってのは結果も出ている話なので、信念を貫くべきでした。解任が早まった可能性は高いけどね。
また、ハムのディフェンス戦略は「相手のエースを潰しに行く」でしたが、ハリバートンを困らせたように一定の成果を出しています。ただし「ADのカバーへと追い込む」のが重要なため、センターが起点役の相手には極めて苦しく、バランスアタックできるチームには通じにくいものもありました。
そしてバンダービルドのケガはハムがやりたいことを出来なくもしました。他にチェイスタイプのディフェンダーがいないんだもん。ストロングスタイルの戦術にも関わらず、大事な役割の代役を用意していない点も不可解なロスターでした。
ハムがやりたいことに見合ったロスターではなかった
バンダービルドに代役になるチェイスディフェンダーくらい用意しとけよな。あとAD休ませるときのリムプロテクターと、ADの横におけるPFもね・・・とはいえ見合ったロスターになっていても、上手く使えた気はしない。
優勝した後ヴォーゲル好みのチーム構成から年々遠ざかっていったのを振り返るとフロントが一番問題だと思います。
記事中で仰っているようにレブロン&ADで優勝する為の最適解はわかっているはずなのに年々チーム内での二人の負担が大きくなっていってるのをどう見ているのか。
ADが相当頑張った珍しいシーズンだっただけに、逆に周囲がサボったようにもみえるんですよね。
強いのかっていえばレブロン&ADは強いんだけど・・・みたいな
LALの脇役陣に対して、
レブロンから何か仕事を減らすくらいはして欲しいと思いました。
全盛期ボッシュやウェイドすら一歩引いた仕事を懸命にやっていました。
せめてリバウンドなり、ディナイやディフレクションなりもう少し気を効かせて常に全力でやって欲しいと。
チャルマーズみたく時にはレブロンに食ってかかるくらいメンタルが欲しいと、今年のLALのロールプレイヤー達を見てて思いました。
MINやDEN、DALの試合を見ると尚更です。
コーナーでパス待っているだけってのがね。それ以外に仕事を定義できていないHCの問題でもありますが、定義したらできたのかっていうと・・・
レブロン帝国すぎますね。
そりゃあレブロンとADがいればある程度は強いですよね、、、
それでも、西の3強と比べたら劣るわけで(サンダーは相性云々ありますが)、順当な敗退だとは思いますが、それにしてもナゲッツに粉砕された去年があるのに、ナゲッツに勝つためにどうしたらいいかを考えてないようなシーズンでした。チャレンジャーの精神が不足している風にも見えた中で、クリスティなんかは明らかに能力は不足してる中で自分が何ができるかを必死に体現していて見てて面白かったのに試合に出てもこなくなって、、、