ザ・ボツ原稿
FA解禁前の噂でカイリーは決定、デュラントは各チームと面談でしたが、ふたを開けたら初日から民族大移動が発生。「カイリーの移籍とディアンジェロの放出」をテーマに事前に用意しておいた原稿がボツになったので、とりあえずアップします。
◎方針転換のネッツ
FA解禁で早速動いたのがカイリー・アーヴィングと契約したネッツ。ブルックリンという素晴らしい立地条件ながら未来を感じられない弱小チームであったネッツは、1年前ならば大物FAに見向きもされませんでしたが、この1年の成長とプレーオフに進む躍進によりアーヴィングの獲得に成功し、リーグの主役に躍り出ようとしています。
ネッツは過去の失敗により弱くてもドラフト上位指名権を得られない中で、4年前に就任したショーン・マークスGMによる巧みなトレード術でチームを強化してきましたが、このトレード術は他のチームで不要になった高額サラリーの選手を引き取る代わりにドラフト指名権を手に入れるものでした。しかし、マークスがFA解禁前に行ったトレードは、ドラフト指名権を付けて高額サラリーの選手を引き取ってもらう従来とは真逆の手法でした。基盤が確立されたことでチーム戦略の大きな変換点を迎え、いよいよ優勝を目指すための戦略としてアーヴィングと契約したことになります。
◎カイリーの疑問点
念願のビッグネームを手に入れたネッツですが、その一方でチームの躍進を作り上げたディアンジェロ・ラッセルを手放すという噂もあります。同じポイントガードだけに高額サラリーの選手を2人抱えるリスクをとらず、ケビン・デュラントを狙っているという噂です。いずれにしてもエース交代という賭けに出たことになります。ラッセルとアーヴィングを選手として比べた時、より評価が高いのはアーヴィングかもしれませんが、ネッツというチームにとってどちらが良いのかと考えると今回のマークスGMの決断には疑問が残ります。
ネッツのオフェンスは複数のスクリーンと細かいオフボールムーブが絡む複雑なシステムとなっており、スピードはないものの視野の広さと高いパス能力を持つラッセルにハマりました。むしろスピードがないことで“タメ”を作り、ディフェンスの状況をみてプレーをチョイスする判断力がラッセルにはありました。周囲はオフボールムーブで一瞬のフリーを作るために動き、ラッセルはその一瞬を見逃さず的確なパスを供給し、フィニッシュに繋げていきました。
一方でアーヴィングは個人突破と得点力はリーグ最高クラスと評されているものの、ポイントガードとして「周囲を使う能力」はあまり高く評価されていません。ネッツの複雑なシステムを理解し、周囲の動きに合わせたパスを供給できるのか。キャブスではレブロン・ジェームスが、セルティックスではマーカス・スマートが担っていた役割だけに「ラッセルと同じポジション」をこなせるかは疑問が残ります。
◎チームの一体感が最大の武器
もうひとつの不安要素は、ネッツはスターターからベンチまでエリートプレイヤーがおらず、ドラフト下位指名や他のチームでクビになった選手で構成されていること。ヘッドコーチのケニー・アトキンソンは全員を競争させ、それぞれの特徴を生かして試合ごとに、シチュエーションごとに起用する選手を細かく変えてきました。誰一人として特別扱いされることはなく、それはラッセルも同じでケガで長期離脱すると復帰してもスターターには戻されず成長を求められ、その期待に応えてエースに定着しても終盤にディフェンスが優先されるシーンならベンチに下げられました。
そんな中でもラッセルは腐ることなく、ベンチにいてもチームを鼓舞し続け「チームメイトたちの活躍を喜べるエース」であるのが印象的でした。一体感があるネッツのベンチはNBA最高のムードを作り上げています。
エリートとして歩んできたアーヴィングは自身が原因だったかは別にして、強豪チームに所属しながらチーム内のいざこざを経験するなど、ネッツのようなムードを自分から作り出せるタイプの選手ではありません。どんな選手も特別扱いしないアトキンソンがアーヴィングに対しても厳しく臨むのか、それとも優遇するのかが問われ、同時にネッツ最大の特徴である「チームの一体感」が崩れないかが問われることになります。プレー以外の部分でアーヴィングの獲得には疑問があるのです。
若い選手を中心としながらプレーオフに進出したチームに加わるスーパースター。この構図はネッツの躍進を感じさせてくれるようですが、1年前にアーヴィングのいたセルティックスも同じような状況でした。複雑なシステムと、チームの一体感を失うことなくチームは更なる高みへと進めるのか。長いシーズンでは様々な問題がつきものだけに、そう簡単なストーリーにはならないでしょう。
◎追記
さて、こんな内容でしたが、追記するとデアンドレ・ジョーダンまで加入させました。RPGでいえば何の呪文を唱えようとしても「賢さが足りない」というエラーがでそうなジョーダン。ギガンテス並みの破壊力を持ちながら、マヌーサで幻に包まれてしまうようなイメージです。
クリッパーズはハレルで成功しているわけですが、ハードワークの部分だけでなく、チームメイトの動きに合わせるし、動き出しが早い特徴が出ています。それはジョーダン時代の終焉のような感じであり、マブスは途中で教え込むのを諦めた雰囲気もありました。
しかし、ここで登場するのが我らがケニー・アトキンソン。エド・デイビスに限定した役割を与えて機能させているHCは、果たしてカイリーとジョーダンに戦術を教え込むことが出来るのか。NBAきっての名将なのは間違いないアトキンソンだけど、ビッグマンは失敗例にも事欠きません。これまでの補強は「アトキンソンに合いそうな選手」だったけど、今回はプリンス以外は違います。
そして細かい戦術とパッションを持ち合わせる性格に果たしてベテランたちがついてこれるのか。ダドリーとキャロルはついてこれたぜ。
アトキンソンのコーチ・オブ・ザ・イヤーはあるのかどうか。
ネッツブログ?違うよ。アトキンソンブログだよ。
デアンドレ来ましたけどジャレットアレンはどうなるんでしょうか…
ちゃんと考えてるのかなあという感じです
しかも4年契約!
どう処理したいのか。
全員苦労人だからこそのチームの一体感でしたよねー。スーパーエースが二人もきてどうなるんだろう。
デアンドレも取ってくれるなら2人ともネッツにいくよって交渉があったんじゃないのって勘繰りたくなりますね。ジャレットアレンでいいと思うんだけどなぁ。
多分、あったんでしょうね。
ネッツをちゃんと観ていないとジャレット・アレンの良さは伝わらないんじゃないでしょうか。グリフィンに聞いとかないと!
今回のF Aでディアンドレの契約や沢山のmax契約が生まれましたが、1年後2年後に不良債権扱いされてる可能性の選手ランキング作って欲しいです。自分にはmaxの価値がある選手とか分からないんで。
面白そうですね。誰だろうか。
個人的には、
ディアンジェロ残して、デュラント獲得。ジョーダンはスルー。戦術面は現行路線を継続+困ったとき、勝負所でのスーパーエース デュラント。
が理想だったと思っています。
とにかく、カイリーがプレースタイル、キャラクターともに絶望的にネッツに合わなさそうなのが問題。そして、さらなる問題はカイリーじゃなくて、ネッツが折れざるを得なさそう(カイリーのやりたいことに近づけた戦術へのシフト)な状況であるということ、、
カイリーとデュラントが健康ならレギュラーシーズンはホームコートアドバンテージ取れるくらいに勝てるかもしれないけど、プレイオフを勝ち進む様子が全然思い浮かばないチームだなぁと。
おそらく、それが理想だったのだけど、「デュラント獲得」を優先しすぎたのではないかと。
このネッツのチーム構成はアトキンソンやGM主導なのか?
オーナーってまだロシアの人でしたっけ??(ならスター選手集め好きだしな)
ってのが感想です。
もし、アトキンソンやGMが主導でこのチーム構成なら楽しみでもありますが、そーじゃなかったら大都市圏チームあるあるみたいになっちゃうってのがNBAあるある
そしてカイリーは何がしたいのかが、よー分からん これだけはハッキリ言える(笑)
確かにGMと思いきや、違う力が働いたのかも。
でも、中国系オーナーもいるけどジェレミー・リンは切ったんだよなー
まぁz-boみたいにグリズリーズに来た途端、人が変わったみたいにチームプレイヤーになった選手もいますしね。アービングはアービングで(地元のためにプレイする夢が叶った)と言ってましたし、ある程度犠牲は払ってくれるのかなと思ってます。
優勝するために賭けに出た訳ですから、外野の自分は一旦静観したいと思います。チームとしては去年の方が魅力的でしたがシーズンが始まってみないとですし。
個人的にはDジョーダンは錬金術でストレッチ5化を期待してます。それが無理でもアレンとのハイローなど一段上の武器を見せて欲しいですね。かしこさの種とか売ってないですかね…
クルッツのプレーがディアンジェロ抜きで成立するのかは結構な注目点です。
パサーがいないとダメでしょ。
クルッツ欲しいなー(ウォリアーズ目線)
プレイできないKDをすんなりサイン&トレードで獲得するってどうなのよ?NBAキャリア後はNYで過ごしたい様なKDにしても話が早すぎる。事前の打ち合わせがあったのは明らかで噂される更なるサプライズがあってもおかしくないんじゃないでしょうか。いっぱいタックス払ってレ◯ードだと過去の失敗を払拭するには十分だけどLAで過ごしたいだろうレ◯ードはどうするのか。スパーズ時代はNYのクリニックに引きこもったからNYでもいいのかも。
管理人さんが仰るとおりラッセルのゲームメイクが軸だったのにそれをアービングに置き換えるのは危ういんじゃないかなと思ってます。
PnRの指揮は上手いですけどそこからオープンのコーナー3を作ってくれるようなタイプじゃないですし、PGというよりやっぱりスコアラーなのでスマートみたいな女房役がいないとフルパフォーマンスは発揮出来ないかと。
かといってアービングを選ばなければKDも来てなかっただろうと考えると難しいところです。
KDもアービングを選ぶならGSWに残留した方が良かったんじゃないの?と思ってしまいますが。
GSWの優れたチームDFに慣れ親しんだKDはアービングとDJのルーズさに苛立つんじゃないかな。
確かにね。KDがそこまでアーヴィングが良いってのもわからないですし、実際にジョーダンとプレーしたらドレイモンドのありがたみを感じるかもしれません。
でも4年契約しちゃったしなー。
バークレイズ・センターにも試合を見に行ったBKNファンです。
そりゃ確かにサラリーや実績はカイリーが上だろうと思いますが…2年後にはディアンジェロも肩を並べる評価を得ていると思っています。
評価はさておき、ネッツの戦術やベンチのカルチャーは、ディアンジェロが合ってますよねえ。ディンウィディーをカイリーにアップデートした、というのならものすごい飛躍だとは思いますが…。
ディアンジェロとカイリーのコンボガード、アトキンソンならなんとかしてくれたのではないかと夢想します。もしくはカイリーが6thマンとか(小声)。
ボールコントロールからの魔法のようなアレンへのパスが見られなくなるとは。
カイリーの健康面を考えてもこれまでのチーム作りの戦略を考えても、切り替えがドラスティック過ぎる気がします。
KDは1年お休みっぽいので、まだ何も考えません。
デマーレイ・キャロルを失ったことも地味に悲しいです。
そうなんです。ディンウィディ-がカイリーならば、寂しいけれど理解出来る。でもパサーがいなくなるのは。
キャロルは失いましたが、プリンスがいるのでそこは楽しみにして下さい。
そろそろムサも出てこないかな。
まぁそれ言い出したら、カイリーinセルティックスも疑問だったわけで…
カイリー&KDは20-21シーズンだと思いますが楽しみですね
セルツにはスマートがいましたし。
アトキンソンブログだと思って見てました
今年のテーマは
スーパースターを従えることが出来るのか?
絶望からここまで持ってきたマークスとアトキンソン
それ故にメンバーにも愛着が湧いてしまいネッツファンとしては複雑な心境です
なんなら移籍組と雑草組で完全にローテ分けてくれても良いくらいです
おかげさまでアイソより戦術を見るのが楽しくなってしまったのでここに登場回数が減るのは悲しいです
アトキンソンがどこまで拘るのかは追いかけます。
というか色んなサイトとかの意見でもKDが怪我前通りプレイできる前提で話が進んでるけど、その可能性は半分もないと思う
パフォーマンスは確実に落ちる
クロスオーバーとかでドライブインはかなり難しくなるかと
まあ、ただのシューターでも優秀だけども
唯一の復帰例っぽいルディゲイもプレイタイム制限かけられてるし
ムリでしょうね。少なくとも1~2年は様子を見ながらじゃないと。
だからやっぱりカイリー中心で考えるべきだと思います。
そしてディアンジェロならシューターとしてもデュラントを活用できるのになぁ・・・。
来季はカイリーが1on1して、ハリス、レバート、プリンス、アレンがひたすらハードワークするみたいなイメージしか見えないんですよね。よく言えばカイリーのPGの真価が問われて、悪く言えばカイリーじゃ勝てない理由が露呈してしまうんじゃないかと。
個人的にはディンウィディとカイリーを同時に並べて、スマート的な役割をディンウィディにお願いしたら上手くいくかも?と勝手に妄想しています。カイリーが暴走し始めたら、ベンチに下げられるだけの選手層もありますし。
ディンウィディはもう少し直線的に得点を取りに行くのが増えたので、スマートみたいなプレーはしないんですよ。
強気に打っていけるのが良さなので、そこを消しては意味がないし。ステップバック3Pが決まるようになってご満悦な感じです。
ネッツのハードワークはさすがに消えないでしょうから、そこが頼りなのかな。
WeGoHard