ナゲッツについて進んでいないので、やはり先にある話題にしておくべきはトレードデッドラインの事。細かいトレードの感想は速報版の通りです。そこで触れなかったことをあれやこれや書いていきます。
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◉ピストンズの勝利
初めに大型で動いたピストンズですが、結局はあそこまで大きな動きをするチームはありませんでした。トレード直後は「疑問はあるけど悪くない」くらいの評価ですが、終わってみると各チームが出し渋っているので、早めにまとめ切った事は高く評価して良いはず。
終わってみればサラリーキャップの関係で難しかったので、まとまる案件を早期に決断したことで勝利です。そして実際に試合に勝利しているから賞賛です。
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◉キャブスのロスターを確認する
◯ガード
ジョージ・ヒル
ホセ・カルデロン
ジョーダン・クラークソン
ロドニー・フッド
JRスミス
カイル・コーバー
◯フォワード
レブロン・ジェームズ
ジェフ・グリーン
ラリー・ナンスjr
ケビン・ラブ
◯センター
トリスタン・トンプソン
他に若手が数人いますが、メインはこんな感じです。噂のデアンドレ・ジョーダンなどインサイドの補強はせずに、フライとナンスの交換くらいです。
パッと見て前よりは守れそうですが強くなった感じはしません。ただ、これはもう戦術レブロンへの回帰が前提なのだろうと思わせてくれます。
そうなるとここ最近の酷さはなくなるので現実路線としてはありなのでしょう。ちなみに最近の印象はトランジションを全くしないメンバーを揃えているのに早打ちするトーマスでした。さらにローズをコーナー3P担当にしたりハチャメチャでした。
それにしても気になったのは、スミス、ラブ、トンプソンには手をつけない事。ラブは出ていきたかったと思うのですが、他の選手で清算するとは!
フッドとクラークソン並べるとか恐怖なんですがレブロンがなんとかしてくれるはず!
結論としては『あのまま続けるよりは遥かにマシ』です。HC交代すれば良かったのをHCではなくロスター大改造したキャブス
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◉サラリー問題
動きが活発だったキャブスですが契約が重荷になっていて清算する出来たといえるのはヒルよりも安かったシャンパートのみ。スミスもトンプソンも残ったのはそんな理由でしょう。
トーマス、クラウダー、ローズ、ウェイドはコスパ最高レベルのタレントです。だから何とか放出出来ました。
これは全てのチームに言える事で
・書いたいけどサラリーキャップが限界
・売りたいけどサラリーが高すぎる
これでトレードが賑わいを見せなかった形です。2年前のサラリー高騰が大きく響いているとのこと。
これが大きな問題になっているのがMLBです。ダルビッシュ筆頭に契約がまとまらない事態に、代理人とリーグでお互いを非難し合っています。NBAもこの夏のFA市場は一部のトッププレーヤーを除いて全く決まらなくなる可能性があります。
昨季もナーレンズ・ノエルが人気になるかと思いきや、オファーが集まりませんでした。
夏にキャップスペースがあるチームは大きなアドバンテージがある事を改めて示す事に。
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◉鈍かったサラリーダンプ組
積極的にトレードに絡んだのはブルズ。大きな対価を得たわけではないですが、サラリーダンプの役割を果たしました。
しかし、同じ役割が期待されたマジックとホークスは普通のトレードをしただけに留まりました。これは高額サラリーの選手を整理したいチームが、代償に差し出す1巡目指名権を出し渋った事も関係します。ルーキースケールで契約できる指名権なのでそれも失いたくない。
そんなわけで無事サラリーダンプ出来たペリカンズとブレイザーズも勝ったようなものです。ブレイザーズはネイピアーが残ったのだから最大限活用して欲しい。
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◉レイカーズのFA
キャップスペースを生み出したのがレイカーズ。これで問題はルオル・デンのみ。戦力としてデンを買いたいチームはあったでしょうがサラリー的には全く要らない。
レブロンやポール・ジョージがターゲットではありますが「来年でも良いのだ」と宣言したのは代理人への牽制かと。この2人ならマックス契約提示でしょうが、他の選手には安い提示で契約するかもしれません。
そういえばジュリアス・ランドルは残留か。このひと月くらい大活躍していた、というかさせていたわけですが、これからシーズン終了までどうするのだろうか?そしてランドルに高額オファーは来ないと思います。
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◉トーマス&クラウダー
オールNBAチームに選ばれておきながら、翌年にここまで不遇の選手ってレアじゃないだろうか。
アーヴィングの対価としては十分だったはずの2人は何の価値も示せないまま移籍へ。コンビで観たかった2人ですが別れると魅力も減ります。主にトーマスが。トーマスの使い方を間違えなければ走るチームとして機能しそうなレイカーズなのですが、最近は走らないチームに変貌してるしな。
プレーは非常に参考になると思いますが、イングラムとクズマからボールを奪う選手はランドルだけでお腹いっぱい、そんな感想です。
トーマスは今季で契約が切れるので好きなチームへ行けます。でもサラリーは全く期待できません。そうなれば優勝出来そうなチームが有利かな。セルティックス、ロケッツ、サンダー。どれもベンチの役割を受け入れるかどうか。
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◉ダニー・エインジは勝ったのか?
アーヴィング獲得に多くの対価を払ったエインジ。首位にいるので「アーヴィングが活躍したから成功」というよりは、テイタムをはじめとして未知の戦力が活躍したからの成績だと捉えています。今考えてもやっぱりサービスし過ぎたと思うトレードでした。
『キャブスを強くしたセルティックスは本気で今季の優勝を目指す気持ちが足りない』
それが夏のトレードの感想です。将来をみたら評価出来ましたが、今季は難しいだろうな。それがシーズン前のセルティックス、いやエインジへの評価です。
しかし、結局はキャブスは獲得した2人を何1つ活用できませんでした。結論がチーム崩壊だとするとエインジの大勝利です。
狙って爆弾投下し勝利したのか?
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◉売れなかったベテランズ
プレーオフ用の補強が殆どなかったデッドラインになりました。
◯ホークス
ベイズモア
デッドモン
ベリネリ
イリャソバ
後ろ2人は2巡目指名権との交換で売れると思いましたが意外にも全く動かず。バイアウト市場に出てくる可能性はあります。
◯マジック
フォーニエ
ゴードン
ヘゾニャ
ペイトンしか売れないとはね。キャップの厳しさを象徴するようなマジック。まぁ短期補強には向かない面々ではあります。
◯グリズリーズ
タイリーク・エバンス
こちらは確実にオファーが複数舞いこんでいたのに残留を選択したグリズリーズ。1巡目指名権が欲しいのは理解出来ますが、オファーがなければ最も良い条件を選べば良かっただけ。未来の2巡目をゲットしておけば将来の交換材料になったのに。
何しているのか意味不明なグリズリーズ
◯ウィザーズ
マーティン・ゴータット
売れなかったというかセンターの補強に失敗したウィザーズ。でもウーブレイ残して良かった思うし。オフにサラリー問題を抱えて戦々恐々としていそうなフロント。
もう振り切って頑張るしかない。
◯ホーネッツ
ケンバ・ウォーカーほか
ケンバを売るなんて信じられませんが、現実にやりそうだったホーネッツ。エルナンゴメスを手に入れたのだから悪くはない。でも何も解決はしていない。プレータイムをどう配分するのか?
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◉デアンドレ・ジョーダンは売れない
こちらも人気がありながら売れなかったジョーダン。でも多分売れなかったのではなく、クリッパーズが買いたい選手がいなかった。
キャブスが1巡目指名権を出し渋ったという点ですが、そもそも高額サラリーのトリスタン・トンプソン&シャンパートならば指名権付きで引き取るあげる案件です。それでジョーダンは出せない。
事前にバックスが手を引いたので検討すべきオファーは届かなかったと思います。
これでクリッパーズは現状維持ですが決して悪いロスターではありません。ルー・ウイリアムも相応しい契約を出来たし、フロントが交代したことでスマートになっているクリッパーズ
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◉動かなかったトップチーム
ロケッツ、ウォーリアーズ、ラプターズ、ウルブズ、サンダー、スパーズ、ウィザーズと優勝が目標のチームも動きませんでした。噂が流れたチームもありましたが、動く程の価値は全くなかったということ。
◯ウォーリアーズ、スパーズ、サンダー
ブラッドリーを狙う噂が各チームに。スパーズなんてグリーン+1巡目だったので本当ならクリッパーズは受けたはず。
どこもペリメーターディフェンダーは欲しいということ。でもレンタル契約なので対価を出すのはリスク。
あとはトニー・アレンをゲットするのがどこになるのか?
◯セルティックス
モンローを獲得したセルティックスですが、エバンスは得られず。そこにはスマート残留も絡んでいそうです。
素晴らしいPGだけど敢えて欲しくはない選手です。PG自体がリーグで飽和状態なのにFG%が低すぎるので、ブラッド・スティーブンスほど上手く扱えるHCがいるとも思えません。
今回はRFAの選手が動かないトレードにもなりました。ルーキー契約が終わるので高くなる前に放出は1つの流れですが、それすら求められない流れは問題が起きそうです。
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◉パワーバランスを考えてみる。
トレードの内容を受けてチーム力がどうなりそうかを予想しましょう。将来のためにやっている事もあるので弱くなるのが悪いわけではありません。
◯大きな変化でアップ
ピストンズ
ペリカンズ
キャブス
◯マイナーチェンジで戦力アップ
クリッパーズ
セルティックス
ナゲッツ
マブス
バックス
サンズ
◯マイナーチェンジで将来性アップ
ホーネッツ
ニックス
◯将来への負担軽減
レイカーズ
ブレイザーズ
ジャズ
ネッツ
◯将来のために戦力ダウン
ブルズ
キングス
マジック
グリズリーズ
まぁデッドラインの優勝はヒートということで。ミニマム契約でウェイドをとり戻したのだから紆余曲折の1年半だったけどハッピーな結末に。
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◉立ち上がるのが!Bリーグ!
ピストンズ、クリッパーズ、ペリカンズくらいが現実的な補強でした。そして順位争いを変化させそうなのはピストンズとキャブスくらい。
繰り返しですがキャブスは良くなると思います。理由は今が酷すぎたから悪くなりようがない。そしてレブロン頼みに戻すのだからトーマスを融合させるよりは時間もかからないはず。
地味に期待しているのはナゲッツのハリスとニックスのムディエイです。前者は本当に地味に嫌らしいプレーをします。後者はポルジンギスもいないニックスで自由に才能を発揮して欲しいから。ムディエイには勝負の3ヶ月になります。
ローズはジャズをクビになってウルブズが拾う可能性があるとか。それはケガが怖いからやめて欲しいです。
さぁ今こそ立ち上がれBリーグの勇者よ!!
半年契約の2億円でデリック・ローズにオファーせよ!!
十分に元をとれる可能性があるぞ!!
ローズは日本でしっかりとプレータイムを得てリハビリして来季に臨む選択肢も良いではないか。
クラウダーはジャズですね。
LALはITとフライです。
私はキャブス上手くやったなーと思いました。
ジョージヒルやるんじゃないでしょうかね?
確かにクラウダーまでレイカーズに行くような書き方になっていましたね。修正します。
速報版にも書きましたがキャブスのフロントは良くやったと思います。現時点を判断したら致し方ない。でも現場との折衝は出来てなさそうです。
ジョージ・ヒルはかなり失点を減らすと思います。なんせ今のキャブスは誰も戻らないですし。それを止めるだけでもかなり違うでしょうし、ヘルプでゴール下も潰します。
ヒルだけでディフェンスはかなり改善するはず。
ローズが何かの間違いでbリーグに来たら絶対見に行きますけど怪我かメンタルやられて1.2試合出てすぐ帰国しそうな気が、、、
明日はクリッパーズ対ピストンズの因縁試合ですね。
レポートあるなら楽しみにしています。
メンタルは怪しいですが6割で来られても誰も止められないから、そこは大丈夫じゃないですかね。
誰もローズにケガをさせるディフェンスはしないし、誰もがローズを尊敬するチームでプレーする事で幸福感を得られればNBAにも戻れる気がします。
明日はもちろんクリッパーズvsピストンズの予定です。
スパーズvsウォーリアーズ
セルティックスvsキャブスと続く予定です。
久しぶりにNBA見たら
キャブスが凄い事してました・
ハマれば面白くなりそうですね。
こういう状況だと割安なプレイヤーは争奪戦ですね。
ウィザーズはカットされたリードを取れたら良いけどやはりガードを欲しがりそうな気がしますが・・。
セルティックス戦の終盤だけ観ましたがゴータットも頑張っていましたね。ポーターもやる気あったし。でも完全にレフリーに負けた試合でした。
残されたのはウェイブされた選手だけですがリードよりも、ウィザーズはもっとフィニッシュする選手が欲しいです。でも献身的に走るのはチームにいないタイプなので試す価値はあるかもしれません。
ウォールが戻ってきてプレーオフを駆け抜けて欲しいです。あのキャブスには負けられない!
本日のキャブスの試合をみましたが、戦術レブロンになったことで、ここ最近の中ではかなりうまくいっているように見えました。コーバーとグリーンは、レブロンにフィットしますし、カルデロンもいいですね。ただ、新メンバーがどうレブロンにフィットするかは見えてこないですね。(ヒルは合うと思いますが)
コーバーやグリーンのプレータイムを減らすんでしょうかね?
トレードなくても最後はそこに回帰したと思いますが、分かりやすくしましたね。
ヒルとナンスは攻守にダーティーワークしてくれるので、カルデロンとトリスタン・トンプソンのプレータイムシェアするでしょう。
クラークソンとフッドはかなり自分でやると思います。そしてクラークソンはディフェンス怪しい。だからクラークソンはレブロン休憩時の起用かなと。
フッドの方はSFのスターターでしょうね。
クラウダーをフッド、ウェイドをクラークソンにしつつ、これまでよりはコーバーとグリーンを使うのではないでしょうか。