ドラフトを含めて気になったことをダラダラと書きます。お題をまとめると
ボグダノビッチのトレード不成立
白紙に戻すピストンズ
高額オプションを断ったヘイワード
よくわからんサンダー
クレイとウーブレ
◎ボグダノビッチのトレード成立せず
サイン&トレードだったボグダノビッチのトレードですが「サインしてないし(しないし)」という事態が発生しました。もう意味不明なのですが、そもそもこの手の案件は発生しがちだからFAにはモラトリアムなんて制度もあるわけなので、気にしすぎても仕方ありません。
キングスのフロントは信用ならないので、マジで本人に通知していないとか、代理人が先走ったとか、まぁ可能性はいろいろですが、わからないなりに想像すると
ホリデー加入するなんて聞いてないから白紙撤回ね
なんて本人が言い出してもおかしくありません。だってキングスでの地位に不満があって契約延長しなかったのだから、ヤニス、ミドルトン、ホリデーがいるチームに行くのはなんか違うよね。仮にこれが真実だったとしても本人を批判してはダメよ。気持ちわかるじゃん。
さて、ボグダノビッチからは「他のチームのオファーを聞きたい」って話ですが、そもそもマックス契約を提示されていたはずなのでサラリー的には好条件になることはありません。まぁ昔オット・ポーターにネッツが提示した契約が「先払い」みたいな細かい優遇措置なんて事件もありましたけど・・・
そう考えると「他のチームのオファーを聞きたい」は、やっぱりチーム内での立ち位置を聞きたいのだと思います。ところが、仮にそのチームと契約しても制限付きFAなのでキングスがマッチすればキングスに戻ることに。この時、戻ってもトレードはされません。そんなわけでボグダノビッチとしては
①キングスに戻る
②行きたいチームからキングスが納得するオファーを出させサイン&トレード
このどちらかになります。もちろんキングスがマッチしない可能性もありますが、そこまで見越していたなら代理人がやり手ってことに。まぁどうにかして②にするでしょ。・・・でもキングスのフロントは・・・。
他にはどこかのチームと1年契約し、キングスにマッチさせ、来オフに制限なしFAになる道もあります。それはちょっとずるいけど、そういうルールだしね。
◎白紙に戻すピストンズ
2018年ドラフト42位 ブルース・ブラウン
2017年ドラフト12位 ルーク・ケナード
この2人は苦しんでいるピストンズの中で希望の星のような選手でした、19年のドゥンブーヤと合わせて、この4年のドラフトはスター選手はとれていなくても、しっかりと戦力として活用できています。ブルースはディフェンダーとして始まってからスターターにまで駆け上がり、ケナードは平均15.8点・・・ただしケガで離脱。なので、悪くない出来でした。
またトレードで獲得したトニー・スネルもスターターとして3P40%、FT100%の成績で堅実に貢献してくれていました。実質的なスタータークラス3人全てを放出することにしたのです。まぁビックリ!
【ネッツ】
ブルース・ブラウン
【ピストンズ】
ムサ
21年2巡目指名権
ムサが有望なウイングだったとしても、既に結果を残しているブルースとの価値は雲泥の差があります。各チームのガードを困らせまくるスーパーなディフェンスマシーンを、いとも簡単に放出してしまったのは意味が分からない。
【クリッパーズ】
ルーク・ケナード
【ネッツ】
ランディ・シャメット
【ピストンズ】
20年1巡目指名権(19位)
マグルーダー
なかなか不思議なトレードですが、まぁこれはマグルーダーをもらっているので、ギリギリわからなくはない。指名したのはサディック・ベイ。攻守に優れたウイングでシュータータイプなので、マグルーダー分を得したかったのかな。
ネッツが得しただけの気もしますが、まぁサラリーが絡みまくっている感じですね。ケナードは新天地で頑張ってください。
【ホークス】
トニー・スネル
カイリ・トーマス
【ピストンズ】
デッドモン
これはロスター枠の問題なのかな。釣り合っているとは思えないのですが、何故かデッドモンを獲得しました。なお、2年前にホークスで良いプレーをしたものの、FAになって移籍したキングスで戦術理解度の低さを露呈してしまったので、デッドモンは結構な問題児です。
スネルはスターではないし、得点力が高いわけでもなく、ディフェンスがメインの仕事。ただし、シュートは正確という特徴なのでホークスにはフィットしそうです。ロールプレイヤーとしては有能なので、なんでピストンズが放出したいのかは、全く理解できません。
こうしてスタータークラス3人を放出することになったピストンズ。ローズ&グリフィンは残したままではありますが、これらの動きはルーキーたちを中心にしたチームつくりへの方針転換にみえます。そのために
出来る限り「白紙に戻したい」
といった意向が働いたトレードにみえます。新加入だらけにしておいた方がゼロベースにみえるじゃないかってね。なんだけど、ソン・メイカーは制限付きFA(クオリファイングオファー)にしました。他のチームからオファーがあるとも思えないのでピストンズ残留が濃厚です。
追記 ※ソン・メイカーへはオファーしていなかったそうです。
◎オプション破棄したヘイワード
ジャズでオールスター選手として躍動したヘイワードは、FAになると大学時代のHCであるブラッド・スティーブンスのセルティックスに4年契約でやってきました。当時のセルティックスはアイザイア・トーマスをエースとしており、そこに新たな戦力として4年128Mで契約しました。なお、その後カイリー・アーヴィングの乱が発生し、アイザイアは不遇の時代に突入しました。
その後のセルティックスはテイタム&ブラウンが台頭し、昨シーズンから加入したケンバとのトリオが中心となっていきました。
一方でヘイワードは2017年は1試合目でシーズンを棒に振るケガをしてしまい、ケガから復帰してもベンチとスターターの狭間みたいな感じで過ごしています。とはいえ、昨シーズンはFG50%を超えているので、復調してきています。
次が契約最終年のヘイワードは34Mのプレイヤーオプションでした。当然のように行使すると思われましたが、なんと破棄を選びました。ビックリ!
下手すると2年34Mですら難しいかもしれないのに、FAになることを選んだ理由が何かはわかりませんが、ホークスは強くアプローチしているという話もあります。ホークスはサラリーキャップに大きな穴があるので、高額契約も可能ですが、3年後にはトレ・ヤングがスーパーマックスになると思うので、2年縛りの可能性が高いです。
他にもニックスが高額オファーが出来ます。こちらは4年の高額契約でも問題ありませんが、新シーズンはちょっと苦しいので出来ればサイン&トレードにしたいでしょう。大物FAがいないオフなので、隙間を突けばヘイワードとしても良い契約を手にしますが、さすがに単年で34Mまではいかないと思います。
①ホークスとFAで高額契約
②ホークスとサイン&トレード
③ニックスとサイン&トレード
こんな感じかな。でも②だけは勘弁してほしい。なんせ相手がカペラになってしまって、セルティックスの強化に繋がります。反則みたいなチームが成立するかもしれません。
ちなみにピストンズも高額オファーが出来るはずですが、ここまでの動きを見ているとそんな気持ちはないでしょうね。ヘイワード&グリフィンとルーキーズになったら、ますます混迷を深めるな。
他にはペイサーズの名前があがっていましたが、サラリーがパンパンなので非現実的です。サイン&トレードをした場合、それこそセルティックスはラッキー。アンケートしたけど、ペイサーズファンがターナーを出したがるわけないんですけど。
個人的にはジャズがヘイワードにアタックして欲しいです。前提としてはクラークソン並みのサラリーにするか、コンリーをトレードすることになります。コンリーについてはヘイワード関係なくやりたそうなのですが。
◎よくわからないサンダー
ダニー・グリーン(微妙)、ウーブレ(良い)、ルビオ(すごく良い)を獲得したところまでは良かったサンダーですが、まさかの全員放出でした。勝つ気がないとすら思える大胆すぎる動きなわけですが、特にこれは衝撃
【ウォリアーズ】
ウーブレ
【サンダー】
1巡目指名権(プロテクトあり)
1巡目は20位までプロテクトらしく、多分2巡目×2つに変更されます。つまりタダみたいなものでウーブレを出してしまいました。違う形でのトレードもあったはずなのに、何故これを選んだのか。それはルビオにも言える話でした。
追記 ※ウーブレのプロテクトは逆で11位~30位がプロテクトらしいです。普通ではない形なので、サンダーが来年のドラフト1位に拘っているというご指摘でした。確かにね。
【ウルブズ】
ルビオ
25位指名権
【サンダー】
17位指名権
これね。基本的にはウルブズが意味不明なやつなのですが、サンダーはサンダーで17位で指名したのがポクセビスクというセルビアのビッグマン。スキルフルなので期待できる選手ではありますが、3年は必要だし、そもそも新シーズンにNBAに来ないんじゃないかな。カンだけど。
つまり指名権を集めに集めた結果、めぼしい指名をしなかったのです。なお、この選手は25位でも指名できたよ。実質はルビオのサラリーを削りに行っただけ。その前にホーフォードを受け入れたのでサラリーアップしていましたが、それはウーブレでも消せた額だし、もう意味不明。
追記 ※18位でマブスが指名する噂があって17位を取りに行ったらしいです
このまま行くとプレスティは意味不明 オブ ザ イヤーです。ピストンズよりも意味不明です。しかし、この人はキングスのフロントと違って信用されているから、まだなんかしら動くのでしょう。ヴァンブリード、ボグダノビッチ、ハレルなどFAの実力者狙いか? まさかのヘイワードってことはないよね。
◎クレイ・トンプソンのケガ
一夜明け、MRIの結果はアキレスけん断裂によるシーズン絶望でした。1つのケガが次のケガを生みやすい例とされていただけに、苦しいものがあります。同じことはウォールにも言えるし、他にもケガ連発している選手もいますね。
新シーズンは過密日程というか、気の休まらない日程だと思うので、これまで以上にケガのケア、休養が増えるかもしれません。Gリーグがわからないので、フロント力がさらに問われてきそうです。
クレイはとにかく完治を優先してください。
しかし、直後にウーブレを獲得しました。これでカリー、ウーブレ、ウィギンズ、ドレイモンド、ワイズマン(ルーニー)と強力なスターターを構築できました。すげーぜマイヤーズ。タックス上等なオーナーってのもスゲーぜ。
観客がどれだけ動員できるのかわからないので、お金の面では大変ですが、いろんな特別控除もあるシーズンなので、なおさらわかりません。そういえば選手のサラリーが18%削減って話は確定したのかな?
◎まだまだ話はあるね
まだあれこれありますね。ウルブズのガードコレクションとか、ロケッツ問題とか、シクサーズがシューター集めに方針転換で笑笑とかね。まぁ次回以降に回しましょう。ガマンの3連休なので、いくらでも書く機会はあるのでしょうし。
ウォリアーズとサンダーのトレードで動いた指名権は、ウォリアーズがレギュラーシーズンで下位10位、つまり21位〜30位になった場合、サンダーに移り、1位〜20位だった場合は2巡目になるそうです。言ってしまえば11位〜30位プロテクトですね。
あら、変なプロテクトですね。逆だったとは!
BOSファンです
カペラ来たらすごいチームになりますが、下位互換のロバートウイリアムスは用無しですかね。
来年こそ期待しているんですが。
個人的には2ndPGをアップグレードして欲しいです。
それがNBAには避けられない運命です。
上手いGMは、ちゃんと本人にも違うチャンスを与えるのですが、エインジはそういうの下手ですからね。
ハンドラーはバージョンアップしたいですが、ルーキーにするのかもしれません。
OKCファンです。
ポクシェフスキーの指名ですが、25位でも出来たということですが、1つ下の18位でダラスが指名するという話があったそうです。ユーロ選手の発掘のうまいダラスが求めていてOKCも狙っていたためのトレードアップだったようです。
贔屓目もあると思いますが、ポクシェフスキーの指名は彼のポテンシャルを信じての指名かと思います。
あーそうだったんですね。欲しがるのは分かりますが、マブスって絶対に指名したい選手を漏らさないチームなのに、、、
まぁ良い選手だとは思っています。ガードやれそうなビッグマンなので期待はありますが、先の話で、、、
ウーブレとスネルは良いですね。
ウーブレをタダ当然にゲットしたGSWはドラフト含めて今のところ勝者ですかね。クレイの怪我でそれどころじゃないかもしれませんが。因みに昨シーズンオフはキングスが勝者と言われていたんですよ…泣きそう。
いやー去年のキングスは素晴らしい補強でした。コーリー・ジョセフ、アリーザ、ホルムズなど若手にベテランを合わせる的確さが光りましたね。
ルーク・ウォルトンが全てを打ち消してくれただけで。
良いディフェンダーが好きなので
ブルースブラウン目当てでピストンズ見るくらいには好きでしたが、
放出は本当に謎です
居てもルーキーの邪魔をするタイプだとは思えませんが、、
FAになって更に謎が深まっております。
ブルースはもったいないんだけどなぁ
ウーブレイのハッスル感が好きでファンではいたけど、まさか本当にウォリアーズに来るとは驚きでしたwしかも対価がプロテクト付き指名券1つって……サラリーTAXがどーなってるか知りませんがね(汗)
クレイ無しでもミニマムでそこそこロースター組めれば割とプレーオフ争いは楽しめるかな?とはなりましたが、「スプラッシュブラザーズ」が見たいんじゃ……いつまででも待ってるからね!クレイ
ボクダノビッチ案件はもーなんだかねぇ…フォックス君はゲームばっかしてる場合じゃねーかもよ…
まだ大物が静かなんですよねぇ。玉突き事故期待してるぞ
FA初日もちょっと大人しめの大物でした。
ボグダノビッチも動かなかったし。
OKCは来年の指名権は自前のがあるのでなんとしても負けてトップ指名をという事ではないでしょうか
あとヘイワードはオプション行使してもトレードで行先が望まないチームだとしても放出されそうでしたしFAになれば上手く行けばサインアンドトレードで高額契約で希望のチームへ加入できる可能性があるので選択したのかなと思います
ただ今のNBAは一部の中心選手以外はサラリーを抑える傾向にありますし希望のチームには行けてもヘイワードにチームトップレベルの契約を与えるかは疑問ですけど
サンダーはなんとしても負けたい、みたいですね。意地でも1位をとりたいだけの選手がいるらしいです。
ヘイワードに高額サラリーは考えにくいのですが、ホークスとニックスに余裕があるので、そこ次第ですね。
うまく隙間をつくようなことをしたいのか、それとも純粋に移籍したいだけなのか。
両方なのかなー
なんかMINのムーブを見ていると、まともなトレード話もFAの手ごたえも無いんじゃないかと。そりゃもともと極寒地で人気はないんですが、BLMの引き金を作ったくらいに治安が悪いのとチームの売却話を引きずってるので、何かを期待してくるようなプレイヤーはまず居ないような気がします。逆に言うと、こんな状況だからこそ、ルビオでいいよ!になったんじゃないかと思っていて、良いメンターになってくれたら素直に嬉しいです。
学生の頃、ミネソタを1人で自転車こいでいて、後で観光ブックみたら「1人で歩くと危険な地域」になっていたのは、良い思い出です。銃のこともあって、思想的には確かに難しいんですよね。
とはいえ、チーム強化がそれでブレてどうするのか。ディアンジェロがキレてもおかしくないです。
先日、ブラウン放出を嘆いたDETファンです。
ウィーバーGMの完全債権ビジョンにより数日間心を破壊されましたが、ここまでされればいっそ清々しいです。
恐らくウッドもサイン&トレードすると思いますが、ウッドを欲しがるチームはBOS,CHA,DALあたりでしょうか。
まぁBOSはカンターと誰かになるのでしょうが…あまり指名権に魅力がないのですよね。。
なんにせよFAが楽しみです。
すごいFA初日になりましたね。
GMの所信表明を聞いてみたい。
ウッドのサラリーを見ると残せたのに、やっぱり白紙に戻したかったように見えます。
珍しくまともな補強をしているPORです。アリーザ、ホワイトサイド、ベゾニャを出し、コビントン、カンター、ジョーンズを取り、フッドとも再契約出来、これでPG控えとカーメロと再契約出来れば文句なしで、来シーズンが楽しみになりました。
ネイピアー戻しますか?
一番意味が分からなかったのはグラントのDET行きです。
本人としてはシアカムみたいになりたいって考えなんですかね。
MPJがいるからこれからオフェンス面の役割が減っていくのは確実でしたけど、優勝候補でプレーするより弱小チームでお山の大将したいっていう考えはよく分かりません。
DETもDETで謎過ぎます。
ドゥンブーヤがいるのにグラントに20Mって育てる気なさすぎでしょ。
OKCは選手の希望優先で交渉してるからリターンの最大化は望んでないように思います。
ポジョとラスのトレードだけでもアセットはしこたま貯めましたし、選手に恩を売って球団としての価値を上げる未来への投資に見えます。
去年はガリナリもいてCP3も売れる状況じゃなかったから現有戦力で戦う道を選んだんだと思いますが、今年は勝ちに行かない方針ならベテラン選手の意向は尊重したかったんじゃないでしょうか。
ヘイワードは怪我で完全にキャリアが狂っちゃいましたね。
34Mもらえても4番手で汚れ仕事みたいな役割も少し引き受けなきゃいけないような状況は元オールスター兼エースとしては納得出来なかったんでしょう。
BOSとしても4番手に34Mは払い過ぎですから上手くサイン&トレードで活用できればwinwinじゃないでしょうか。
ATLはガリナリと契約しましたし、ウィングにハーターレディッシュハンターといるので、INDに行くんじゃないかなあと思います。
グラントの件は、より大きな役割って意味では分かるのですが、それが何故ピストンズなのかが全く分かりません。グリフィンがいるじゃん。
もう各チームが最終ロスターになるまで答えがわからない状況なので、慌てずにみるしかないですね。サンダーは清々しいほどに・・・