◎クリスチャン・ブラウン
いかにしてゲームクローズするかがナゲッツのポイントですが、同時にダンカンをどうにかしなければいけない時間帯になります。今日もバトラーを休ませているヒート。これまでのプレーオフとは全く違う状況なのが面白い。何故かファイナルになったらエースを休ませてOKになった。
そしてバトラーを休ませてベンチメンバーになると動きがよくなるヒートってのも同じだ。なお、ファイナルは中2日なので、別にバトラーもお疲れではなく、ヒート全体のインテンシティはゲーム1とは別物です。
大きくスペーシングしてパッシング。ペイント内でアデバヨが空く。ハイプレスでマレーを追い込んでスティール速攻。二桁リードしているのはナゲッツですが、ホームってこともあり、なんだかヒートのムードになっています。余裕を持って戦えているビハインドのチーム。
しかし、ハイプレスはナゲッツの両コーナーを呼び起こしてしまいました。ここにきて素晴らしいカットプレーで攻略していくクリスチャン・ブラウン(ルーキー)。マジか。ルーキーらしさのかけらもないプレーで、カットプレーを連打していくと、トランジションでは強引に突っ込んでレイアップ。
開始3分半でナゲッツは20点差に広げることに成功しました。ほぼクリスチャンだったな。ってことで、ベンチメンバーの活躍が大事というゲーム2に続くゲーム3でした。
〇クリスチャン・ブラウン
15点
FG7/8
試合を決めるプレーはしていませんが、試合を終わらせるプレーをしました。マレー&ヨキッチすぎたナゲッツにおいて、最後にルーキーが大きな助けになったぞ。なんせMPJ2点、KCP6点だからな。
〇ヨキッチ
32点
21リバウンド
10アシスト
〇マレー
34点
10リバウンド
10アシスト
うーん、どうなんでしょうね。2人が凄かったといえばすごかった。でも、その分周囲がダメだった。周囲がダメなのか、2人がやりすぎなのか。ヨキッチ大先生はすべてが大正解なので無視して、マレーがやりすぎだったのは否めない。
しかし、ハイプレスになったことで、むしろマレーは得点よりもアシストが目立ち・・・でも、その前にマレーが止められないからこそのハイプレスでもあり・・・
結局のところ、強いっていうのはこういうことなんだろうね。ヒートディフェンスは効いていたと思うけど、効いているからこそ2人がトリプルダブルという結果になった。マジでMPJはヨキッチに高級車の5台くらいプレゼントしろよ。MPJのサラリーの半分はヨキッチに払うべきサラリーだな。
〇バトラー
28点
4アシスト
〇アデバヨ
22点
17リバウンド
ヒートにしては珍しいんだけど、エースの差がそのまま両チームの差になったゲーム3でもありました。ヒートの方がロールプレイヤーが助けてくれないと勝てないってのは間違いなく、ちょいと苦しいぜ。
そんなわけでニャンとも言えないファイナル。それは良い意味で両チームが繰り出してくる複数の戦略が試合を面白くしつつも、ある種の戦術的なやりとりだけでは試合の流れが変わらないというジレンマでもあります。「●●をとめること」なんていう図式では成立しないので、総合力であり、総合力って記事にしにくいじゃん。
そして大事なことはハードワークっていうね。ヨキッチもアデバヨもリバウンドでの貢献が高すぎる。なかなか難しい試合だし、面白いには面白いけれども、マジで書きにくい。