◎大きく進化した3P
3年目になったからか2人とも3Pに大きな改善がありました。特にコディは2年間酷い成功率だったのが劇的な進化です。(ケイレブはルーキーシーズンが54%)
〇3P
コディ 27.6% ⇒ 38.4%
ケイレブ 24.8% ⇒ 41.3%
多くのプレータイムを手に入れた最大の理由はオフェンス面の安定にあったと思われます。特徴だったディフェンスは更に強くなり、そして安定したシューティングが加わって使い勝手の良い選手へと進化したのです。
3Pが安定した理由にはコーナー担当としての慣れも関係しています。特にケイレブはヒートに行ったことで、完全なるコーナープレイヤーになりました。ホーネッツでは、もっといろんなことをやっていたイメージですが、結果的にコディの方もコーナーが増えたので、残っていても同じだったかな。
〇コーナー3P
コディ
アテンプト 0.8 ⇒ 1.4
成功率 25.6%⇒37.8%
ケイレブ
アテンプト 0.6 ⇒ 1.2
成功率 25.8%⇒40.5%
※ケイレブのコーナー以外の3Pアテンプト
1.8本 ⇒ 1.4本
明らかにコーナーが多くなったケイレブに対して、そもそもコーナーが多かったコディという違いはありますが、共に40%を超えて信頼できるシューターになりました。
また、両者に共通するのが左右どちらのコーナーからも同じように打って、決めている事で、ポジションに偏りがありません。普通はどっちかに寄るんだけどね。
自分たちがチームの主役だったときは、ポジションを入れ替えるような流動性もあったでしょうが、NBAにはいってロールプレイヤーとしての仕事が板についてきたとも言えます。スペースを見て空いているコーナーへと移動し、しっかりとパスアウトを決めきる選手として戦術的にも使いやすくなったと思います。
シュート力の改善は基本ですが、なんでこのツインズは2人揃って改善するんでしょうね。
コディとケイレブは見事なまでにスタッツが似ていますが、ただ単に似ているのではなく「同じように進化している」のも面白い所です。チームが変わったことで、役割も微妙に変化していくはずが、何故か同じような結果へと進んでいる。仲良しなツインズであり、再び書いてみたくなる理由でもあります。
〇速攻の得点
コディ 0.8 ⇒ 1.7
ケイレブ 1.0 ⇒ 1.7
速攻の得点も仲良く増えました。プレータイムが増えた程度の増加ではありますが、このスタッツで少し異なるのは、ホーネッツがリーグ2位の速攻チームであり、コディはチーム内では6位なのに対して、ヒートはチームで10.9点(22位)しか速攻の得点がないのに、ケイレブはチーム内で4番目に多い1.7点であることです。おそらくスターターでプレーしていたらチームトップになってたくらい。
チーム事情が違うのに、結果的に同じになるというツインズマジック。どうなってんだってくらい仲良しスタッツです。
多分日本唯一のクラッシュブラザーズの大学時代からのファンです
再び特集記事を書いて頂けてとっても嬉しいです
また来年も是非宜しくお願いします