◎至高のMVP
修正といえば、ゲーム4でポロポロとシュートを落としていたヨキッチは急に正確に決めまくりました。それはヒートが3P対応を強めた結果、ヨキッチがペイント内勝負が増えたことでもあります。
〇ヨキッチ
28点
FG12/16
16リバウンド
4アシスト
アシストが少なかったのはチームメイトが外したからってのもありますが、それだけでなくヒートがパスの遮断を狙い、ヨキッチには比較的1on1を許しました。どうしてもナゲッツ対応はここに戻ってくるんだよね。
周囲を止めろ ⇒ ヨキッチ個人技
ヨキッチを止めろ ⇒ 周囲の得点増
ヨキッチがイマイチ ⇒ マレーアタック
大体、こんな感じだけど、ヒートは最後のところを許さなかったのは他のチームが出来ない特徴でもありました。ただ、まぁいずれにしても
相手の出方によってメイン業務を変更してしまいながら、どんな業務でも至高なヨキッチ
ヒートの良さが次々に違う手を繰り出して、前の試合の修正を施せることであれば、ナゲッツの良さは相手の出方によって簡単に違う手段で対応してしまうことでした。シリーズを通して後半になるとナゲッツがアドバンテージを奪っていましたが、それは
前半はヒートの修正が効いている
後半はナゲッツがアジャストして上回る
こんな関係性が続いたからともいえます。この試合も前半はファールトラブルもあって低調だったナゲッツが、7点ビハインドでしたが、3Qに取り返しました。3Qに関しては3Pもワイドオープンが増えたのですが、その割には確率が上がらなかっただけで、ちゃんと決まっていれば、ここで試合が決まったかもしれません。
〇プレーオフのヨキッチ
得点 600(1位)
アシスト 190(1位)
リバウンド 269(1位)
なんと全部ヨキッチがNO.1でした。ファイナルまで行ったので試合数が多かった・・・と思われがちですが、ヒートが23試合、ナゲッツは20試合。そしてセルツも20試合でした。
〇プレーオフのマレー
得点 522(4位)
アシスト 142(2位)
リバウンド 113
そしてマレーはアシストが2位で得点はテイタムより21点少ない4位でした。ブラウンよりも点を取っていたマレー。多くのチームがボールシェアに悩む中で、アシストも1位と2位がヨキッチ&マレーなのだから、ナゲッツだけは何も困らなかったのでした。
誰でも止められそうな身体能力なのに、誰も止められないどころか、誰とでも仲良くしてしまう至高の存在。バスケットボールの歴史の中で並ぶものはいないほど偉大な選手。それがヨキッチでした。
1on1が強いとか、超絶ハンドリングとか、驚くようなリムプロテクト力とか、止められないファールドローとか、ミスの少ないゲームメイクとか、岩のようなスクリーンとか、リバウンドマシーンとか、リングを壊すパワーとか、魔法のようなパスとかさ
いろんなシグニチャーがあるけれど、ヨキッチの『インテリジェンス』というシグニチャーには叶わないし、そのインテリジェンスをコートに表現するためのスキルの高さと豊富さは誰にも真似できないというか、誰もが到達できないとすら思える『至高の極致』にいるんだよ。
お疲れ様です。
ナゲッツ優勝おめでとう!滅茶苦茶強かった!
ヨキッチ個人でもレベルが違ったのに、チームへの波及させ方が桁違いすぎて惚れ惚れしてました。
過去のプレーオフと比べても最も圧倒的なチームだったのではないかと思ってます。
個人的にはナゲッツオフェンスが行き詰まり、ヨキッチが1on1連打するしかない世界線(連打しても優勝しそうですが)が見たかったですが、ほとんど訪れませんでしたね!
怪我しにくそうなプレースタイルなのもあり、至高ヨキッチを長く見れそうで楽しみです。
いい記事いつもありがとうございます。華がないGame5がある意味ナゲッツとヒートらしい気がしました。違いはあれど、2014年のスパーズや、2004年のピストンズのようにチームカラーがよく出たナゲッツはいいチームだなと感じました。来シーズンはウェンバンヤマのリーグ入り、復帰するチャットホムグレンとポクがいるサンダー、ボルボルのいるマジックなど、スキルフルな7フッターのプレーヤーがリーグを面白くしてくれると思っています。引き続きブログのアップ楽しみにしてます。