◎秋田の場合
秋田の総売上高は17億ですが、そのうち8.3億がスポンサー収入でした。宇都宮や群馬に比べると4億もスポンサー収入が少ないのですが、売上全体に占める割合を考えると秋田の方がスポンサー依存になります。どうしてもスポンサー第一主義にならざる得ないというか、通常の営業活動が大事になってきます。
入場料収入 289,340千円
グッズ収入 116,370千円
ファンクラブ 65,970千円
合計 471,680千円
どうでもいいのですが、何故か単位:万円で記載されていました。総額のところは千円単位なのにさ。
スポンサーで4億も差があったといいつつ、入場料は宇都宮の12億、群馬の9.6億とは比べ物にならない差がうまれています。
ファンクラブにはそこまで大きな差はないのですが、グッズにも大きな差があり、ファンからの直接的な収入は宇都宮とは15億くらい違い、群馬とは9.3億の差があります。つまり、チーム間格差は「ファンからの直接収入の差」ってことになります。
これをノーザンハピネスが改善できるかっていうと厳しそうだよね。チームが強くなったとしてもチケット代をあげるわけにはいかないだろうし。正確な数字は調べてないのですが、おそらく延べで12万人に届かないくらいの入場者者数があったと思われ、宇都宮・群馬との差は2~3万人です。
これに対して、入場料収入は半分以下なわけでして、単価にすると2,500円くらいと思われます。うーん、宇都宮の8,500円と凄い差があるな。これを埋めるのは地域経済的な問題になるのでムリだろうなー。
ところで3チームを比較してみると、すっごく気になってくるのが「グッズ売上高」です。実はここに大きな差が生まれている。
宇都宮 725百万円
群馬 280百万円
秋田 116百万円
入場料で言えば秋田は群馬と7.7億もの差がありましたが、グッズとなればその差は大きく縮まります。それでもダブルスコアですけどね。
しかし、群馬ですら宇都宮とは4.4億も離れています。宇都宮の圧勝です。24-25シーズンの決算で言うと、宇都宮、千葉J、琉球の3チームだけがとびぬけて多く、群馬でも5位でした。
秋田よりも少ないチームも沢山あるのですが、そこにアルバルクやサンロッカーズ、ビーコルといった入場料収入が多いチームも含まれます。このグッズ展開に関しては、各チームの差が強く出ているってことです。(ライセンス展開をメインにしていると売上は増えない)
従来のイメージだと地方クラブは大口スポンサーがいないことで苦しかったのですが、スポンサー料よりもファンからの直接収入の方が差が広がっています。三河なんかスポンサー収入が突出していて・・・みたいなパターンもあるけどさ。
アリーナはどこも大きくなっているけれど、これ以上は増えないわけでして、そうなれば違いが生まれるのは入場料です。サラリーキャップをあげるとチケット代があがることになってきます。じゃあ、やっぱり放映権料をあげないと・・・バスケットライブが高くなるんだよな。
グッズか、グッズなのか。宇都宮くらいの売上になればいいけれど、5位の群馬でも2.8億だとおもうと、そこまで大きな利益にはならないしなー。うーん。
ってなわけで、稼ぐ方法が次のステージに入ってきた感もあります。30億円の売上規模に届かせるために、どうしていくべきなのか。スクール収入がやけにおおい川崎、横浜の神奈川勢と大阪ってのもあるし、それぞれなんだろうね。
島田さんは色々言われますが、バスケがビジネスとして成り立って、ファンや関係者が言いたいことが言えるのようになったから、というのもあると思うので、やはりそこは素晴らしいことだと思います。
バスケットLIVEも最近値上げ(550→770)したとはいえ、Bリーグ以外のカテゴリも見れるし、現地観戦1回分で年会費くらいはペイしちゃうので、個人的にはもっと値上げしてしまって良いと思っています。
放映権は配信側が利益を出せるかの勝負ですから、月額もですが、スポンサーを集められるかですね。
直接収入が増えたことは喜びつつも、本当に頑張るべきはリーグ全体としての放送枠の充実であり、スポンサーへの価値提供です。
地域に根付くことはクラブの使命ですが、リーグはリーグ全体の価値を上げなければいけない。
Jリーグスタイルだと、ここが弱いんですよね。
いつもありがとうございます。
楽しく読ませていただいています。
ファンベースを収入の柱に置くと、どうしても、関東圏や都市部以外は苦しいだろうなと思います。
影響圏人口×n%=ファン人数N
ファン人数N×p%=太客
人口少ないけど、地域経済が大きいとかがあれば別でしょうけど、基本的に、人口が多いほうが、地域経済も大きいでしょうし。
グッズ収入が多い沖縄は…特殊例なんじゃないかなぁ。
ここは正にそれで、戦力均衡のサラリーキャップをするならば、戦力均衡のために収入を近づける=放映権料の割合を増やす、なんてことも必要なんですよね。
あと必ずしも大都市圏が有利ってことはなく、地方都市の方が生活の一部として直接収入は増やしやすい気がします。大都市はライブエンターテイメントの数が多いので、Bリーグじゃない分野に行きますからね。