ところでスターターで5番目のオプションであり、キャッチ&シュートorドライブという完全なるスポットシューター・・・なのにドライブが多めという変な立ち位置になっている八村。普通はコーナー3P担当なわけで、昔のレイカーズで言えばダニー・グリーンとKCPの仕事みたいな。どっちも外から打つ専門家でした。
でも八村は未だに3Pは少なめで2Pが多い旧時代のストレッチ4をしています。それがTS60%超えていて、効率が良くて、あくまでもスポットシューターに過ぎない・・・変だよね。変わっているよね。他のチームではほとんど見ないタイプの選手だ。ゴール下のフィニッシュ力も低いから偽センターでもないしさ。
リーグの中でも変わったオフェンスの役割
ただしくいえば「役割」は極めて普通なんだけど、普通は3Pなのに、3Pじゃないっていう変わった仕事です。ある意味で渡邊の仕事に近づいたけど、本日も豪快なドライブダンクをしていたし、得意技はミドルだし。変な選手だ。でも、変な選手は面白いよね。日本人ってことでバイアスかかるんだけど、普通に考えてもヘンテコな仕事しているぜ。
〇誰かのパスから2P
リーブス 1.6本 40%
ディアンジェロ 1.5本 53%
レブロン 1.3本 59%
AD 0.9本 60%
そして2P成功率が高いのはレブロンやディアンジェロといったパサーがいることであり、ADが引き付けてくれているからというのも明確です。ちなみに昨シーズンはクズマのパスから60%以上の確率だったりする。かなりロールプレイヤーっぽくなったのか。
好調の八村ですが、スターターで5番目の得点であり、チームメイトのお膳立てから高確率で決めているという状況です。そしてレイカーズはここ10試合はスターター全員のプレータイムが30分を超えています。ってことで、八村が好調な要因は自身のプレータイムが長いこともあれば、レブロンとADだけでなくディアンジェロとリーブスも長くプレーしているので、良いパスが届いているからってこともいえます。
〇ここ10試合のレイカーズ
オフェンス 118.5
ディフェンス 120.3
そして最近のレイカーズはこんな感じ。わかりやすくオフェンス志向になっており、守れていない。ケガ人がいてディフェンス優先にできない事情もあるので致し方ない面もあるけれど、基本的には点を取って勝たなければいけません。もう少し八村の好調期間は続くかもね。