〇3Pアテンプト
35.2本 ⇒ 32.0本
〇3P成功率
42.0% ⇒ 33.9%
ペイント内が減った。ミドルが増えた。3Pが減った。ハーデン後のクリッパーズは非常にわかりやすいです。
更に非効率なアンチ現代オフェンスになっていった
ハーデンがきて非効率になったのではなく、元々なんだけど更に・・・ってことですが、ある意味で現代オフェンスの最後の砦であった3Pまで、というのが問題です。それはスポットシューター役のバトゥームやコビントンといったロールプレイヤーがいなくなったから・・・じゃないんだよね。あー難しい。
なんせコビントンは2.7本25%と酷く、バトゥームは2.3本29%です。ハーデンが5.2本で39%だから十分に元を取れています。ハーデンがきて楽に打てるシチュエーションが増えそうなのに、何故かレナード&ジョージの悪化が際立っています。
〇レナード
アテンプト 7.2 ⇒ 4.8
成功率 47% ⇒ 38%
〇ポール・ジョージ
アテンプト 8.2 ⇒ 8.5
成功率 51% ⇒ 29%
しかも、それぞれ違う問題を抱えています。レナードは本数が減り、ジョージは成功率が落ちました。なんで違う問題なんだよ。だったらレナードに本数を打たせればいいのにさぁ。
〇レナード
キャッチ&3P 3.6本 ⇒ 2.2本
プルアップ3P 3.6本 ⇒ 2.5本
うーん、プルアップが減るのはわかるけど、なんでキャッチ&3Pまで減っちゃうんでしょうね。割と頑張ってロールプレイヤー仕事もしているのにさ。
〇パス数
270 ⇒ 237
はい。わかりやすいですね。とってもわかりやすいハーデン問題・・・というか
『スーパースターを並べると起こる現象』が起きている
ってことでした。問題はこれが改善するのかどうかですが、慣れと共に成功率は改善していくでしょうが、パス数の減少は改善するかっていうと怪しい。なんせここに関しては「ハーデンがいるチームあるある」だからね。ゆっくりしたペースというだけでなく、ゆっくりと自分でボールをもって仕掛けるのがハーデン。
昨シーズンのシクサーズは285本のパスがあり、ロケッツ時代と違ってパスを回すペースも早くなってはいますが、レナード&ジョージ、そしてウエストブルックも「ボールを止めて考える」クセがあるので、クリッパーズらしいエクストラパスの連続というシーンはグっと減りました。
〇ボールを持ってから2秒以内のシュート
アテンプト 44.8本 ⇒ 36.2本
EFG 62.5% ⇒ 56.9%
EFGも大きく落ちていますが、スモールサンプルなのでよくわからん。ただアテンプト数はそんなレベルではなく減っています。選手それぞれがボールを持ってから考えているので、パスを回す速度も落ちれば、シュートを打つ前に悩んでいる傾向があります。
うーん、スーパースター問題。成功率はそのうち上がるけれど、チーム全体の歯切れの悪さがペイント内減、(1on1での)ミドル増、3Pアテンプト減になっています。歯切れがよくなるのかどうか。出来るとしていつになるのかな。
非効率なオフェンスであることがデータではっきり出てますね、ロースコアになるわけだ。様々なバランスが悪くて困ってしまいますね。
ポールジョージがSGだとチームとして強みが出ると思いますが、PFがいないのも厳しいですよね。
ポジション概念があるとなんか合わないと思うのです。
4人が同じような役割で流動性アタックにできないもんですかねー
といいつつ、それは簡単ではないので時間が必要ですね。
結局何を期待してハーデンを取ったかって言う話ですかね。
ハーデンとしては自分に合わせてもらう方が得意、2人はアイソの方が得意。
現状のメンバーで手っ取り早く機能させるならラススタメン、ハーデンセカンドにして最後だけハーデンポジョカワイ体制にしてそこのルール決めする感じですかね。
それで前より強くなったのかはわかりませんが。