マレー&MPJを思い出そう

ナゲッツは優勝に向かっているのか?

2年連続MVPのヨキッチさえいればプレーオフへ進めるナゲッツ。そこから先へ進むためにアーロン・ゴードンを補強した2年前でしたが、肝心のジャマール・マレーの負傷によってオフェンスクオリティが下がってしまいました。

そして昨シーズンはマックス契約を結んだMPJが早々に離脱し、2人のマックスを欠いたナゲッツは、それでも普通にプレーオフへと進んだのでした。

今オフはKCPをトレードで手に入れ、FAではブルース・ブラウンを獲得とほぼ完ぺき。「ほぼ」の部分は何でデアンドレ・ジョーダンなんだってことですね。以前のマギーの獲得といい、リムプロテクターを欲しているのですが、チョイスが古いのと、プラムリーのようにヨキッチとフィットするセンターが出てこない。あー、バンダービルドが欲しいなぁ。

いずれにしても、これでディフェンダーが増えたので、あとはヨキッチ以外のオフェンスオプションを充実させるだけです。その役割は言わずもがな、マレーとMPJの仕事です。

大ケガとなったマレーが本来の力を発揮できるのか、「NBAではプレーできない」とまで言われたMPJの背中のケガは大丈夫なのか。ナゲッツが大金を払う2人は優勝以外に証明する手段はありません

◎バロメーター

「本調子に戻る」とはどういう状態なのか。ブランクがある以上は難しい要素もあるので、各選手によってバロメーターは変わってきますが、この2人はシンプルです。シンプルであるからこそ、本調子ならば優勝を目指せるし、イマイチならば殆ど意味がない(他の選手を起用すればいい)といっても過言ではないほどに苦しむでしょう。

○マレーの20-21シーズン
21.2点
2P52.3%
3P40.8%
4.8アシスト

勝てるチームのPGでありながら、アシストが極めて少ないマレーですが、かわりにシュートの正確性があります。特に2Pの成功率はガードとしてはすさまじく、ゴール下へのアタック能力は高くないのに、ミドルの正確性もあって50%を超えてくるのだから、驚異的です。

○MPJの20-21シーズン
19.0点
2P62.7%
3P44.5%
7.3リバウンド

そんなマレー以上の3Pの確率に加えて、サイズがあるので2Pが超高確率のMPJは更にわかりやすくなります。2年目にしてFG50%、3P40%を超えており、なぜかフリースローだけは80%を下回りましたが、50-40-90に最も近い選手になっています。つまり両者のバロメーターは

シンプルにFG成功率

です。マレーは48%、MPJは55%を超えれば順調な回復といえ、逆にマレーは45%、MPJは50%を下回るとヤバいです。マレーのほうはボーンズもいるからなぁ。

ただし、両者とも「FG成功率=シュート力」ではありません。いろんな要素が組み合わさって高確率を実現しているのであり、例えば3Pをしっかり決めたとしても、カットプレーが減ればFG成功率は下がるわけで、複数の特徴を合計した結果としてFG成功率が高くなります。

果たして両者はケガ前の水準でFGを決められるのか。この成功率が高いからこそヨキッチとの相性が良いので、ヨキッチの価値そのものも関わってきます。

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マレー&MPJを思い出そう” への2件のフィードバック

  1. 記事ありがとうございます。

    もともとヨキッチの居るところにマレー、MPJの高確率コンビが帰ってくるのは非常に期待しております。

    またブルブラとヨキッチとの化学反応も期待しているのですが、管理人さんとしてはこの2人はどのようにプレーするのがベストでしょうか?

    1. ブルースとヨキッチは別に使うのが良いのかなと思っています。
      便利なブルースですが、それはヨキッチと同じなので、フル活用するならヨキッチの控えで。

      それとは別にエースキラー役を任せる時間もありますが、KCPもいますしね

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