ゴベアのトレードを振り返ろう

◎未知を知る

ビッグラインナップの流行があった次のシーズンに誕生したスーパービッグマンデュオ。オフェンスのタウンズと、ディフェンスのゴベアという組み合わせも含めて、そこまで悪い印象はありません。

結局のところ、何かを捨てて、何かを手に入れるわけで、ウルブズは不安定な自分たちを捨てて、安定感を求めたような気がします。それ自体は評価してもいいよね。

ある意味で逆だったのがジャズで、安定しまくっていた反面で、不安定な要素が足りないからプレーオフで勝てないチームでした。融合させたら面白そうなのは事実だ。

ただし、この動きが出来たのはアンソニー・エドワーズの才能であり、サラリーの安さです。だから今回のトレードは

エドワーズの3年目と4年目で勝ちに行くためのトレード

この印象が非常に強いです。ゴベアを獲得しなくてもエドワーズの成長によってディフェンス力は向上したでしょうが、吞気なことを考えていたら優勝を逃してしまう。ディアンジェロとの契約延長は不透明になったけど、全てを求めていたらチャンスはやってこない。

大黒柱のタウンズでありながら、ファールの多さ、仕事量の多さ、メンタリティとチームが不安定なのもタウンズという選手の特性でした。そこを補うためにツービッグで仕事量を調整したし、離脱しても戦えるロスターにしました。

トレード収支で考えれば負けたと思いますが、これからの2年間で優勝すればお釣りがきます。優勝できなければ再建も難しい状況に追い込まれますが、その時はその時。タウンズをトレードしてエドワーズ中心に建て直せばいいんです。

未来への覚悟を背負った勝負のトレードだった

こんなことがいえるわけです。うーん、この言葉の対象が「ゴベアの獲得」では、ちょっと重たすぎる気はしますが、ドラフトでもウォーカー・ケスラーを指名していたように、補強ポイントをビッグマンと定めていたのでしょう。

幸いにもタウンズもゴベアもハードワークするし、献身的に走ってくれるセンターです。上手く融合させることが出来るのか。負け癖がついていたチームがプレーオフに進んだシーズンの次は、勝負を賭けた2年間が始まるのでした。

ゴベアのトレードを振り返ろう” への2件のフィードバック

  1. タウンズを使った攻め幅は広がりそうなんですよね。ゴベアと4/5のP&Rしたり、オフスクリーンしたり。そうすればゴベアのところでミスマッチが出来るし、センターが広くコート内を動けばゴール下も空くし。

    まぁ、やっちまったもんは仕方ないとして、ADとカズンズで本当にやりたかったことが観れるとすれば、ある程度、納得できるというか。

    1. 単純にゴベアが加わった事は割とポジティブなんですよね。
      タウンズの故障が減るだけでも価値がありそう。

      対価が大きいのと、ゴベアのサラリーが高すぎるというジャズと同じ課題があるだけで。

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