Bリーグ 決算

Bリーグが開幕して、あれやこれや、わけのわからん話がタイムラインに流れてきて、嫌になっている日々です。

最近見たのでは、フリースロー時の観客のブーイング等にクレームしている人がいるみたいですが、ファンはチームを「応援」しに会場へ行っているのであって、バスケを「観戦」しに行っているわけではないのだよ。エンターテイメントとは参加型じゃなければいけないのだよ。
うちのブログみたいに「観戦」目的ならば、ネットで見れば十分だと思っているのです。まぁ言い換えれば「応援」しているファンが、「観戦」側にあーだーこーだいうのもちょっと違うのですが。そんなことはどうでもいいや。

さて、気になっているのはファンが「チケット代が高い」と言っていることです。NBAのふざけきったチケット価格に比べればBリーグなんて安いものだし、それ以上に現在のアリーナ建設費を考えると、チケット代は高くて然るべきになります。行政が建てたのを使っているチームであれば、本来の原価を考えると、あまりにも安すぎます。

・・・というのは、経済的な話であり、現実的にチケット代を見ると「マジでやってられない」ってなるよね。試合をみるという目的は同じでも、ネットで「観戦」するのと、アリーナで「応援」するのは、根本的に異なる行為なので高すぎて通えなくなるならば、熱も冷めていくものさ。
ましてや今シーズンからは平日開催も増えるので、どっちにしても行けない可能性も出てきて、シーズンチケットは売れなく・・・ならないのだから、Bリーグが地域の生活に深く浸透してきたってことですね。

宇都宮ブレックスの売上を見ると、Bリーグ開幕の2017年は10億円でした。それでも凄かったのに、26年度決算は「入場料収入」だけで12.1億円です。Bリーグ開幕当時のチーム規模であれば、スポンサーなしで賄えてしまうんだぞ。
入場者数は14万2629人なので、1試合当たりのチケット代は平均で8,500円くらいになります。かなり取れているよね。上手くいけば年間40試合くらいはホームゲームがあるので、全ての試合を見に行くには30万円くらいは必要ってことです。もっとも、シーズンチケットホルダーは、遥かに払っているわけですが。

また、宇都宮のHPより売上構成はこんな感じ。

単に入場料収入が増えただけでなく、ファンクラブで1億円、グッズで7.2億円もの収入があります。グッズはECに加え、常設の店舗があるらしいので、入場したファンってわけではありませんが、この3分野は「ファンが直接お金を出す」売上であり、それだけで20億円近いのが宇都宮でした。

あと宇都宮の場合はEASLの優勝賞金だけで2.3億円くらいあり、バスケットライブからの放映権なども含めて、「そのほか」が5.2億円もあります。賞金については読めない収入となっていくわけですが、総じてスポンサー頼みではない売上構成です。

・・・なんだったら一番問題があるのは「放映権料」だけどね。そこが収益の柱になるくらいであれば、リーグ全体が儲かるんだけどさ。「その他」に分類されている時点でね。そして放映権料が柱になってしまったらネットで観戦しなくなりそうなので、文句を言ってはいけない。

“Bリーグ 決算” への4件のフィードバック

  1. 島田さんは色々言われますが、バスケがビジネスとして成り立って、ファンや関係者が言いたいことが言えるのようになったから、というのもあると思うので、やはりそこは素晴らしいことだと思います。
    バスケットLIVEも最近値上げ(550→770)したとはいえ、Bリーグ以外のカテゴリも見れるし、現地観戦1回分で年会費くらいはペイしちゃうので、個人的にはもっと値上げしてしまって良いと思っています。

    1. 放映権は配信側が利益を出せるかの勝負ですから、月額もですが、スポンサーを集められるかですね。
      直接収入が増えたことは喜びつつも、本当に頑張るべきはリーグ全体としての放送枠の充実であり、スポンサーへの価値提供です。

      地域に根付くことはクラブの使命ですが、リーグはリーグ全体の価値を上げなければいけない。
      Jリーグスタイルだと、ここが弱いんですよね。

  2. いつもありがとうございます。
    楽しく読ませていただいています。

    ファンベースを収入の柱に置くと、どうしても、関東圏や都市部以外は苦しいだろうなと思います。
    影響圏人口×n%=ファン人数N
    ファン人数N×p%=太客

    人口少ないけど、地域経済が大きいとかがあれば別でしょうけど、基本的に、人口が多いほうが、地域経済も大きいでしょうし。

    グッズ収入が多い沖縄は…特殊例なんじゃないかなぁ。

    1. ここは正にそれで、戦力均衡のサラリーキャップをするならば、戦力均衡のために収入を近づける=放映権料の割合を増やす、なんてことも必要なんですよね。

      あと必ずしも大都市圏が有利ってことはなく、地方都市の方が生活の一部として直接収入は増やしやすい気がします。大都市はライブエンターテイメントの数が多いので、Bリーグじゃない分野に行きますからね。

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