◎作業と言えども
ほぼほぼエンビード狙いのスイッチ誘導を行い、プルアップ3Pもしくはドライブからのショートレンジで全てを解決したテイタム&ブラウン。イージーモードのオフェンスではありましたが、それにしてもイージーに決めすぎでした。そんなにエンビードには怖さがないのかね。
〇テイタム
35点
2P11/13
3P2/7
〇ブラウン
35点
2P10/12
3P4/12
いやいや、決めすぎでしょ。2Pの確率が2人ともえげつなかったです。いくらエンビードが怠惰とはいえ、ノーマークでもこんな高確率で決まらないだろってくらい。唯一、テイタムの3Pだけ課題がありましたが、こんなに決まるなら関係ない。
共にプレータイムも38分を超えており、両エースの負担は非常に大きかったです。負担大きくても関係なかったです。
一方で負担が大きくなった理由の一つがガリナリの離脱です。わかりやすい補強だったのですが、ウイングを厚くできなかったのは長いシーズンの不安要素でもあります。ホーフォードがレフリーの酷いコールの犠牲者となり、ファールトラブルに見舞われたこともあり、やや苦しいローテでしたが、得点面で救ったのがブログドンでした。
〇ブログドン
16点
2P7/9
3P0/2
こちらも2Pの確率が極めて高く、ストレッチしたポジションバランスにおいて、効果的にインサイドを攻めていきました。特にテイタム&ブラウンと異なり、カッティングの合わせをしたり、コーナーからのドライブを決めたりと、チームの連動性を高めてくれたので有効でした。
どちらかというとペイサーズ時代よりもバックス時代のブログドンって感じです。3P決まらなかったのはバックス時代らしくないですが、メインのアタッカを補助する役割として開幕戦から結果を残しました。
連携面に不安があったのですが、何も問題なく、ホワイト同様に何年もこのチームにいるようなのでした。
◎ハーデン・ロケッツ
そんなわけで内容的にはセルツが圧倒したのですが、一方的な展開にさせなかったのはシクサーズが補強したロケッツ軍団の活躍にありました。
ハーデンが状況判断の中で「スクリナー召喚!」を叫ぶと、即座に飛んできたタッカーとダニエル・ハウス。しっかりとスイッチ誘導させると、すかさずリングにダイブし、ハーデンのタイミングを外したパスをしっかりと受けていました。
これがエンビードはもちろん、ニヤングあたりもスクリーンがしっかりとかからないのですが、早くて確実なスクリナーによりハーデンがロケッツし始めました。
そして「ロケッツし始める」というのは「相手の弱点となるディフェンダー相手の1on1」でもあります。
ホーフォードがファールトラブルになって、まともに守りたくないことも含め、グリフィン、ボーンレイあたりに呼び出しをかけるハーデン先輩と、しっかりと連れてくる子分のタッカー&ハウスにより、懐かしのダントーニ・ロケッツが部分的に復活していました。
結局のところ、ハーデンは難しい相手ではなく、簡単な相手を選び、そしてディフェンスリアクションに合わせて隙が生まれたところにパスを通していきます。
時にはスクリーンを使わなくても、自分からグリフィンへ向かっていき、外側に膨らんでおいてハレルが飛び込むコースを作ったり、オフボールスイッチでミスマッチを解消しに行ったテイタムよりも先にパスを通してしまったりと、見事なゲームメイクでした。
そんなわけで、セルツのディフェンスが困ったのはシクサーズからロケッツへとスイッチしてくる二段戦術でした。
〇ハーデン
35点
2P4/5
3P5/9
FT12/12
7アシスト
ほぼほぼパーフェクトだったハーデン。3Pとファールドローで荒稼ぎ。いわゆる「アナリスティックなシュート」が徹底されていました。ホーバスってハーデンとダントーニのファンなんだろうね。
なお、タフな3Pも決めていったハーデンですが、何故かワイドオープン3Pはエアボールしたりと、全盛期って感じではなかったです。あと、ドライブした後にカペラへのロブパスをしたいんだけど、エンビードはゴール下にいないし、ハレルは高さが足りなかった。
お疲れ様です。
やはり開幕はワクワクしてしまいますね。
カウンターですが毎回ハーデンしか残ってなくて、決められてしまうので笑ってしまいました。エンビートにあんだけポロポロされるとどうしようもなさそう。
テイクファール禁止の影響大きそうですよね。
去年のハーデンなら半分くらいファールで止めてる気がします。
なるほど。確かにファールで止めにくいのかな。
でも前回のルール改正では、ファールドローでオフェンスファールをコールされまくってたのにね