「天才」という言葉が最も似合うのが選手ではなくHCになった時代
驚異的な躍進をもたらしたセルティックスの若きHCは「勝利」をもたらすことが出来るのか。
◉セルティックス最大の補強
ブラッド・スティーブンスがセルティックスのHCになった13-14シーズンは、ジェフ・グリーンやエイブリー・ブラッドリーがリーディングスコアラーという何ともかんともいえないメンバーで、25勝57敗とチームは全く勝てませんでした。当時はどんな評価をされていたのでしょうか?
翌14-15シーズンはジョー・クラウダー、マーカス・スマート、そしてシーズン途中でアイザイア・トーマスを加えてジャンプアップ。40勝42敗と5割勝てないチームでした。そろそろ評価され始めたのかな?
次の15-16シーズンはテリー・ロジアーは加わるものの8分1.8点とドラフト16位としては論外の成績ながら、アイザイア・トーマスが20点オーバーとエースとして定着し、48勝34敗といよいよその真価を発揮していきました。なお、管理人はここまで全く観たことがない。
迎えた16-17シーズンはMVP候補にもなるほどの大活躍を魅せたアイザイア・トーマスと仲間達で53勝ながらイーストトップの座を手に入れます。アル・ホーフォードにジェイレン・ブラウンも加わり、伸び代を感じさせるチームとなりました。
そんなチームには衝撃が訪れます。FAでゴードン・ヘイワードを獲得し、ドラフトではテイタムを指名して、一気に頂点を目指すと思いきや、まさかのカイリー・アーヴィングの乱によってアイザイア・トーマスとクラウダーを失い、初期からチームを支えてきたブラッドリーもトレードで放出。あれやこれやとメンバーが大きく変化しました。
さらに開幕戦でヘイワードがシーズン絶望となる大ケガを負ったことで、「スターはいるけど若くて未知数のチーム」にトーンダウンします。
それは結果的にブラッド・スティーブンスの名前を更に大きくしました。
ジェイレン・ブラウンとテイタムのブレイク、ホーフォードの復活を促し、アーヴィングを中心としたチームは破竹の勢いで勝ち続け、そのアーヴィングが離脱するとロジアーが大活躍。多くのルーキーを抱えているチームは55勝27敗と、就任以来の右肩上がりの勝率を達成します。
誰もが活躍してしまい、そして勝利を積み重ねていくブラッド・スティーブンスのセルティックス。多くのチームが羨む天才HCの存在こそがセルティックス最大の強みになっています。
◉手に入れた確たる評価
さて、話をアイザイア・トーマスに移すと、昨シーズンの成績は酷いものでレイカーズ移籍後もFGは40%に届かず、得意の3Pが決まらなければ、ターンオーバーを増やしました。しかし、だからといってネームバリューは簡単には落ちません。ナゲッツへの移籍は大きなニュースになり、単独でコラムを書くことが許される存在です。サラリーは激落ち君。
クラウダーもまたキャブスでは輝かず、ジャズに移籍すると水を得た魚のように楽しそうに激しくプレーしていきました。あちらも天才クイン・スナイダー。
選手の活躍度とチームの戦術には深い関係性がありますが、時にそんなことが関係ないスーパースターがいることで、1回評価が固まってくると選手の価値は定義され、世間一般の見方は変わってきます。例えば前述の内容で言うと15-16シーズンなんかは
「スター選手がいなくても48勝した」
だったものが時を経ると
「アイザイア・トーマスがエースとして活躍し48勝した」
に変化するはずです。しているはずです。これは正しいのだけど、正しくないような微妙なものなのでした。
現状のセルティックスに目を移すと
カイリー・アーヴィング
アル・ホーフォード
ゴードン・ヘイワード
3人とも他のチームで名を挙げてセルティックスにやってきた「オールスター選手」なわけです。この時点でビッグ3を結成しているのだから、イーストを制覇してもおかしくない戦力です。しかもここに2人のスター候補が加わります。
ジェイレン・ブラウン
ジェイソン・テイタム
今やウイングで次の時代を担う候補になりつつある2人。もしもトレードで手に入れたければ自分達もスター選手を提示する必要があります。現在のオールスターと未来のオールスターでスターターを構成出来てしまうのがセルティックスですが、それだけでは終わりません。
スマート、ロジアー、モリス、ベインズ、オジェレイなどなど、他のチームならスターターを狙える存在やDPOYの候補にすらなり得る選手が控えているのです。
ひょっとすると「ブラッド・スティーブンスだから活躍できた」かもしれない若手達が多くいるものの、それも1年経てば話も変わってきます。既にセルティックスは
豪華メンバーを抱える勝って当然のチーム
に変化しているのです。これまでは「天才HCの力で勝つチーム」と言われていたのが「豪華メンバーで勝つチーム」と様相が変化してきます。セルティックスというチームの立場が変わり、ブラッド・スティーブンスは初めて
「負けが許されないシーズン」
を迎えることになります。エリートチームであり、豪華メンバーであり、優勝候補のセルティックス。
ところで2Kでブラッド・スティーブンスの評価値はいくつ?
◉勝てなかったセルティックス
5年後にこんな事をいわれるかもしれません。
「18年のセルティックスはスマート、ロジアー、ブラウン、テイタム、ホーフォードがいながら、レブロンのキャブスに負けた」
そう言われてもおかしくない負け方をしたプレーオフ。今現在の私たちは「レブロンが凄かった」と感じるわけですが、5年も経てばHCの采配に疑問が出てもおかしくありません。まずは簡単にその特徴を考えましょう。
〇優れたディフェンス力
レーティング 101.5(1)
被FG 44.0%(2)
被3P 33.9%(1)
Dリバウンド率 78.4%(8)
非常に優れていたディフェンスは、特に3Pに対してのマネジメントがよく、打たせないし決めさせないことを徹底してきました。そのためにはチームの連携が出来ることだけでなく、ペリメーターを追いかけられる選手を多く起用し、ノーセンターも頻繁にありますが、リバウンドもしっかりと抑えています。
エースキラーのブラウン、1人で2人守るスマートのようなスーパーディフェンダーの個人能力もありつつ、チーム全体で的確なスイッチとリバウンドへの高い意識があります。キャブスとのシリーズでは狙われたロジアーに対してオフボールでのフロアを横断するようなスイッチで対抗しており、戦術的な対応策と、それを選手が実行する熟練度がありました。
さて、この数字をプレーオフのキャブス戦と比較してみます。
レーティング 101.5 → 102.7
被FG 44.0% → 45.1%
被3P 33.9% → 32.0%
Dリバウンド率 78.4% → 80.9%
FG52%を記録したレブロンにより被FGが悪くなったものの、そのディフェンス力はしっかりと通用したといえます。今回は別にキャブスとのシリーズを振り返る目的ではないのですが、シーズンを通して培ってきたディフェンス力に関しては懸念する要素はほぼないということです。
〇ブラッド・スティーブンスの強み
・チームで連携するディフェンス
・3Pとリバウンドへの意識の高さ
・特別なディフェンダー
今回論じるべきはオフェンス面になります。
◉特徴的なオフェンス
オフェンスに関してはセット(プレーコール)の分析が好きな方がいるので、そっちを検索して貰った方が良いと思います。セルティックスは人気チームなので探せるはず。そしてこのブログはそんな細かい部分は専門外。あくまでも楽しく観戦するためのブログ。
セルティックスもまた、
「ハンドラー+ビッグでの崩し」&「スペーシングするウイング」
という代表的な構成をしているチームです。必ずコーナーで待つ選手がいて、トップ近辺での崩しが積極的に行われます。ロケッツやキャブスに代表されるやり方です。
しかし、その目的は大きく異なります。このパターンだと「強力なハンドラー」のためのシステムである事が多いのですが、セルティックスの場合はシュート機会は平等だし、ウイングの1on1も多く活用します。他のチームだとウイングはスポットシューター専任である事も多いですが、そもそもシューター専門職がおらず、オールラウンドにこなすタイプを集めています。
またセンターにも3Pを求めるので、スクリーンの後は3Pラインの外へポップパターンが多く、最終的に誰が打つのか分からない状態を作っています。
〇アイソレーション 8.9回(7位)
最大の特徴がこれ。実はアイソレーションが非常に多いチームです。ところがその内訳がアーヴィング3.6回が最高でモリス、テイタム、スマート、ロジアー、ブラウンが平均1回以上になります。チームとしてアイソレーションが多い場合は、1on1の強い選手にやらせるからなのですが、セルティックスの場合は「誰もがやるから多い」という特殊タイプです。
平均1回以上が5人いるのはセルティックスだけ。4人もウルブスのみです。
〇ポストアップ 9.0(7位)
同じような理由でポストアップも多くなります。こちらは平均1回以上はホーフォード、ベインズ、モリスの3人だけですが、やはり複数の選手がポストアップをすることでチームとして多くなっています。
これらの目的は2つ。ひとつは個人技主体であってもバリエーションのあるオフェンスにしていること。そしてもうひとつが「勝てるマッチアップを積極的に活用する」ことです。頻繁に書いているように、弱点を狙うことこそがブラッド・スティーブンス流。とはいってもアイザイア・トーマスの時は違ったけどね。
〇シーズンからプレーオフでの変化
アイソレーション 8.9 → 11.7
ポストアップ 9.0 → 10.7
アイソレーションの得点率が0.93→0.80に落ちています。これにはアーヴィング不在に関する2つの問題があり、1on1に強いアーヴィングがいないから得点率が落ちたし、アーヴィングがいないのにアイソレーションは増えました。
テイタム(0.9)が大きく回数を増やし、モリス(0.85)とスマート(0.74)も回数を増やしています。ブラウンは減らした。ポストアップも同じ傾向がありましたが、こちらはホーフォードの高確率と意外にもスマートが奮闘したことで、得点率は0.82→0.97と上がっています。
プレーオフで個人勝負が増えるのは普通のことなので、別に気にすることではありませんが、ブラッド・スティーブンスお得意の形がさほど効果を発揮出来なかったというのは、少し考える必要があります。
・勝てるマッチアップを判断し有効活用
・誰もが積極的に個人勝負を仕掛ける
この形がモリスとスマートがやりすぎたケースに繋がると共に、「勝てるマッチアップ」の判断が正しく出来たか微妙なのでした。それはシリーズが長くなるとお互いに耐性が出来て、計算が狂ってくるイメージがあります。様々な対策を用意しているけど、それが尽きてくるとチームとして追い込まれていくのでした。バックスに負けなくて良かったね、という雰囲気もあります。
シーズン中には、あまりにも見事な逆転劇や異常な勝負強さ、アフタータイムアウトの高確率など分析力に優れ、そしてディフェンスを攻略してしまうことから、
「ブラッド・スティーブンス凄すぎる」
という印象を受けていたオフェンス面ですが、この内容を見ていくと結局はカイリー・アーヴィング次第になるのではないか?という疑問が生じてしまうのでした。それってアイザイア・トーマスを活用するチームだった時とどの程度違いがあるのかな。
いずれにしても、セルティックスはしっかりとボールを動かし、スペーシングと連携で崩しながら、有利なマッチアップを個人で攻略していく組み合わせで勝負しています。その方法論は大きな成果をもたらしていますが、言ってもオフェンスはリーグ18位であり、最後はアーヴィング頼みになる可能性があります。
だったら戦術レブロンとハッキリしているキャブスとどちらが上なのか、みたいな。キャッチ&シュートの本数やEFGでは上回りながら、突破力不足によりインサイドの攻防で敗れています。
豪華メンバーが並ぶ新シーズン。計算できるのはアーヴィングが高確率で決める事と、ベンチの層が厚くなること。ヘイワードはブラウン&テイタムよりも効率的なのか、そのブラウン&テイタムはどの程度成長するのか。オフェンス面はこの4人の個人能力にかかっている気がします。
ちなみにヘイワードは16-17シーズンはEFG53.6%と素晴らしかったですが、前年までは50%に届くか届かないかくらい。昨シーズンのブラウン&テイタムは53.8%を超えているので、HCが上手く使っていく必要があります。
◉シーズンマネジメント
ヘイワードのケガはHCには避けようがなく、アーヴィングはキャブス時代のケガが大本の原因と、ブラッド・スティーブンスを責められる要件はありませんでした。加えて短期間の離脱時にはベンチメンバーで見事なカバーリングをみせており、スマートもいなくなった時期には多少の勝ち星を失ってもベンチメンバーの強化に乗り出しています。
基本的にシーズン通したマネジメントの上手いのがセルティックスです。若手が多かったのでGリーグでプレーさせたり、NBAでも特定の役割を任せたり。
新シーズンは「スターター候補が10人」というくらいの厚い戦力なので、それは上手くマネジメントする必要があります。「ケガ人がいたから負けた」というのは許されません。ロケッツはクリス・ポール、ハーデンで合計34試合の欠場がありながら65勝しています。PJタッカー以外は軒並み欠場がありながらチーム力をキープしてきました。
もうセルティックスは「アーヴィングがケガしているから仕方ない」とはいえないチームです。これが今までと違う部分。
シーズンを通してチームとして勝ち続けることが出来るのかどうか。決して勝利を諦めないタイプのブラッド・スティーブンスだけに、簡単に勝率を落とすことはありません。だけど、周囲に求められるのも「60勝は当然」くらいのラインなので、マネジメント力も注目です。
そんなわけで中身のなかった今回ですが
ブラッド・スティーブンスが求められる次のステージ
というのが主たる要件でした。というのも、非常に厄介なことに4年連続でイーストを制してきたのはキャブスでした。試合中の采配に問題があったらしいデビット・ブラッド、レブロンに丸投げのティロン・ルーと、あまりHCの能力関係ないような勝ち方でありつつも、
「エースのためのチーム作り」
という視点を求めた勝ち方であったのも事実であり、ブラッド・スティーブンスの路線とは異なるやりかたで勝利してきました。
このイーストの場合はホークスなんかもチーム力を大切にしてプレーオフで負け続けています。ラプターズは何ともいえない。ウエストだと個人の怖さとチームの怖さを融合させないと勝てないのですが、イーストだとレブロンの脅威で勝ててしまうのでした。
レブロンの脅威というかエースを生かしきりたいキャブスに比べると、他のチームはチーム力はあってもエースを生かし切れているかは微妙という感じかな。
ちなみに昨シーズンのプレーオフにおけるアイソレーションの回数(3回以上)と得点率を東西にわけるとこうなります。まずはイースト
選手 | 回数 | 得点率 |
LeBron James | 9.9 | 0.99 |
John Wall | 6.7 | 1.00 |
Victor Oladipo | 4.7 | 0.94 |
Giannis Antetokounmpo | 4.6 | 0.84 |
Jayson Tatum | 3.7 | 0.90 |
Khris Middleton | 3.6 | 1.28 |
Lance Stephenson | 3.1 | 0.50 |
ミドルトンがバカみたいに3P決めまくって高いですが、他にはウォールだけが1点以上でした。レブロンの能力に押し切られるのも分かるし、最後に個人勝負になるのであれば、そのエースを活かす形を構築していきたくもなります。
同じようにウエストをみると
選手 | 回数 | 得点率 |
James Harden | 12.9 | 1.00 |
Kevin Durant | 7.1 | 1.01 |
Russell Westbrook | 5.3 | 1.06 |
Donovan Mitchell | 5.1 | 0.95 |
Chris Paul | 5.0 | 1.17 |
Jeff Teague | 4.6 | 0.91 |
Andrew Wiggins | 4.2 | 0.71 |
CJ McCollum | 3.8 | 0.87 |
Damian Lillard | 3.8 | 1.13 |
Jrue Holiday | 3.7 | 1.15 |
Jamal Crawford | 3.4 | 0.88 |
Jimmy Butler | 3.2 | 1.06 |
Paul George | 3.2 | 1.05 |
Carmelo Anthony | 3.0 | 0.72 |
ウルブスとサンダーが人数が多いのでアレですが、平均1点を超える選手が多く並び、そして1点を切るとジャズ以外は負けています。
レブロンの脅威が大きかったようでいて、アイソレーションの得点率だけを観ると、「それで負けては苦しいだろ」と言いたくなってしまうのがイーストの状況でした。
セルティックスの場合はアーヴィングがいれば1.0を超えてくる可能性が高いわけで、ディフェンスの良いセルティックスならばアーヴィングを全面に出すオフェンスも1つの選択肢です。シーズン中もvsウォーリアーズ戦でこのパターンになりました。
この辺りの現実路線にプレーオフでは切り替えてくるかもしれません。
初めに書こうと思っていた内容からどんどん逸れてしまった。もう評価値も書いておこう。
攻撃力 ☆☆☆☆
守備力 ☆☆☆☆☆
ディフェンスに関してはリーグ最高レベルのチーム。これといって減点ポイントもなく、不安要素はシーズン前半に全盛期並みに活躍しまくったけど、やっぱり最後は例年通りに落ち着いたホーフォードが衰えるかどうか。
オフェンスは改善を期待して、昨シーズンよりも1つ☆が多くなります。なんせ、これだけのメンバーをかかえてリーグ18位は物足りない、となるわけです。アーヴィングとヘイワードがいれば単純に層が厚いから試合を通してオフェンス力をキープ出来るという予想
勝利の美酒度 ☆☆☆☆☆
60勝は射程圏内!狙うはリーグ最高勝率!
上の2チーム(ウォーリアーズ&ロケッツ)が怪しいので十分に狙えます。
先行投資度 ☆☆
ブラウンとテイタムはいるけど、もう既に先行投資感が薄れてしまった。
スター選手度 ☆☆☆☆☆
メンバー豪華すぎ。引くレベル。ベテラン・全盛期・若手全て揃っている。人数的にはリーグ最高レベルのタレント。
若手有望度 ☆☆☆☆☆
ブラウン&テイタムはウイングとしてリーグを代表する選手になれます。何せ全体的にウイングの層が薄いから。揃ってオールスターというのもあり得るけど、それにはヘイワードが活躍しないことが必要。
戦術期待度 ☆☆☆☆☆
そうじゃなきゃ、この記事何なんだよ
チーム成熟度 ☆☆☆
よくわかんない。取り合えずプレーオフの失敗があったから下げておこう
スーパープレー度 ☆☆☆
割とベーシックなプレーが多いからアーヴィングの超絶ハンドリングくらいしか見せ場がないチーム。ハマると1つひとつが面白いんだけど、ハイライトにはならない。
+アルファ度 ☆☆☆
カリスマHCと嫌われ者GMという構図が面白い。人気チームだから情報が一杯出てくるし。
イーストは横一線というのは事実の反面、この豪華なメンバーと2年連続カンファレンスファイナルという実績を考えたら、横一線にしてはダメなのがセルティックス。「60勝出来なければHCの采配が悪いと非難されるでしょう」ってなったら天才HCという評価も揺らいで面白いなーと。
つまり、このチームにあまり知られていない新HCがやってきて55勝だったら、「あいつでは勝てない」となるでしょう。しかし、ブラッド・スティーブンスならそうはならないよ。しかし、HCとしての違いを見せつけるためには60勝はノルマ。
ブラッド・スティーブンスは勝てるのか?
それは60勝からいくつ積み上げることが出来るのか、というお話。
新生ラプターズはセルティックスにプレーオフで勝てるのでしょうかね〜
30%くらいは勝機ある気します
セルティックスもラプターズも来シーズンが勝負の年なので楽しみです
勝てると思いますがアヌノビー次第。それがしばらく後の記事に出てきます。
質問よろしいでしょうか。
スティーブンスは今シーズンどんな事をしたらCOYを獲得できると思いますか。
リーグ最高勝率で文句なしの受賞です。
ライバルはクイン・スナイダー。ジャズと並んだら負けます。
BOSのHCといえばドックリバースの印象が強く、彼の率いるチームは共通して強かったですけど戦略というよりは選手に任せる部分が多い気がしますし、オフコートでの繋がりが見られます。
現在もチームごとに仲良いチームと、そうでなさそうに見えるチームありますが、勝敗と影響あると思いますか?
ビッグ3が揃った当初こそ強かったですが、尻つぼみになっていきました。またビッグ3が揃う前は弱かったです。
なので、仲の良さは非常に重要な要素かと思います。ロブシティ時代もそれが機能した要因でした。
ウルブスの問題は仲の悪さですし、セルティックスの強さはチームが同じ方向を向く選手ばかりという強さでもあります。
目立たないし、わからないけど、とても重要なのが仲の良さかな。
仲の良さというか、バスケ観が合うか合わないか。
いくらレブロン相手でも今年のECFは勝ちたかったですよね。
BOSの面々は本当に過小評価され過ぎですよ、ブラウンとホーフォードとスマートはもっと評価されるべきです。
アービングばかり注目されて、「BOSはアービングのチームでアービングがいなければ勝てない」みたいな扱いをされていたので、プレーオフでの躍進はびっくりする人多かったでしょうね。
アンチBOSでINDやPHIに注目している身としてはBOS以外のチームに東を制して欲しいです(笑)、でもBOSがあっさりファイナルまで行きそうな予感…….。
逆にアーヴィングだってキャブスにいなければ、こんなに注目されなかったわけで、ちょっと偏った印象はぬぐえません。
セルティックスも人気チームだから、露出が多いですが、その割には理解されていない選手も多いですね。
プレーオフがセルティックスというかスティーブンスの勝負所なので、シーズン通して何をするのかに注目です。
更新お疲れ様です。
スティーブンスと同じくらいエインジが気になりますw
確かスティーブンスを抜擢したのもエインジでしたよね。
オフの動きやドレードでの”聖域”の無さっぷりなど、良くも悪くもとても現代的だなと。
若いのに結構求心力のあるスティーブンスとのコンビも絶妙な気もします。
昔とはちょっと違うけど、やっぱり強いセルティックスってかっこいい。
>「スター選手がいなくても48勝した」
だったものが時を経ると
「アイザイア・トーマスがエースとして活躍し48勝した」
に変化する
非常に興味深く過去のチームを評価する際に重要なポイントだと思います。
後発の要素や印象でバイアスが掛かってしまって正しい見方ができなくなる。
仮にペイサーズが今後も活躍したとして「オラディポがいたから勝てた」となったら違和感しかないですが、将来的にはそういう意見も出てくるんでしょうか。
確かにペイサーズはこれから勝ち続けると「驚きの大躍進」なんて言われなくなるのでしょうね。
オラディポ、ターナー、サボニスがいたから当然じゃないか?となりそう。
特別なシーズンは特別な時間を一緒に過ごしたファンにしか理解出来ないのかもしれません。
ネッツとの開幕戦を観ましたが、上部の客席がらがらだったし。
いつも楽しく読ませていただいています。
今回はHCがメインだったのでしょうか?セルティックスなのか分かりませんでした。次のチームに期待してます。
HCメインだったけど、それって結局はチームのことじゃないかと言うことで、一緒です。
ブラッド・スティーブンスお得意の先方が、豪華で分厚い戦力で本当に機能するのかどうかと言う問題提起
でもエース不在でカンファレンスファイナルまでいけたのはやっぱりスティーブンスのマネジメントの卓越さなんだと思うんですよね。
仮に別のチームでリーディングスコアラー(キャブスならレブロン、ロケッツならハーデン、シクサーズならシモンズ、ラプターズならデローザン・・・)が抜けたとしたら、ここまで上手くやれてないと思います。
逆にプレイオフではスティーブンスの限界も見えてきました。相手のマークが厳しくなって、シーズン中よりもオフェンスが手詰まりになってエース不在の苦しさを感じる場面が多かったです。
そこのところを来季、カイリーやヘイワードがどう埋め合わせるのかが個人的には楽しみです。
最終的にエース勝負なのか、チームアタックなのか。どちらをとるのか2年続けて不明な結果になってしまいました。
エース任せにしないチームだからこそカンファレンスファイナルまで行けたけど、新シーズンはエースがいようがいまいが勝たないといけません。
ある意味、豪華なメンバーだからこそ求められる水準が高くなりますね。
ホーフォード好きなんで完全に衰える前に優勝してほしいです。
ロジアーとの契約もわからないですし今シーズンが一番戦力があるシーズンかもしれないですね。
あとルーキーが下位でとれた拾い物かどうかも見ていきたいですね。プレイタイムあまりないかな?
ホーフォードは衰えてますかね?あのプレイオフで若手をアレだけ支えてまるでお父さんのようでした。また勝負所でポストアップしてしっかりと決めてくる。特にPHIとMILのシリーズでは本当にすばらしかったと思います。個人的にはスターからベテランに移行しただけでスタッツ以外での活躍、オフコートでどれだけチームを支えたか計り知れないかと…。
ああ将来的な話です。
ホーフォードはプレーオフでのコビントン相手のラストプレーやレギュラーシーズンもありましたが最後の大事なシュートを決めてくれるイメージがありますね。
それとスタッツに出ない貢献度はありますね。
長い離脱がないのもチーム
にとっては大きいかなと思います。
ホーフォードの場合はスタッツ面の衰えが心配って感じですね。特にリバウンドとブロック。
スモールラインナップで戦いたいチームだけに、パワープレーに押し切られると苦しいです。