さようならマクミラン、こんにちはスナイダー

結局のところ、マクミランが何をしたかったのかが見えてこず、シーズンが進むほどにチームはバラバラになっていきました。それでも5割勝ててしまうのも悪いところで、戦力が揃ってきたからこそ、それなりに勝てるし、勝ち続けるのに必要な要素が見えてきませんでした。

マクミランは改善点を見つけられなかった

実はこれがマクミランが苦しんだ要素だった気もします。補強は上手くいったし、やりたいことは出来そうな感じになってきた。だから、何が悪いのか原因究明が出来ておらず、チームをディベロップメントさせることが出来なかった。

それが巡り巡ってヤングの性格面へと問題が寄せられてしまった。

思い返せば2年前はロイド・ピアースから引き継ぎ、タイプの違うHCであるマクミランからすると「直すべきところだらけ」でした。当時、なんだかんだと改善を受け入れていた若きホークスなので、今更ヤングの性格面を責めても、ちょっと違和感あるよね。

「ヤング&コリンズを使え」と思うけど、ホークスはリーグで最もスクリーンアシストが多いチームだし、ルーキーのAJグリフィンや2年目のジェイレン・ジョンソンも使い充実のウイングも試している。オコングの成長はイマイチだけど、走れるウイングセットでの戦いもしてみた。

マクミランからすると、いくつかのトライはしているのですが、トライで結果が出るほど甘くはないよね。ディティールを改善させなければいけないけど、選手個人の発想に任せがちなHCなので、選手が改善するのを待つしかなかった。でも、ヤングは生意気だ。そんな風に見えるぞ。

さようならマクミラン。本当の問題はヤングではなくて、マレーとの関係性にあった気がするよ。マレーへの信頼は高いけど、マレーの何を引き出したかったのかがわからなかったな。

そして戦術のないモチベーションHCであるマクミランから、美しき完成された戦術を用いるスナイダーへとバトンタッチするのは、2年前と同様に極端から極端へと走るようだ。

さようならマクミラン、こんにちはスナイダー” への2件のフィードバック

  1. 最高のニュースです。こんな期待感のあるヘッドコーチ就任は中々ないので興奮しました。
    個人的にはブーデンフォルツァーHC時代のような完璧なホークスを思い出してワクワクしています。それってプレーオフではケチョンケチョンにされそうですが。

  2. ゴベアという特級呪物から開放されたスナイダーが新しい戦術を開花させるのに期待
    あとはトレヤンがコンリーの半分でもコート上の指揮官として自覚を持てば……

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