◎マレーくらいは
ヤル気を出しに行くマレーのアタックから始まったナゲッツですが、結局は元に戻っていきます。ヨキッチにダブルチームに来ないヒートなので「ヨキッチにやらせろ」なので仕方がないといえば仕方がないですが、オフボールカットの意識は高くてもスペーシング３Ｐが足りていない感じのオフェンスになってしまいます。
気持ちが前に行こうとしすぎなナゲッツ。遂にはヨキッチへのダブルチームが成立してしまい、ヒートがカウンターからのケイレブでリードを奪います。ヒートとしてはヨキッチにやらせ、やりすぎたところで奪い取れたわけで、罠にはめれたわけですが、それが起こるのは３Ｐ不足っていうナゲッツ事情でもあります。
そんなわけで結構ピンチなナゲッツでしたが、そんな時はマレーが難しくても３Ｐを決めればいいってばかりにハンドオフ３Ｐをアデバヨのチェックを受けながら決めきりました。決めきったし、ヒートもここまで追いかけられないってことだし。
また、試合序盤からバトラーがペイント内でポロポロ落とすのにも助けられます。このポロポロは割と定番であり、ファールドローを失敗させると起こる現象。ってことでナゲッツのディフェンスも成功している部分があるぞ。
そんなわけでヨキッチにやらせたいヒートと、バトラーにやらせたいナゲッツ。そんな構図にも見えます。ケイレブが連続得点でヒートがリードし、マレーの３Ｐでナゲッツが逆転するも、ストゥルースの３Ｐでヒートが再逆転の２Ｑ。
そこからもマレーのファールドロー、ケイレブのレイアップミスをアデバヨがプットバック。次第にわかりやすくバランスアタックが重要に・・・いや、マレー連打じゃん。
〇前半のマレー
２０点
ＦＧ８／１３
４アシスト
ちょっとヒートは対処を考えなければいけない状況になりました。といっても前半のナゲッツ５３点のうちマレーとヨキッチで３４点なので「せめてマレーだけでも止めれば」な空気です。みんなそれが出来なくて困るんだけど、たまに勝手に外しまくってくれるマレーちゃん。
ＭＰＪ２点、ゴードン４点、ＫＣＰ０点。前半のナゲッツはいまいちでした。トータルでいえばヒートディフェンスは機能しており、特にＭＰＪとＫＣＰの３Ｐがなかったことはディフェンスの成功です。ヨキッチは大して困っていないとはいっても、ナゲッツがこんなに困っているのを見るのは珍しい。
それってヨキッチは個人アタックとしては困っていないけど、ヨキッチの頭脳は封じられているってことだ。いや、ほんと。ヨキッチがヨキッチしている感がないもんね。ただ、オフェンスリバウンドへの奮闘でチームを救ってくれているのも間違いがなく、やっぱりヨキッチは困っていないけど、ナゲッツは困っているんだ。