今季も高い勝率を誇るウォーリアーズですが、本ブログでは負け試合のレポートが多いです。その理由はレポートする相手が強いから。
◯ウォーリアーズのチーム別成績
キャブス 2勝 +8.5
セルティックス 1勝1敗 ±0
ラプターズ 2勝 +3.5
ロケッツ 1勝2敗 +0.3
サンダー 2敗 △18.5
ウルブズ 2勝 +18.5
合計すると8勝5敗です。ウルブズ以外は勝った試合も接戦が多いです。
では昨季はどうだったかというとウォーリアーズに勝ち越したのはスパーズのみ。なんと一昨年はゼロ。3年前はこれまたスパーズのみ。つまりここ数年、ウォーリアーズが警戒すべきはスパーズのみでした。
ちなみにシーズンスイープしたのは4年前のスパーズとボブキャッツまで遡ります。
頑張ろうぜ!サンダー
同じ事をスパーズでも比べてみましょう。
キャブス 1勝 +12
セルティックス 1勝1敗 △2
ラプターズ 1勝1敗 +0.5
ロケッツ 2敗 △13
サンダー 1勝1敗 ±0
ウルブズ 1勝1敗 △2
5勝6敗となります。
今季の内容を考えればまぁそんなものかなという印象です。昨季負け越したのはクリッパーズのみ。一昨年はウォーリアーズのみ。そして今季は9チームに負け越し中。
前回の対戦は20点差でウォーリアーズが勝っています。
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最近のウォーリアーズは高さ負けしています。ゴベールやアダムス。マブスのパウエルにもゴール下を荒らされました。バイアウト市場で補強の噂もあります。ボーガットが帰ってくるのか?
オルドリッジとガソルがいるスパーズですが、ベンチにビッグマンは足りません。そしてガソルではなくバータンズがスターター。ならばシューターのバータンズがドレモンド・グリーンを引き出す必要があります。
オルドリッジvsパチュリアのシーンを多く作るのがスパーズの目標です。
オールスター前の週末にラインナップされているのは好ゲームを期待されてのものですが、最近の調子をみているとどちらも厳しいよ。
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◉狙い通りのオルドリッジと若手の努力
オルドリッジがデュラント相手に決める立ち上がりです。避けたいマッチアップのはずなのに。続けてパチュリア相手に決めます。でも、その狙いの流れからミルズがパチュリアとのスピードのミスマッチでは抜き切ったレイアップを外します。
ドレモンド・グリーンとカリーがトラベリングする間に、1人で6点とりドレモンド・グリーンをブロックもしたオルドリッジにより8-0のスタートです。
しかし、ディフェンスの収縮が早くなり、オルドリッジがシュートを打てずにパスアウトすると、そこからのプレーを決められないスパーズ。カムバック!レナード!
それでもアウトサイドが決まらないので、タイムアウトからカットプレーでの合わせを増やしたポポビッチの作戦により流れを切らない事には成功します。
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ダニー・グリーンがカリーに激しくプレッシャーをかけアウトサイドを守っていくスパーズに対し、デュラントへのアリウープ、パチュリアへの合わせで得点していくウォーリアーズ。何度も中で合わせておいてカリーの3Pに繋げます。
しかし、再びインサイドで空いたドレモンド・グリーンのゴール下にパスが通りますがオルドリッジが後ろからブロックし、その流れからバータンズの3P&ワンでリードを10点に広げます。
ドレモンドとパチュリアを下げてイグダラとルーニーを入れると、マッチアップが代わり早速ヘルプ担当になったデュラントがブロックします。ルーニーのスティールも出て、何よりも展開を早くします。それがカリーの3Pへ繋がります。
素晴らしいエクストラパスを回しても、とにかく3Pが決まらないスパーズですがオフェンスリバウンドを確保します。何本も取るのですがウォーリアーズが悪いわけではなく、落ちる位置に恵まれると共にスパーズの若手達の頑張りが目立ちます。
そしてジノビリが連続で3Pをヒットする事になり若手の努力が報われます。
◯リバウンド
ウォーリアーズのディフェンス 4
スパーズのオフェンス 4
オフェンスリバウンドは半分をキープした事になるスパーズ。攻守で有利になったスパーズが37-27と10点リードで1Qが終わります。
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◉らしいイグダラ
シュートが決まらなくなり始めるスパーズ。ガマンのディフェンスになります。ダニー・グリーンが3つのスティールを生み出しますが、しかしシュートを決められません。
ウォーリアーズのセカンドユニットは不安要素だらけ。それはイグダラの衰えが指摘されていますが、スパーズ相手になって自分を取り戻したのか、ここ最近観ないパフォーマンスをします。
合わせでダンク、引きつけてアシスト、視えない角度からスクリーンでトンプソンをフリーにします。久しぶりにチームを軌道に乗せるイグダラの地味な活躍でウォーリアーズが2点差まで追いつきます。
流れが良くなるウォーリアーズ。ウエストが次々にシュートを沈めていきます。スパーズもジノビリとオルドリッジを戻して得点出来るようになりますが、ミルズの3Pが流れを止め、残り6分で同点に。
問題の多かったウォーリアーズのセカンドユニットですが、スパーズ相手には問題なく通用しています。
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タイムアウトでウォーリアーズの選択はカリーのバックドアカット。謎のディフェンスだったため即スパーズがタイムアウト。ポポビッチはバックドアカットされるのが大嫌い。
そこからウォーリアーズはスモールラインナップで人とボールが動き出し、カリー中心に、そしてイグダラの地味な活躍も続いて得点していきます。ウォーリアーズらしいウォーリアーズ。
スパーズは苦しいのですが、ジノビリ、オルドリッジ、カイル・アンダーソンは全く問題なく決めていきます。
この時間はオルドリッジにグリーン、バータンズにデュラントになっているので、守りやすくなっているウォーリアーズ。問題はオルドリッジの高さなので周囲が詰めていくと空くのがカイル・アンダーソンでした。それをしっかりと沈める事で対抗できたスパーズ。
最後に試合開始からアウトサイドで空けられていたドレモンド・グリーンの3Pが決まってウォーリアーズが3点リードで前半が終わります。
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スパーズが52%、ウォーリアーズが58%とディフェンスの両者らしくないスタッツですが、スパーズが頑張った印象です。
◯FG
アンダーソン 6/6
オルドリッジ 6/8
ジノビリ 4/8
ほぼ3人でオフェンスを構築していたスパーズ。どうしてもジノビリに頼ってしまうベンチメンバーは苦しい。ケガ人が多すぎるスパーズ。
◯デイビッド・ウエスト
8点 FG4/4
一方でイグダラのスタッツ外の活躍がありベンチメンバーの中で得点担当ウエストが仕事をしたウォーリアーズ。
セカンドユニットで追いつくのはお家芸だったけど、何だか懐かしくなってしまいました。
カリーの活躍はあったけど、スターター勝負は互角に持ち込めているけど、層の厚さ不足のスパーズです。
◯パティ・ミルズ
3P 0/3
1本でも決まっていればスパーズがリードしていたはずです。まぁウォーリアーズはトンプソンが消されていますが。
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◉苦しいスパーズと楽なウォーリアーズ
初めてミルズが3Pを決めればエクストラパスの連続でイージーシュートを作るスパーズ。前半同様にカイル・アンダーソンがリバウンドを拾ってオフェンスをキープしていきます。
しかし前半は働く必要のなかったデュラントが簡単にミドルを決めて、更にパチュリアへの見事なアシストを通すなどウォーリアーズの方がやや優勢は変わりません。
更に前半は働けなかったトンプソンが速攻からダンク、そしてやっと3Pを決めてウォーリアーズの7点リードになります。
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またもシュートが決まらなくなってくるスパーズ。再びジノビリの登場を待つ事になります。
ウォーリアーズはトンプソンがもう1つ決めて、インサイドの合わせも機能していきます。すっかりウォーリアーズペースになっていくのですが、時折スキをついたアーリーオフェンスを決めていき、リバウンドを拾うので内容ほどの得点差にはさせないスパーズ
それでも徐々に引き離していくウォーリアーズ。ここ最近は酷いプレーしかしていなかったマギーが出てくるとその高さに苦労するスパーズ。
最近のベンチメンバーの出来には疑問符しかないけど、今日はしっかり活躍しているウォーリアーズ。何だか信じられないのですが、残り2分からラッシュしたウォーリアーズが16点差をつけて3Qが終わります。
3Qで差をつけるのは得意技のウォーリアーズですが、そこで走らせないからスパーズだったのに、あっさりと走られたのは気になります。
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◉トンプソンが止まらない
トンプソンが止まらなくなります。簡単なスクリーンから僅かな空間でシュートを決めていくトンプソン。このスクリーンが貰えてなかった気がするので、グリーンとイグダラのスクリーンアシストも何なのだろうか。
追いつくにはディフェンスを何とかしないといけないのですが、シンプルなパスで簡単に打たれるようになるスパーズ。
トンプソンの活躍と自由にパスを回してあるウォーリアーズに、何もプレッシャーをかけられないスパーズなので、早々に若手達にして一発大逆転を狙うだけになり、実質は諦める事になりました。
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そんな時間になって出てきたのはニック・ヤング。それはつまり相手がスパーズの本気モードだとローテーションを外れているという事なのか。
スターター+イグダラ、リビングストン、ウエスト、マコー。あとはパチュリアの交代要員としてのルーニーとマギーで試合をしたといえるウォーリアーズ。
それは昨季のメンバーに戻ったという事です。いろんなテストをしてきたけれど、その結論は不合格という事なのでしょうか?
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◯クレイ・トンプソン
25点 FG10/14
前半は6点のトンプソンが後半に爆発しました。さて、その理由をトンプソンの好不調の無視するとディフェンスが追いかけ回せなくなった事です。他の選手へのプレッシャーも含めて緩くなったスパーズのディフェンス。ケガ人が多すぎてローテーションが回らなくなっています。
◯後半のFG
ウォーリアーズ 58%
スパーズ 40%
とにかく失速が酷かったスパーズ。4Qに逆転するために走ろうとしたカイル・アンダーソンに誰もついてこなかったシーンは象徴的でした。
◯プレータイム中の得失点差
オルドリッジ △1
アンダーソン +2
つまりこの2人の時間には互角にまで持ち込めていたという事。だからやっぱりクワイ・レナードとルディ・ゲイが恋しくなるわけです。
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昨季までのイメージにあるウォーリアーズでした。デュラントは活躍していませんが、活躍する必要もなかったと言えるので問題ではないでしょう。
しかし、ここ最近のウォーリアーズを観ているならば突然の復調に理解が追いつきません。それはカリー、トンプソン、デュラント以外の選手の出来です。
何故、突然活躍しているのか?
ロケッツやサンダーにはディフェンスで苦しめられていたので、スパーズ側に問題があったとしか考えようのない雰囲気です。とはいえ、リビングストンとイグダラが積極的だったのは良い傾向で、プレータイム与えれば向上していきそうです。
ウォーリアーズは強かった。だけど、強さの真価を測るのは難しい試合だったといえます。スパーズは人数不足です。
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両チーム共に見事なパッシングをみせてオフェンスを構築し、そして勝率を残しています。それが相手が強くなると見え方が大きく変化してくる気がしました。
安定して試合に勝つ、弱い相手に確実に勝つ、パッシングとチームオフェンスはそんな視点で特に効果的なのかなと考える試合になりました。
BIG3時代のスパーズのファンだった者からすると、いまだにオルドリッジがスパーズにいるのに違和感があるのですが、やっぱり今や戦術上欠かせない選手なんですかねぇ
オルドリッジってそんなに違和感を感じますか?
戦術として必要かというと微妙ですがシステムのなかで立派にエースしてますからね。ジノビリとオルドリッジが揃えばしっかりしていたので、ビッグ3時代の流れは残っていると思います。
お疲れ様です。今日はスパーズ流石に負けるだろうと思ってましたが、個人的には善戦したんじゃないかと思ってます。
スパーズのOFは結局のところ怪我人多すぎ、そしてアウトサイドシュートの不調とどうすることも出来ないシンプルな敗因でした。今季はずっとそれです。言い訳しようがない。
問題なのはDFですよね。ウエストとイグダラには咋シーズンから毎回やられています。スパーズ戦だけ復活しやがってズルい!笑
しかし、ポポビッチはどう思っているのか?怪我から復帰したレナード、ゲイをPFで起用するつもりなのかな…?バイアウト市場からだれか取るのか?そこら辺を今後、注目していこうと思います。
仰る通りで単にケガ人の影響で次第にトーンダウンしただけに見えました。ポポビッチが昨年の懐かしいからゲイしか補強出来なかったのはどんな理由なのか気になりますね。バイアウト市場の選手では解決にならない気がします。欲しいのはエースなので。
今季はレナードのケガで苦しいですが、戻ってくれば全く違うので評価もし難いスパーズです。
スパーズファンですがなんというか、走力負けしたな、と印象があります。
速攻ではそう崩されてはいないものの、1Qは頑張って拾えていた球がだんだんとれなくなって、後半はカッティングについていけてない。
まあ走力で勝てないからそもそもハーフコートやってるんですけども、ハーフコートのチームなのにミドルが入らない入らない。
ミルズフォーブスダニグリのラインナップとか攻守ともに絶望的なのでほんとやめてほしい
ポジ要素はルーキーのホワイト君が普通に通用してたことぐらいでしょうか
走り負けてましたね。それも後半のベンチメンバーが。スターターが疲れたならば分かるのですが、苦しい時間でした。
ホワイトは良かったですが、ミルズは何なのでしょうか。試合を観るたびにあんな感じなのですが、スタッツみると3P40%近いですね。
ダニー・グリーンは未だに守れるのだなと感心しましたが、確かにオフェンスは悪かったです。そもそもボール回ってこないですし迫力不足でした。
ホワイトは良かったですがスターターには厳しいし。良い若手は出てきていますが、カイル・アンダーソンくらい働く選手はあまり出てきませんね。
昨季はシモンズが現れたのに。
レポートお疲れ様です。
今日のウォリアーズ対スパーズ観てスパーズは戦力が戦術に追いついてないかんじですかね。
管理人さんが常々おっしゃってる通りよくこのメンバーでこの勝利数かと。
ウォリアーズは相変わらずオフェンスリバウンドよく取られますがブロックがリーグ1位でディフェンスのローテーションは優れてるんですけどそのぶんインサイドに人がいなくなるのが原因ですかね?
あとウォリアーズファンからするとグリーンのわけわからないミドルとクソみたいなターンオーバーは勘弁してほしいです。
ディフェンスもヘルプディフェンスはいいかもしれませんがマンディフェンスは最近そんなにって気もします。
スパーズは単に選手の質も数も足りていないのを、上手く補って戦っているので、良くやっているといか言いようがないです。
ウォーリアーズはブロック含めてシュートを落とさせる巧さがありますが、リバウンドが弱くなるのは致し方ないと思います。それでも昨季よりもディフェンスリバウンドは改善しています。
グリーンの件は同感でかなり批判しています。この試合でもグリーンが打つ必要性なんて何もないと思って観ていました。それで負ける試合も多いのにスティーブ・カーは何故許しているのか疑問です。
ジョーダン・ベルの方が良く映るのは余計なことをしないからなんですよね。
管理人さんがおっしゃる通りグリーンの肩の怪我でベルが出場してた時はベルがあいたらゴール下で点取るかパスの中継地点として機能していましたよね。
相手チームもウォリアーズ対策でグリーンはあけてシュート打たせるかグリーンのパスをカットするかって結構浸透してきていると思います。
今日もグリーンが2連続で3ポイント外した時も隣に3ポイント確率ナンバー1のトンプソンがいるだろうにって思いました。
スティーブ・カーはレギュラーシーズンはある程度選手に好き勝手やらせて自分たちで反省点見つけ出させてプレーオフまでに盤石に調整するかんじなんじゃないですかね。
レギュラーシーズン怪我に気をつけて流しながらやっても60勝近く勝てる戦力ありますし。
デュラントなんて明らかに怪我に気をつけてペネトレイトよりミドルのジャンプショット主体ですもんね。
グリーンはプレーオフでもやらかしますよ。ところが昨季は3Pが絶好調でした。それが難しい。
デュラントとトンプソンのドライブ減少は気になる部分で、デュラントはまぁ接戦で出番がこないならば流してやっているだろうなという感じですが、トンプソンはシステム的な理由もありそうです。
スパーズ相手に決めまくったこの試合は途中からやり易そうにしてましたし。