去年のFA解禁直前、契約延長交渉が進まなかったところで「トレードしろ」と言い出したものの、続くデュラントのトレード要求により無視された挙句、開幕すれば人権問題を引き起こし、しかも謝罪の機会を無視した挙句、出場停止を食らう。自身が不在の間にチームが上手く回りだし、戻ってきたら既に断られていたはずのマックスサラリーでの契約延長を希望し、当然のように断られたのでトレード要求。
稀代のトラブルメイカーはキャブス、セルツ時代に続き、自身が子供のころからのファンだったと公言したネッツですらもトラブルを巻き起こし続け、公になってから一瞬でトレードされたのでした。よくもまぁ、こんな選手を引き取るよね。
さて、まずは4チームから提示されたトレード条件を比較してみましょう。
①マブス
ディンウィディ
ドリアン・フィニー・スミス
1巡目指名権
これは決まったやつなので詳細は後で触れるとして、初めはフィニースミスではなくウッドが提示されていたといわれています。ウイングにはディフェンス力とハードワークを求めがちなショーン・マークスが「ウッドはいらん、フィニースミス寄越せ」と要求したと考えるのがスタンダードです。
②サンズ
クリス・ポール
クラウダー
1巡目指名権
ほかのチームの試合を見ていないGMだったら、マブスよりもサンズの提案を受けそうです。なかなかクラウダーを売らないサンズからすると、随分と豪華な振舞いですが、今のクリス・ポール仕事をカイリーができるとは思えないんだけどね。結果的に断ってくれてよかった気もするので、Win-Winな断られ方。
「クラウダーよりもフィニースミス」ってのは間違いないと思いますが、ディンウィディとクリス・ポールをどう比較していたのかは気になります。ただネッツ的にはスローダウンの猛者であるクリス・ポールよりもディンウィディの方が使いやすいし、突破力もあれば、何よりもどんな選手か熟知しているもんね。
③レイカーズ
ウエストブルック
1巡目指名権×2
対価としては一番大きいですが、デュラントがいるのに将来の指名権を求めてもさ。そしてベン・シモンズがいるのにウエストブルックってさ。
今シーズン限りで契約が切れるウエストブルックな上、タックスもあがるので、トレードする意味があったとは思えないしね。ここにジャズを絡めた三角トレードが一番すんなり来たのですが、トレード要求から一瞬で決まったことを考えると、その間にジャズを絡ませる交渉力を持たないペリンカって感じです。
もっとも、ネッツのオーナーであるジョー・サイがレイカーズとクリッパーズに行かせたくなかったという話なので、どっちにしても無理なんだろうけどさ。そういや「シクサーズにだけは行かせない」と言ってたロケッツオーナーの願いはむなしく、ネッツ経由でシクサーズへといったハーデンもいたな。
④クリッパーズ
テレンス・マン
ルーク・ケナード
1巡目指名権
1巡目スワップ権
「ティロン・ルーが嫌がるだろ」という予想をしていたのですが、そもそもパッケージとしてサラリー的に成立しないので、ロスター大改造になるのはネッツにはおいしくないんだよね。マンを貰えるのは魅力的ですが、フィニースミスを出した時点でマブスの勝ちかな。
お疲れ様です。
キューバンよ、問題児が何をもたらすのかロンドで学ばなかったのか?って気持ちです。ニコハリソンもほんとかよ…
トレードが決まった以上、応援するだけなのですが見えてる地雷すぎて怖いです。
爆発しないことを祈ってます。
フィニースミス回楽しみです。
マブス産のハードワーカーが他チームでも
輝けるのかは気になってます。
どのチームよりもマブスが彼を必要としてると思うので。
キューバン前も問題児で崩れたチームだったんですよね。
フィニースミス回は再生回数伸びまくってビビってます。
シーズン途中なのでフィットはなかなか難しいかもしれませんが、
デュラントとディウンディの効率的コンビがめちゃめちゃ楽しみです。
以前ネッツにディンウィディが居たとき、
「デュラントが加われば優勝もありえる!」
みたいなやりとりがあったのを思い出しました。
大体、ちゃんとしているチームにデュラントが加われば勝てるわけで。
オマケさえつかなければ、今頃は・・・
残りのシーズンにすべてを賭けたマブスのトレードは
意気込みこそ感じますが上手く行かないんじゃないかなぁ?と思います
カイリーとしてはそれなりに働いてレイカーズ行こう位にしか
思ってないでしょうから
まぁキッドHCの「戦術ドンチッチ」をいつまで続けるかですね
ドンチッチは凄いけど今までNBAの歴史上一人で優勝出来たチームは
存在しないのですから
長くやれそうなコンビならいいんですけどね。
失敗に終わったとはいえ、ドンチッチとポルのコンビ結成時とは、なんか違いますね。
戦術ドンチッチからフィニースミスを抜くのもなぁ
一時期、カイリー、KD、ハーデンを迎えるという方向に走ったショーン・マークス(多分)ですが、「そこそこ安いのにめっちゃ働く」プレイヤーを取る、という風に戻った感じですね。まあカイリークラスを取れるのに見送る、という判断もなかなかできないでしょうが…。
「トレードされるなら引退する」という舌の根が乾いたカイリーが出ていき、プレイタイムを得たキャム・トーマスが打ちまくっていますがディンウィディーが入ってどういう構成と戦術になっていくのか、そしてそれは機能しているのか…またブログで分析していただければ嬉しいです。
まぁ正直、今シーズンはオフェンスは難しいですよ。ミカル次第ですが。
でもディフェンスでどうにでもなるので、ディンウィディ先生に何とかしてもらいましょう。