渡邊雄太を獲得すべきチームはどこか?

渡邊雄太について勝手に考えよう。

 

日本バスケ期待の星にして、東にいるからか八村よりも露出の少ない渡邊雄太は今年で大学ラストシーズンです。日本バスケ界からの大いなる期待をされる中でエースとしてプレーを続けています。

 

その活躍次第で評価も変わってくるわけで、しっかりと活躍して多くのチームから声がかかる機会を作らなければいけません。

そして声がかかれば

 

この夏に待ち受けるのはNBAに進むためのサバイバル

 

そんな渡邊雄太が進むべきチームは何処なのかを極めて勝手に考えます。

 

但し、注意事項がひとつ。

本ブログはNBAについて語るのであって渡邊雄太本人について語るわけではありません。だから

『渡邊雄太を獲得すべきチームは何処か』

という視点になりますので、本人の実力云々については語りません。

 

つまり「渡邊雄太はNBAに行けるのか?」ではありません。そこは頑張って欲しい。ただそれだけです。

 



◉渡邊雄太はどんな選手なのか

 

U19での大活躍もありアメリカでもドラフト候補として注目されている八村は得点能力に優れているので、一般的にも分かりやすい部分があります。

 

それに対して渡邊雄太は個人で得点するタイプではありません。そこが課題の1つとも言われていますが、NCAAラストシーズンで劇的に改善するわけでもないので、冷静さとアグレッシブさのバランスを探すだけです。

 

◯17ー18シーズン
14.4点
7.1リバウンド
FG39%
3P31%

アーリーエントリーでNBA入りする選手のスタッツもこんなものだったりしますが、四年生の23歳の選手としては少し寂しい数字です。リバウンドには強みがあるものの、FG%は低いです。

 

特に3Pは生き残れるかどうかの重要なポイントになります。

 

ちなみに今ホークスで活躍している一年先輩のキャバナーは昨季FG45% 3P41%で18.3点を取っていました。この辺りが1つの目安になります。3Pが決まれば需要がありそうなオフェンス力です。

 



 

これまでNBAでプレーしたのは田臥勇太だけですが、田臥の場合は小さなガードでした。それは身体のサイズ云々ではなく、チームのオフェンスがどんな方向性なのかで、必要性が大きく変化してくる役割でした。

 

7秒オフェンスで一世風靡したサンズは早さが特徴でしたが、それも田臥がロスターに残れた理由です。なお、当時超アップテンポとされたサンズですが、現在ならばリーグで最も遅いペースになります。当時のHCはダントーニでした。革新的。

 

3Pシュート力があれば生き残れた可能性もありましたが、シュート力が重視されない時代でもあったのでサンズ以外では、どちらにせよ難しかったかもしれません。

 

高速化した現代では、より田臥が生き残れる可能性は高かったと思います。ガソルによれば欧州はNBAよりも早い段階でスピードアップしていたらしいので、本当に時代に合うかどうかは重要だったりします。

 

その点で言えば、渡邊雄太が違うのはチームを選ぶ要素が小さい事です。十分なサイズと運動能力があり、尽誠学園、ジョージ・ワシントンと早さではなく、ハーフコートでプレーメイクをするチームを経験してきました。

 

ガードとしてはハンドリングが怪しいですが、ウイングとして何をすべきなのかは学んできています。

単純にサイズと運動能力というだけでなく、何処でどんなプレーをするべきかを適正ポジションで経験してきたという事実が大切です。

 

HCが変われば戦術が変わり、トレードやFAで選手も入れ替えが行われます。ある程度の高い評価を得るか、複数の戦術に適応出来るかしないといけません。

 

まずは本人のセールスポイントを確認して、需要が大きいかどうかを考えてみましょう。

 

 

渡邊雄太のセールスポイントはディフェンス力です。206センチありながら相手のエースガードを止める役割を担っています。

 

◯ブロック数 1.9

今季特に目立つのはブロック力。渡邊相手にレイアップに行くのは無謀とも思えるほどに止めまくります。

ジョージワシントンで鍛えて体重も増えてきており、SFのサイズでPGまで守れるのは大きな魅力です。

 

この部分では一般的に2つの課題があるとされています。

 

1つはNBAレベルのガードに対してスピード負けしないのかという事。ルールの違いもあり、それ以上に能力の違いもあり、NCAAで止めまくる渡邊ですが、

ウォールやアーヴィングのスピードを守れるのか?

と言われると確かに言葉に詰まってしまいます。元々スピードで勝るわけではなく、しっかりと最後までチェイスしてシュートに対して高さの利を活かす止め方も多いため、それ以前にスピードで振り切られると厳しいです。

 

 

まぁウォールやアーヴィングの事を先に考えても仕方ないのですが、求められるのはそういう能力です。

ここにはスクリーンに対する対処も含まれます。エースキラーのディフェンダーとしてはファイトオーバーしてスイッチしないことも重要ですが、サイズが大きいこともありちょっと苦手。まぁ一般的に大学レベルの選手は苦手らしいです。大学では重要性が低いスキルとも言います。頑張って下さい。

 

 

もう1つの問題はPFを守れるのか?

ジョージワシントンがインサイドの選手をしっかりと集めるチームだったので、殆どがガード相手のディフェンスをしていました。だからパワープレーに対するディフェンス能力がよく分かりません。

 

トレーニングの成果でガード相手に押し込まれることはほぼありませんが、自分よりも大きい相手に対しては未知数です。守れないのではなく未知数。

 



 

◉エリートディフェンダーになれるのか

 

PGからPFまで守れるならば非常に貴重な存在になれます。PGのスピードとPFのパワー双方に対抗出来るのか次第で価値は大きく揺らぎます。頑張って下さい。

 

それが出来ればサンダーのロバーソンのようにディフェンスだけで生き残ったり、ロケッツのアリーザみたいにスターではないけど、どんなチームに行っても重要な役割を担う選手もいます。

 

◯渡邊雄太プロフィール
6フィート9インチ
205パウンド

 

身長としてはアーロン・ゴードンやアミヌ、クズマなどと同じなのでPF扱いされてもおかしくない身長です。しかし、体重は彼らよりも15パウンド少ないので、サイズはあるけど細身の部類に入ります。

 

体重は渡邊より少し小さいテイタムやウーブレイ、ジノビリと同じです。テイタムは体幹オバケですが軽くてもフィジカルが強い選手も多いです。

NBAのデータなんて嘘ばかりではありますが、比較対象としては1つの指標です。絶対的なPFという身長ではないけどSFとしては大きい方で、体重でいえばガードに近いけどサイズは大きい部類になります。

 

イメージとしてはウーブレイは良い例かもしれません。オフェンスでは左利きで基本はシュートを狙い、必要ならドライブしますがパターンは少ない。速攻にも走るし、リバウンドもとります。

 

ディフェンスではPFまで守りますが得意ではなく、PGをマークする事が多くあります。

この辺りは大きなポイントです。



 

基本はディフェンダーであり、3Pシューターの役割を担えるSFが分かりやすい渡邊雄太の役割です。いわゆる3Dタイプなので、最も需要のあるタイプです。

一応補足しておきますと、NBAとは言っても個人で得点する能力の高い選手は極論言えば1チーム2人いれば良かったりします。そこから先は戦術的な組み合わせ次第。

 

しかし、基本がマンツーマンのNBAではディフェンス能力は全員に求められます。弱い相手は即狙われます。

 

極論ではディフェンスを広げる能力としての3Pと高いディフェンス能力があれば、有能なロールプレーヤーになれます。

 

特に今は高速化時代。早い展開の中では意図したマッチアップにならない事もあるので、どんなポジション相手でも守れる事は重要です。そして高速化の中ではポジション問わず高いリバウンド能力や速攻の先頭を走る能力が重要になります。

 

これらは渡邊雄太にはピッタリとハマる能力です。各能力がNBAクラスに適応できれば、活躍の場は大きく広がります。

 



◉時代に適したタイプ

 

・PGからPFまで守れるディフェンス力とユーティリティ性

・3P、速攻、リバウンドとロールプレーヤーとして必要なオフェンススキル

 

理想はロケッツのアリーザですが、そのレベルまで達していなくても可能性は十分にあるタイプです。

直近ではケガ人だらけのナゲッツに現れたクレイグという選手がそんな感じでプレータイムを確保しています。まだNBAレベルのオフェンスに戸惑ってはいますが、クレイグは1つの指標になるはずです。

 

そんなわけでドラフト指名される程の能力ではありませんが、時代に即したタイプのため生き残る道は十分にあるといえます。

ちなみにドラフト1巡目は殆どが将来性を感じる身体能力の持ち主ばかりになってきたので、当たり外れが大きくなっています。

 

昨季は最も完成されていたのが2巡目のブログトンで新人王になりましたし、ヨギ・ファレルはドラフト外から活躍してマブスでスターターになっています。マブスにはカリー弟もいるし。

 

ドラフト外でもチームが必要な能力を有していれば、ロスターに入る事は可能だし、ケガ人が出た際にはルーキースケールやツーウェイ契約で安い代役としてチャンスを与えられる事も多くあります。

 

チームは選ばなければならないし、与えられるチャンスは少なくなりますが、評価される可能性は十分にあります。

 



 

さて、やっと本題にはいります。本人にNBAに相応しい能力があるかどうかではなく、前提の通りチーム事情を考えていきます。

 

NBAウォッチャーとして、3Dタイプの渡邊雄太を必要とするチームは何処なのかを考えます。

いくつかのパターンに分けて考えていきます。

あくまでも現時点なので夏の方向転換は除外します。

 

 

◉3Dを欲しがらないチーム

 

このタイプのチームはそもそも必要とされません。だから可能性はかなり低いです。要はオフェンス面でも総合的な能力を重視するチームです。

 

◯ウルブズ、ネッツ、ホーネッツ、クリッパーズ

 

ウルブズは個人でドライブ出来ないといけません。コーナーで3P待ちがないチームです。まぁオフェンスはバトラーとタウンズ任せにしてディフェンスだけを頑張るという方向性はありです。でも、そんなディフェンス担当をロスターにいれていないチームでもあります。

 

ネッツの場合はガードのシュート力を活かすためのシステムを組んでいるので、SFにはもっとボールを捌いたりリバウンドに参加したりとセンターラインでの役割が求められます。

役割としてデマーレイ・キャロルは近しいものがあるのですが、インサイドで身体を張りまくるフィジカルが必要。

 

ホーネッツは3Pに興味が薄いHCです。そこの能力を重視しませんし、フィジカル強くないとダメなのでムリです。

ムリだけどモンクを指名したようにシューターを獲得しています。負けているのにドラフト11位を使わないという方向性が全くわからないチームです。

 

クリッパーズはよくわからなくて、3Dは欲しいと思うのですが、結局はガードが好きにやるチームなので、居てもチャンスはないかな。

でも、ベンチにも選手が増えて来ました。マコーを高く評価したジェリー・ウエストは渡邊も評価してくれる気がするので、夏のチーム状態によっては可能性はありますが、今の状態ではないです。

 



 

◉再建中のチーム

 

先輩のキャバナー、もう1年先輩のガリーノはチャンスのある再建中チームに加入しました。しかし、難しいのは再建中のチームは有望株に投資したいので、多少の活躍があっても23歳のロールプレーヤーよりも若くて未知数の選手を優遇します。活躍度より将来性。

キャバナーは見事にチャンスをモノにしましたが、ホークスにロクな若手がいない点もプラスに働きました。だけどそんなチームはレアです。

 

 

◯レイカーズ、キングス、サンズ

 

この3チームには期待しない方が良いです。3Dを求めていてもロスターに残す判断はしてくれない可能性が高いです。プレータイムも与えられないでしょう。

 

ただ、レイカーズからすると欲しいタイプです。大きな選手並べてスイッチディフェンスするのは環境としては適しています。

でも若手有望株のプレータイム優先するはずなのでチャンスは少ない。クズマやイングラム以外も活躍させ始めたウォルトン。

 

キングスとサンズも評価されないわけではないでしょうが、プレータイムもらえるとは思えません。

サンズはウォーレンとクリスとジョシュ・ジャクソンがいてお腹いっぱい。SGの方がチャンスがあるのかも。

キングスは若手多すぎ。でもHCはベテランズ大好き。ドラフト外にプレータイムあげる事はしないでしょう。ビンス・カーターは良いお手本になりそうですが。

 



 

◉現状は不要なチーム

 

こちらは3Dタイプ自体は使ってくれそうだけど、今のチーム構成においては入り込むスキがないチームです。

 

◯ヒート、ニックス、ペイサーズ、バックス、スパーズ

 

ヒートは特徴は違うけど総合的に同じような能力を持つ選手を集めているので、特定の役割に固定されそうな選手は加入させ難い状態です。

選手が移籍すれば状況は変わるでしょう。コーナーからのシュートを重視していますし、リチャードソンのようなディフェンダーもいるので評価はしてくれます。

 

ニックスはポルジンギスとビーズリーがミドルを打つためにスペースを空けるのでちょっと難しい。マグダーモッドは活躍していますが、動き回るタイプのシューターです。

 

 

ペイサーズも固定シューターは使わないのと、コーナーにはヤングやターナーを置いて動き回っています。なのでシューターのボグダノビッチも苦労していてドライブが多くなっています。

このチームはチャンスがありそうで層が厚すぎてチャンスを貰えない気がします。

 

 

バックスはよく分かりません。チームオフェンスだと思っていたら個人技に移行し始めるので、どんなロールプレーヤー欲しいのかに迷走していそう。3Dを使いたそうだけど、求めてはいません。病気で欠場しているシューターのテレトビッチはどうもフィットしていなかったですし。

 

スパーズは3D自体は活用しますが、現行ではビッグマンの優位性を利用するディフェンスなので、敢えてユーティリティ性を求める理由がありません。ガリーノと契約したくらいだから可能性はありますが。

ダニー・グリーンの代役とかに指名してくれれば最高ですが。

 



 

◉戦術にピッタリとハマるチーム

 

この辺からが本番です。まさにピッタリとハマるチームがあります。このタイプを集めまくっているチームです。

 

◯ウォーリアーズ、ロケッツ、サンダー

 

共通するのはユーティリティ性のあるディフェンスを重視していてスイッチしまくる事です。そのためにサイズのあるスモールラインナップを多用します。主にウォーリアーズ対策なのですが、ウォーリアーズ自身も活用しています。

 

ディフェンス面で渡邊雄太はピッタリとハマる選手です。オフェンスの役割はチームで微妙に異なりますが、SFはボールをハンドルしないで得点する事が出来る戦術を採用しています。

 

ウォーリアーズは楽天パワーを働かせて欲しい所ですがロスターに空きがありません。サンダーもほぼ全員を試合に出しておりコリソン枠くらいしかありません。

共にオフェンスは各自の良さを組み合わせようとするので、ある程度苦手な部分を隠してくれます。サンダーならロバーソンというわかりやすい存在もいますし。

どちらも十分な人数を既にロスターに入れています。ツーウェイなら可能かもしれませんが、試合に出るチャンスは少ない。

 

 

それに対してロケッツは3Dタイプばかりを試合に使うのに人数が足りていません。かなりオススメな候補です。足りな過ぎて急遽獲得したジェラルド・グリーンが大活躍中。

 

ハーデンやクリス・ポールのパスをコーナーで待っているとか胸熱です。

サラリーキャップも一杯なので有力選手を連れてくるよりも、ルーキースケールで契約出来て、ディフェンスに困らない選手は保険として欲しいはず。

 

問題は既にマーケットを中国に絞っている事と単純にやはりロスター枠。優勝目指すからレブロン連れてくる前提だし。

 

ロケッツに楽天ならば可能性はかなり高かったでしょう。

 



 

◉3Dを活用するチーム

 

同じく3Dを活用しているチームです。上の3チームは特にディフェンス面で特徴的ですが、ここからはSFに3Dタイプを一般的に使うチームです。

 

◯グリズリーズ、セルティックス、キャブス

 

グリズリーズは前HCフィッツデイルの考え方もあり、ウイングを大量に集めました。PGタイリーク・エバンスからPFジャマイカル・グリーンまでポジション違っても近しいタイプばかり。

選手交代しても戦術は変更せず、特徴の違いを活かしました。戦術変更はされましたが1つの強みである事は変わっていないので、継続される可能性はあります。

チームは個人のディフェンス能力不足なのでそこでアピール出来れば。

 

 

セルティックスはブラウンやテイタム、モリスの様にウイングを活用し、スモールラインナップで守備のユーティリティが重要です。ホーフォードもユーティリティセンターですし。ただガードを多く使うチームなのでインサイド守れないと厳しくなります。

ジェイレン・ブラウンは時にはカリーからトバイアス・ハリスまでポジション問わずに相手エースを消しにいく仕事をしています。そんな風にインサイド守れるかどうか。

 

キャブスは最近になりSFを増やしてスモールラインナップにしています。クラウダー、グリーンは万能で、シャンパートはガード寄りでディフェンスの働きをしています。

しかしネームバリューのある選手を集めた結果的に生まれた形であり、無名の選手にチャンスを与える機会が少ないチームです。それでも今季はオスマンを起用されているので、実績のない選手も使っている方ですが。

 

ただ、3チームに共通するのは自力で打開する場面も頻繁に出てくる事です。それが出来なければプレータイムはもらえません。

 

セルティックスはディフェンス重視でコーナー3Pを使いたがるので、シュート力次第でワンチャンスある気もしますが。でもドラフト指名権もいっぱい持っているからな。

 



 

◯ラプターズ、ナゲッツ、ピストンズ、ジャズ

 

SFにこのタイプを使っているチームです。ただ複数人を同時に起用することは少なく、ディフェンス力は求めるけど、ユーティリティ性は求めていません。

 

面白そうなのはラプターズ。元々HCは3Dが好きなのですが、若手への移行のために殆どキャロルもタッカーも手放しました。

ルーキーのOGアヌノビーが頑張っていますが、ベンチにはサイズのあるSF不足なのでチャンスがある気がします。パウエルも小さいし。

ケーシーHCが日本に馴染みがあるのも良い方向性。仲良しの誰かが動けばサマーリーグに参戦するのは簡単な気がします。

スモールラインナップも採用するのですが、ラプターズは小さすぎるスモールラインナップなので、PFやセンターを守る必要が出てくるのは厳しいです。

トロントに日本人呼ぶのは観光客にも優位でしょう。

 

 

ナゲッツとピストンズはディフェンス力を評価してくれますが、相手エースSFを抑えるのにはフィジカル不足と判断されそう。小さい選手よりも大きい選手を守る前提なのは厳しい条件です。

チャンドラーのナゲッツよりもスタンリー・ジョンソンのピストンズの方がイメージは近いです。デトロイトなので車系のスポンサーがついているので、日産に頑張ってもらうとか!?

 

ジャズには選ばれるのが簡単ではなさそう。チームオフェンスへの理解度が全てと言って良いチーム。でもスモールラインナップを活用するのが上手いので必要とはされるタイプ。イングルスくらい巧みさがあれば良いのですが、イングルスは巧すぎます。学ぶ事は多くありそうなチームです。

 



 

◯ホークス、ブルズ、マジック

 

再建中ではあるけど、このタイプのSFを求めていそうな3チームです。コーナーからの3Pを活用するけど、SFの人材は不足気味。だからディフェンスでアピールして、3Pを決める事が出来ればチャンスはありそう。

 

ホークスは再建中だけど若手選手が足りないので今季は様々な選手を試しています。ベテランを抱えてもいるので来季もまだチャンスはありそう。

 

ブルズは若手選手は揃えてきていますが、SFは不足気味かつヌワバがディフェンスで存在感を示すなどディフェンスアピール次第です。ベンチメンバーを活用するHCなので可能性はあります。

 

マジックは少し微妙なのですが、ユーティリティ好きだと思います。シューティングチームなのでハンドルよりも動いてチャンスを作るのはやり易そうです。ゴードンはインサイド寄りですがアウトサイド寄りでも同じプレーが好まれそう。

ルーキーのアイザックはディフェンスを頑張る姿勢が印象的だったので重視しています。でも渡邊ならば既にシステムを経験していて、プロの経験もあるガリーノの方が良いと判断されても致し方ない。

 

 

同じ再建中でも戦術理解にポイントを置いている3チームなので、チームにハマれば起用してくれる雰囲気です。

 

 

◯マブス

 

マブスは理解するのが難しいチームです。選手に合わせて器用に変えてくるチームともいえます。

 

再建段階にはいりそうなものの、若手は殆どいないチームですから、デニス・スミスjr次第ではコーナー3Pにカットプレーを必要とされるはずです。

読めないけど、再建に切り替わった瞬間には大きなチャンスがあります。でもオーナーが再建とするのを許さないかな。

 

 

◯シクサーズ

 

戦術シモンズを採用していたシクサーズはシューターを揃えました。SGレディック、SFコビントン、PFサリッチ、Cエンビート。

 

自分では全く打たないシモンズですが、マッカナムと共にパスを供給して打たせるのが役割です。

それはつまりハンドラーは全てシモンズが担当してくれるので、ガードとしてもプレー出来る環境なのがシクサーズです。

 

戦術シモンズの一員としては、自分の長所を存分に発揮する事が出来るはず。なのでシクサーズはかなりオススメのチームです。

問題なのはシクサーズ自体が迷走しているところ。

上手くいっていたチーム事情を、どこのボタンをかけ間違えたのか、インサイドに強い選手をウヨウヨ使い始め、インサイド渋滞を起こし、シモンズは単に外から打たない選手になってしまいました。

 

つまり戦術シモンズならば活きるけど、戦術を変え始めています。サイズがあって複数のポジションを守れるので重用されると思うのですが、そこら辺理解し難いチームです。

 



 

◉一押しチーム

 

◯ブレイザーズ

 

ガードに人材を抱えるブレイザーズにはアミヌしかSFがいません。ウイングでのプレーに難がある選手ばかりのため、コーナーから得点出来るとプレータイムを得られる可能性があります。

 

では、何故SFがいないのかというと、フォワードに求められるのがリバウンドやディフェンスでハッスル出来るかどうかだからです。積極的に打っていくリラードとマカラムのコンビのミスをフォローするような働きが重要です。

 

ハークレス、デイビスなどシュートに自信がなさそうな選手達と、レナードのように速さ負けする3P担当という特徴が分かれすぎているチームなので、シュート力&ディフェンス力の選手にはピッタリです。

 

高さで負けない渡邊にもチャンスがあります。インサイド担当しなくて良いのも大きな利点です。

完全なSFとして、スペシャルなツーガードに合わせてプレーする事が求められるのは、自分の良さを発揮する事が可能になり、生き残るのに最も適した環境の気がします。

 

そんな選手がいないのは編成に軽視されているからかもしれません。しかし、サラリーキャップ一杯なので、有力選手を獲得できない事情もあります。安く契約できる選手は有難いものです。お試ししてくれる可能性は十分にある気が。

 

シアトルに近い西海岸というのも日本人観光客には良い条件。まぁそんな事しなくてもチームは地元ファンで埋め尽くされるのですが。

 

 

◯ウィザーズ

 

ジョージ・ワシントンの地元ウィザーズは似ていると評したケリー・ウーブレイやオット・ポーターがいるので3Dを高く評価しており、そこにはウォールからのパスでキャッチ&シュートするシステムがあります。

 

さらに今季はベンチからスコットがブレークしました。それによりビール、ポーター、ウーブレイ、スコット、そしてモリスというフォワード陣を使った機動力と、スイッチしてもディフェンス力のあるユニットを組むようになりました。

ウォールも最高のリムプロテクトディフェンダーとして活躍しています。コービーからの宿題ね。

 

 

今季のウィザーズはゴータットに衰えが見え始め、マヒンミとジェイソン・スミスの控えセンターも安定した活躍を出来ていないので、大きなスモールラインナップはウィザーズの重要な武器になってきています。試合終盤でも使われる事があるくらい。

大きなPGサトランスキーもいるので、来季以降もこの形を利用していく事が考えられます。

 

 

これがケガ人などの関係とスコットのブレークで突然現れた形だったりするので、控えにもう1人2人欲しいところです。

そんなチームにお膝元の大学でプレーする日本人はピッタリの存在に映ります。控えの控え扱いはレベル的にも経験を積むには相応しいかも。

 

大きなプレータイムを得る事は難しくても、ベンチ入りする事は可能な気がするのがウィザーズです。日本人である事もプラスに働く気がするので、ウィザーズ側にも様々なメリットがありそうな気がします。

 

誰かがケガをした時にワンポイントで活躍する事が出来るのか。でもそんな小さなチャンスとサバイバルを勝ち抜いているのが、ドラフト外入団の選手達です。

 



 

◉ユーティリティ・ディフェンス

 

ローテーションメンバーになる可能性がワンチャンありそうなブレイザーズと、ローテーションに入るのは難しいけどタイプ的にベンチに置いてくれそうなウィザーズが管理人の一押しです。

 

そしてこの企画のポイントは渡邊雄太ではなく、206センチでディフェンスの良いSFのニーズが高くなっているという事です。

 

それはリーグ全体の流れ

先端を行くのはウォーリアーズとサンダー、そしてレイカーズでガードも大きくしています。ウィザーズやロケッツがそこに続きます。

 

高さ、速さ、強さ全てを高品質で兼ね備えていないとリーグで生き残るのは簡単ではありません。

 

ユーティリティディフェンスは重要視されているので、来夏にそんなチームが更に増える可能性も高いです。

 



 

おそらくドラフト指名はされないので、どのチームでサマーリーグを戦うかは重要な選択になりそうです。ディフェンスこそが生き残る道だと思います。

まぁ代理人毎にチームとのコネクションが違うので、どこと契約するか次第な気がしますが。

 

 

Bリーグにも元NBAプレーヤーが来ますが必ずしも活躍するわけではありません。Bリーグで求められるのは個人で得点機会を作る能力なので、それ以外の特徴でNBAにいた選手には厳しい環境だったりします。

 

またインサイドプレーヤーばかりになって得点とリバウンドを任されるので、本来はウイングの選手もインサイドプレーを担当していますが、それは速さへの対応があまり必要ないリーグであるともいえます。

 

Bリーグで大活躍するけどNBAには見向きもされない選手は、スピードある選手を守れないケースが多くあります。

 

あまりBリーグを観ていないので、勝手な想像の部分も大きいですが、意外とスターターではなくベンチから出てくる選手の方がNBAで通用する可能性を感じる事も多いです。

昨季のBリーグファイナルならば、川崎 ブレイブサンダースで大活躍のファジーカスは無理だろうけど、スパングラーは可能性あるようにみえていました。

 

バスケはデカければ何とかなるなんて素人考えも甚だしい事は、経験者なら誰でも知っていますが、今のNBAはデカさを速さが凌駕する時代です。

サンダーのグラントやホークスのコリンズはその先端を走るかのように、速さでセンターの役割をこなしています。強くもないのにインサイドをこなすのは新しい価値を示しています。

 

 

高さに対応するのは当然で、さらに速さにも対応出来るディフェンス力は近年急激に必要性を増してきています。

 

 

 

才能があって将来性を買われているか、異常なオフェンス力があるケースを除けば、ロールプレーヤーとしての最低条件は得点が取れることよりも、しっかり守れる事です。

 

守れた上でオフェンスで自分の特徴を示せるのか。

 

オフェンスは速攻で得点する事と、ウイングから得点するのがサバイバルの武器になるので、残りのシーズンでシュートに自信をつけて欲しいです。

 



 

◉あとがき

 

面白いテーマだと思っていたのに、あまり面白く書けなくて残念でした。

なので、実際のプレーで楽しませてもらいましょう。

 

 

個人的には内容の通りではありますが、重用されるタイプだと思っています。課題はシュート能力なので、シューティングコーチが優秀なチームに行って欲しいなと思っています。

それはブレイザーズではないでしょうが。

 

シューティングコーチに自信があるチームは、その能力を伸ばせると考えているチームでもあるので、よりディフェンスを評価してくれるはず。

イアン・クラークなんかウォーリアーズに行ったらシューターとして確率を上げたので、自信のあるチームだと思います。

 

 

また大学の試合を観ていても、割とハンドリングは怪しくて、バックコートからプレッシャーをかけられると弱いし、コンボガードの時代には難しいでしょう。

 

だからウォールやリラードがいるチームは適していると思います。ウエストブルックやハーデンでももちろん良いわけですが。

 

またドライブでもチェンジオブペースやクロスオーバーで抜けるわけでもないので、ウイングからエンドライン側を抜いていく方が向いています。そこからストップしてのフェイダウェイは悪くないし、もちろんいけるならダンクにも行きます。

 

そんな部分はセカンドユニットとしては、NBAレベルでも通用すると思います。

 

 

ついでに言うとオリンピック予選がありますが、本大会ならばまだしも予選であればサマーリーグ優先です。数試合のためにNBA入りのチャンスを逃すのは、長いシーズンを経験するチャンスを逃す事にもなります。

 

個人的にオリンピック自体に全く感情移入しないので、それよりもNBAプレーヤーになる可能性を追い求めてもらい、年間通じてプレーを楽しませて欲しいです。

 

ちなみに自分の周囲もオリンピックなんてほぼ観ない友人だらけです。観るのはバスケのアメリカ代表くらい。

 

一般層へのアピールが、というのは理解出来る意見ではありますが、サッカーのW杯で16強に進めても進めなくても、サッカー人気には大きな影響はありません。でも欧州のリーグで活躍するスターがいるかどうかは重要なバロメーターです。

 

協会として1つの目標を作り四年間かけて試行錯誤する事は非常に大切だと思いますが、選手個人で言えばNBA選手になることの方が遥かに重要であり、また「NBA選手が日本代表にいる」方がアピール効果は大きなものになります。

 

この夏に待ち受けるのはNBA入りのサバイバル

 

オリンピックに出るための戦いよりも激しい競争がそこには待っているはずです。

日本人2人目にして高さと速さを兼ね備えた現代的なバスケ選手の象徴になるNBAプレーヤーの誕生を期待しています。

 

 

渡邊雄太を獲得すべきチームはどこか?” への4件のフィードバック

    1. ご指摘ありがとうございます。

      初めに大学5年生相当と書いていて直したので、普通に書き間違えました。

  1. この観点で渡邊を語る文章を読むのは初めて。面白くかけなかったと言ってますけど、すげぇ面白かったです。そもそもNBAの各チームを見てなきゃ語れない内容は、一線を画してますね!端的に各チームの特徴もまとまってるので、参考になりました。
    渡邊、NBA挑戦を優先してほしいですし、周辺も理解を示して協力してほしいです。ただマスコミはじめ、オリンピック大好きだからな・・・。東京だし。

    1. ありがとうございます。

      渡邊雄太がNBAに行けるか?

      という疑問、期待は多くありますが、実力だけでなく戦術やチーム状況によるという事を知ってもらう視点で書いてみました。ドラフト外なので尚更ですね。

      あと一回書き上げたらブログのシステムチェックで内容が薄いとされたので、細かい部分を書き足したら長々としてしまいました。

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