質問があったことを追記しておこう
ほぼほぼ質問返しです。
Q.プレーオフで勝てない
A.まぁこのままじゃ勝てないですね。
でも忘れてはいけない事があります。みんな昔は言っていたじゃないか。
「リバウンドやルーズボールなどのスタッツに残らない努力が勝負を分けるんだ」
ってね。その部分がものすごく優れた選手が実際に出てくると批判するのはなんでなんだ?とね。
そして勝っているチームをみても、ウォーリアーズの鮮やかな部分ばかりフィーチャーしすぎている。ハンプトン5の凄いところをハイライトで出てくるようなプレーだと解説しているのは、まだまだ足りないよ。
ドレイモンド・グリーンはどれだけしつこくボールに食らいついてる?
イグダラの献身的な走りや最後まで諦めずシュートチェックに行く能力こそが最高の武器だぞ
トンプソンは最高レベルの3&Dであり、ディフェンスでアメリカ代表に残ったのさ
カリーはフィジカルの弱さを補うためにどれだけの運動量があると思っているんだ
結局のところ、どんなに戦術的に優れていてもハードワーク出来ないチームはウォーリアーズには勝てない。ロケッツだってジャズだってハードワークを重要視しているのさ。キャブスには不足していた。
そして少なくともサンダーはハードワークの面ではリーグ最高のカルチャーをもっていて、その部分ではウォーリアーズすら凌駕するよ。それはニックスやペイサーズのファンがよく知っている。
そして時に戦術的な良さをお互いのディフェンス力が消し合ってしまうと、鮮やかな連携はなりを潜め個人技勝負になったこともデュラントの鬼気迫る活躍でみんな知っているよね。
まぁ優勝したければもっと戦術的に効率性を追い求めなければダメ。でもハードワークを失うのはもっとダメ。ということです。
Q.HCが交代するとそんなに変わるの?ラス君は所詮ラス君でしょ?
A.HCが交代すると大きく変化します。
今回はラス君の良さを定義したわけですが、管理人は「運動量とインテンシティが半端ない」からそこを活かしたいわけです。
でもドノバンは「突破力とアシスト力が半端ない」からそこを活かしたいわけです。
これはどちらが正解とかではなく、同じ選手でもとらえ方が違うだけで活かし方も変化するわけです。そしてそのために脇を固める選手のタイプも違う選手を求めます。つまりは今のサンダーのメンバーでHC交代しても、それは小さな変化に留まるかもしれないけど、HC交代したらメンバー自体が入れ替わるはずです。管理人は「TJマッコネルを取ってこい」といいます。
他のチームの例で言うと、ディアンジェロ・ラッセルは移籍してHCが違うだけで全く別の選手になりました。それはもうネッツでのラッセルと言ったら!!!
しかし、実際にハイライトをみるとプレーそのものに大きな変化はありません。能力が一気に増したわけではなく、選手としての使われ方が違うということです。
レイカーズ時代のハイライト
ネッツ時代のハイライト
やっていることは同じなのに、微妙なタイミングの違いがある気がしませんか?
ネッツでは「最後の選択肢は自分で打つ」という形でプレーしていると思います。レイカーズではシュートを求められたけど、本当はパスが好きとはラッセルも言っていました。
他にも例を挙げると、ハーデンがあんなにPGとして素晴らしいということはダントーニがHCになるまで知りませんでした。それもダントーニ自身も知らず、当初はゴードンがPG予定だったのに、キャンプでのプレーを観察する中で変更したわけです。
ダントーニのシステムの中でハーデンの視野やパスのタイミングが最大限に活かされるようになったわけです。ハーデンのFG%は向上していないし、ターンオーバーはかなり増えました。でもチームとしては素晴らしい。
そしてウォーリアーズもまた同じ。よく書きますが、スティーブ・カーが来るまではウォーリアーズはリーグで最もパスを回さないチームでした。でもプレーオフはセカンドラウンドまで進んでいます。
「カリーは素晴らしい。ラス君みたいにパスしないPGとは違う」って?じゃあなんでカリーがいてもパスを回さなかったんだい?エリスがいたというだけで出来なくなるとでも?というか2人のエースがいたなら尚更パス回すべきだろ。
というわけでHC交代は選手を大きく変化させます。正しくは選手の能力が変化するわけではなく、その能力の活かし方が変化してきます。
ラス君のFG%もアシスト数もリバウンド数も変化しないかもしれないけど、その価値は大きく変化するかもしれないよ。
付け加えておくとドノバンHCだからこそ、ここまでハードにプレー出来る選手になったともいえるよ。ドノバンの大学時代の教え子達もみんなハードワーカーなのさ。だから本当はACに参謀役を加えるのがベスト。
Q.どんなローテーションが良い?
A.よくわからない。シュルーダー次第
①ラス、ロバ、PG13、パターソン、アダムス
基本的にラス&ロバがいるときはシュート力のあるパターソンの方が良い
②ラス、ロバ、アブリーネス、カバロー、アダムス
ラス君中心の時間はシューター2人いれるとかもあり。意外と守れるし。
➂シュルーダー、PG13、アブリーネス、グラント、ノエル
セカンドユニット。やっぱり走れるし、普通に良いチーム。
④シュルーダー、ラス、カバロー、グラント、ノエル
セカンドユニット2。でもちょっとシュートが怪しい。
⑤ラス、シュルーダー、ロバ、PG13、グラント
超高速チームにして、ハイプレシャーディフェンスチーム
多分こんな感じを繰り返すのかと。これにフェルトンとファーガソンをちょこちょこ混ぜていくのかなーと。ルーキー達は知らない。ヒューステスは未契約か。
それなりに柔軟性があるけど、やっぱりウイングシューターにしてリバウンドが取れるタイプが1人足りません。エーシーとかトリバーが欲しい。管理人はこの2人とタッカーが好きすぎる。アミヌとかも。カイル・シングラーが奇跡の大活躍するのか!?
Q.ラス君よりウォールやシュルーダーの方が速いの?
A.速いというか、アジリティが上
ドノバン・ミッチェルを絶賛していますが、以前に特集したときに書きましたが、前への推進力は高いけど、細かい動きを繰り返すアジリティは低いのでした。ラス君もそんな感じ。爆発力は凄いけど、細かい左右は苦手。フェイクに引っかかって抜かれること多いしね。
ハーデンを抑えたときの動画ですが、極端なスタンスを取って左手側に張り付いています。これはハーデンにドライブされても追いつく自信があるからで、逆に緩急を使って左右に振られると対応出来ないからだとも思います。
シュルーダーはもう少し細かい動きに強い印象です。そもそもディフェンスは怪しいけど、ハンドリングからのシェイクはラス君より上手いよね。でも、そこからの選択肢が少ないからあまり意味はない。
ウォールは更に加速が凄い。ただ、前への速さは凄いけど、そこから身体をコントロールするのはあまり上手くないので、レイアップがあまり上手くない。ここをセルティックスに狙われているんだよね。ウォールは全般的にこの傾向があるので、トリプルダブル出来そうだけど、リバウンドが弱くなってしまいがちです。正面には飛べるけど、落ちてくるボールに合わせて飛ぶのは得意ではない。
ラス君についてシーズン前半は「動きがおかしい」と書いていましたが、手術を受けていたからと言われるとちょっと納得です。信じられないターンオーバーを連発して、イージーレイアップも外していたし。
いつもやるようなターンオーバーも混じっているからアレだけど、どうみても自分の身体をコントロール出来ず、ボールが自分の考えているところに持って行けていなかった頃です。ちなみにキャッチしようとして信じられないくらいボールを吹っ飛ばすので、「NBAプレイヤーって信じられないくらい強くボールを持つんだな」と自分のプレーを反省もしました。反省はしたけど無理。
こんな選手を長く使ったドノバンも悪いと思うよ。交代させてしかるべし。
Q.ルビオとラス君のコンビ凄いですよね。
A.そうですね。
昔から合うと感じていたそうです。凄いですね。
個人的にはウルブスのルビオだと特にそんな風には感じませんでした。ジャズにきてからのルビオは「もっとゲームメイクの部分に徹している感じで良くなったなー」と思っています。アシストではなく。その一歩前のプレーが仕事という感じ。
とはいえ、ルビオもジャズに来た当初はかなり微妙で、ちょっと何したいのかわからないプレーも連発していました。それがシーズン終盤には素晴らしいゲームメイカーになったわけですが、1つにはドノバン・ミッチェルというわかりやすく頼るべきエースが存在することが助けになりました。もう1つはイングルスという気の合いそうなゲームメイカータイプのシューターがいたのも大きいです。
だからラス君と合いそうだけど、2人ではダメなのかなーと。やっぱりロバーソンにもPG仕事を仕込んだ方が良いと思う。
Q.若手をジャズで鍛えたい
A.ジャズからガードを獲得しよう
これはシーズン中から思っていましたが、ロールプレイヤーについては個人の資質に加えて特定のチームに所属している選手を連れてくるのは効率的だと思いました。
例えばサンダーから出て行ったのはカンターやサボニス、そしてオラディポですが、全員ハードワークを新しいチームに植え付けました。これは非常に重要な変化だったと思います。ハードワークが足りないチームはサンダーから補強しよう。
同じような要素はいっぱいあって、3Pを打てるビックマンが欲しければセルティックスやネッツから補強すれば良く、チームファーストでプレーする選手が欲しければスパーズから、スペーシングして3P打つ選手が欲しければホークスからみたいな事例があります。
しっかりとゲームメイク出来るPGが欲しければジャズから獲得しましょう。でもジョージ・ヒルみたいな例もあるので、受け入れるチーム側にその意図がないと意味はないですが。
以上。次回はFAトレードを挟んで「レブロンとレイカーズ」の予定
イバカって今のサンダー合うと思うのですがどうでしょう
イバカは合う合わないの他に、プレーが安定しないという別問題があるのでちょっと・・・
初コメです。
毎回毎回濃ゆいですね。
色んなブログ観ましたが1番面白いです。
これからも更新頑張ってください。
ありがとうございます。
わりと長い記事があるので、敬遠する方もいるのです。
NBAから脱線してしまい恐縮ですが、2年後のアメリカ代表のPGは誰を中心にすると思いますか?
これから一気にスターダムに上がる選手が出てくる可能性もありますが、現状で軽く思い浮かぶ顔触れだけでもカリー、ラス、CP3、ウォール、リラード、アービング、ハーデン…
ポポがどのようなチームを作るのかにもよると思いますが、それも踏まえて回答いただけたら幸いです。
今度考えましょう。
カリー、ラス君、ハーデンの3人は本人の希望通りになるはずです。残りが勝負かな。