エバン・モブリー進化論

◎モブリーの進化

キャブスは試合終盤まで全員で走り切る若さゆえのトランジションと、ハンドラーエースながらTS60%を超えたドノバン・ミッチェルの決定力により、厳しそうなオフェンス戦術ながら高いレーティングを記録しました。

しかし、そのオフェンスはプレーオフでは全く通用せず、エースの個人技アタックに終始していしまいました。ここにモブリーをポイントセンターとして活用して、オフボールの展開が増えると非常に面白いですが、それは自然発生ではできないのでどうだろうね。

チームとしてモブリーをどう活用していくのか

すでにプレーメイクの部分でポテンシャルを示しており、戦術変更してでもやる価値はありますが、ガーランド&ミッチェルが小さいガードなので、カットプレーからインサイドフィニッシュが簡単ではなく、アウトサイドのないアレンでは流動的なオフボールという形にはなりません。ハンドラーオフェンスからオフボールで流動的にポジションチェンジする形を取り入れる気があるのかどうか。

個人としてシュート力と1on1を改善できるのかどうか

他方で素晴らしいディフェンスとチームプレイヤーであることを除けば、モブリーの個人能力は課題が残っています。これだけ個人レベルでの課題がありながら、チームの中核を担えているのはすごいことですが、そろそろシュート力くらいは明確な改善をしたいところでもあります。管理人的には珍しく「3Pを改善させろ」と言いたくなる選手だ。

個人として足りないところがあり、チームとして生かせているとも言えない。
しかし、モブリーはチームに欠かせない選手である

そんな選手ってなかなかいないよね。モブリーがどのような方向で進化をしていくのか、モブリーが変わればチームも劇的に変わるので、極めて興味深い選手です。

エバン・モブリー進化論” への1件のフィードバック

  1. ドラフト時にはバスト評価も多かった選手でしたね。
    偶発的なところもあるんでしょうがキャブズの「センターとして厳しいんだったらセンターとして起用しなければ良いじゃん?」みたいな起用方を最初に見た時は笑ってしまったしちゃんとそれに対応できるモブリーも面白いなと。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA