サマーリーグ⑦

何故か1日中寝ていました。それぞれ半分くらいしか見ていません。

◎ユルトセブン

ヒートに登場したセンター。昨シーズンはサンダーの下部にいたのでモーゼス・ブラウンの影に隠れていたのかな。このサマーリーグでは大いなる存在感を発揮しており、3試合で

20.0点、9.7リバウンド、2.7ブロック、1.3スティール

こんなスタッツを残しています。プレーイメージが誰に近いかと考えていくと・・・シェングンかな。共にトルコ出身なので、トルコが作っていくセンターってこんな感じって事か。

3Pを打ちますが、今時そんなのは普通なので総合すると『現代型センター』ではなく、『旧型センター』な感じです。ポストアップからプレーを始めることが多く、インサイドで頑張る。全体的に反応の速さなどはないので、メイヤーズ・レナードっぽく見えるんだよね。ただレナードよりはずっと動けるし、筋肉はない。

ヒートはアチュワを放出した事もありますが「アデバヨと並べるセンター」がいなかったので、そこにハマればプレータイムを貰えそう。1試合に10分もないけど、ファイナルに進むためには必要なオプションです。

課題は3Pとディフェンス。ただの3&Dが欲しいだけなのさ。

◎スタウス

そんなヒートでエースになっているのはオクパラではなくスタウス。4試合平均11.3本もの3Pを打って20.8点を稼いでいます。ほぼほぼ3Pのみで構築しているスタウス。

ただ何がスゴイってアテンプトの多さです。こんなに打てるのは「ただのシューター」にはムリ。スクリーンを使ってオフボールムーブから打つのはもちろん、自分でハンドルしてのタフ3Pを沈めていきます。NBA3年目になると、こんなプレーを出来るようになるのか!?

サマーリーグで導入されている「サドンデス」も決め切っているだけに、物凄く自信にあふれているスタウス。これはローテにはいってくるのかどうか。パスを出す選手は多いだけに、ダンカン・ロビンソンに次ぐ役割をゲットできそうな匂いです。

ヒートのサマーリーグは、スタウスとユルトセブンのかみ合わせでオフェンスが成立している感じ。お互いにとってピッタリの相棒がいることで、結果を出せているようにも見えます。それぞれシーズンでは違うタイプのエース格とプレーするので、もっといろんなプレーパターンが求められそうです。

◎ペイサーズコンビ

そんなスタウスに劣らぬ・・・っていうか、完全に上回っているシューターハンドラーしているのがペイサーズのクリス・ドゥアルテ。シューターだと思っていたのに、ハンドラー化が進みPGやってたもんな。

ペイサーズはブログドンとシモンズのトレードをオファーしたとされていますが、確かにドゥアルテを指名する前提だったなら、それも納得。普通にPGとしてプレーできる判断の良さを示しています。ただし、突破力はないのでシモンズと並べるには適した選手。

一方で現状ではラベートもいるし、どんな形でチームに融合させるのかは不明。サボニスとのコンビは面白そうですが、それは突破力のあるラベートの方が面白そうなんだよね。

一方でドラフト22位で指名したアイザイア・ジャクソンはいわゆる「運動能力の高いビッグマン」なので、現在のペイサーズにはいないタイプです。一応、サンプソンがいたけどね。スピードのあるビッグマンはフィニッシュ担当としてインサイドで暴れるので、「アウトサイドのドゥアルテ、インサイドのジャクソン」とプレーエリアがわかりやすい。

そしてドゥアルテはそこまでプレーメイク能力が高くない分、プルアップを良く打ちますが、インサイドが広ければジャクソンのリバウンド力も生きるよね。こちらもお互いの長所が噛み合わさってアピールできています。

とはいえ、ターナー、サボニス、ビターゼといる中でストレッチ4でもないジャクソンがどうやってプレータイムを得るのか、やっぱりわからない。

ペイサーズらしい分厚い戦力層は新たなシーズンも出来上がりそうですが、あまりにも戦力が余っているので、ベン・シモンズじゃなくてもいいから、スター1人と交換したいね。

◎またもジェイレン

Q.ホークスのルーキー2人はどうですか?

ここまで試合を決めるシュートを沈めているのがクーパーなのですが、本日はプロトコルらしくていませんでした。勝負強いのは良いのですが、ちょっと荒く見えるのでカンファレンスファイナルまで進んだチームが起用するのはどうだろうね。ルー・ウィリアムスも再契約したし、3番手としてヤングがケガした時くらいなのかな。

そんなわけで今日は昨年の2巡目指名のメイズが躍動し、26点9アシストでした。なかなか手ごわい競争をしているかもしれません。でもガード陣はみんな活躍する力は持っていることが多く、そこから抜け出すための武器だったり、安定感だったり、戦術力が必要だよね。

一方でウイングにいるのが20位指名のジェイレン・ジョンソン。またもジェイレンで、しかもジョンソンです。ミドルネームがタイリースなので、そっちを使えばいいのに。

ジェイレンは良くも悪くもウイングでした。何でもできる雰囲気で、ドライブでもカッティングでもインサイドに切り込むことが出来、3Pは得意分野。リバウンド力もあるし、2スティールと4アシストを記録しました。全てが出来るし、何かこう「凄まじい」と感じさせる分野はわからなかったです。

デュークのワン&ダンなのでレディッシュの2年後輩ですが、ちょうどレディッシュと争ううんだろうね。それでレディッシュの放出も考えていたのかな?

ホークスは2ガード、2ビッグの布陣でカンファレンスファイナルに進んでおり、なんならハーターを加えて3ガードの時もありました。そこにハンター、レディッシュ、ジェイレンとウイング補強だから、戦い方をどうしていくのか、割と難しかったりします。やっぱりボグダノビッチを売っておくべきだったんじゃ・・・。

ただ3人のウイング全員が「何でもできる」タイプなので、試合に出しても違和感はゼロだろうな。ジェイレンはレディッシュの弱点であった3Pの精度でアピールしたいところ。合わせが上手いのは買いだけど、それだとコリンズがセンターの時間になってしまうね。

かなり良かったと思うジェイレンですが、だからこそ迷ってしまうな―。そしてルーキーのレベルが高いなー。

サマーリーグ⑦” への1件のフィードバック

  1. アイザイア・ジャクソン、まだ19歳ですし、スピードも十分あるのでビッグマンではなくウイングにポジションダウンさせたら面白い選手になるんじゃないかと思いました。
    スリーは決まってませんけど、変なフォームをしているわけでもないですし。

    デュアルテは完成度が高いとは聞いていましたけど、噂以上でいい指名をしたなとホクホクしています。セカンドユニットで十分に活躍してくれそうです。
    ただ、ロスターがパンパンなのはそうなので、ラムかウォレン、もしくは両方使ってもいいのでトレードをまとめたいところです。2人とも怪我明けなので、すぐには決まらないと思いますが……。

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