Bリーグ開幕

◎エースとエースキラー

第2戦のアルバルクは「ヌワバを避けて攻めろ」というオフェンスから始めました。どうしてもヌワバ相手だと違いを作るのが難しいし、それ以上にボールを奪われるリスクが発生してきます。第1戦で5スティールも食らっているしね。エースキラーとしてのヌワバが危険すぎました。

逆にエースキラーになれる選手がいないアルバルクのディフェンスは、ヌワバに前半で20点を取られると、後半はゾーンを続けることになり、引いたディフェンスは得意のトランジションアタックに繋げることが出来ませんでした。今度はエースとしてのヌワバの突破力に困ってしまったわけです。
第1戦でも後半はヌワバを止めるためにカバーの人数を増やし、琉球にワイドオープン3Pを打たれ(外れ)ており、ヌワバへの対応が決まらない2試合だったわけです。

昨シーズンはリーグトップの9.5スティールを記録した長崎ですが、開幕戦は4スティールに留まりました。アキル・ミッチェルが離脱した以上は、外へのプレッシャーを強めるしかなく、実際に島根の3Pを27%に抑えているのですが、ボールを奪うことはできませんでした。

馬場や熊谷、そしてブラントリーが残っていながらも、ボールを奪いまくるスタンリーがいないことでアグレッシブなディフェンスという強みが薄まっています。PGにマッチアップして簡単にはパスをさせず、しかもスイッチしても問題を起こさないスタンリー。ヘルプサイドでセンターにマッチアップしながら高速ヘルプで潰していたことも含めて、スタンリー&ブラントリーの脅威がなくなってしまった感じです。

そのスタンリーが加わった群馬は、試合開始直後にニュービルのプレーメイクに振り回されまくるのですが、スタンリー登場からニュービルを動けなくしてしまいます。抜かれないし、フェイクに動いてくれないスタンリーが前にいると、ニュービルと言えども「何をすべきか」と悩む時間が生まれてしまいい、アルティーリのオフェンスは停滞していきました。

ところが、そのスタンリーもニュービルにマッチアップされると、その脅威が薄まります。アルティーリはスタンリーのドライブキックアウトに振り回されていたのですが、最後はエース同士のマッチアップで消しあうことになっていったわけです。あと群馬はうかつなパスが多く、それをニュービルに奪われるというシーンが多発しています。抜け目なく狙っているニュービル。

流れの中で直接マッチアップできない時もあります。そうなると3P決めるわ、アシストするわ。ニュービルはエースとして段違いでした。ニュービルを止められるなんて、スタンリーとヌワバにヘンリー、あとひょっとしたらマクダニエルズ兄くらいだと思うので、アルティーリはもっと楽にプレーできるでしょうね。

スタンリーはニュービルほどシュートは上手くないので、まだ対応の仕様はあるのですが、やっぱりニュービルが離れた瞬間に3Pを決めているのでした。そして最後はタフなブザービーターをねじ込むっていうスペシャルなデビュー戦でした。逆転される要因を作ったのもスタンリーだし。エンターテイナー。

そんなわけでエースとエースキラーが作り出す違いが大きかったのですが、エースもエースキラーも同じっていうね。ヌワバ、スタンリー、ニュービルは段違い過ぎて、彼らを巡る攻防が試合展開を変えていったわけです。
オン・ザ・コート・フリーによって変化が生まれていますが、ビッグマンたちのフィジカルファイトが繰り返される展開にならないと、エース中心の形が作られているかが重要でした。日本人が3人コートにいても、エース中心の機能性があれば問題ないんだよね。

一方で5人で行うオフェンスをしていると、その中でエースキラーに封殺されるポジションが1つ出てくるだけで機能しなくなる懸念が出てきます。プレーオフになるとアイソが増える理由も、そういう部分にあります。出来るだけミスマッチ作ってアイソ、っていう方がディフェンスも崩れているしさ。
エースキラーに妨害されたときに、黒川で解決しに行ったアルティーリと、トレイ・ジョーンズがいる群馬は、そのレベルまで進化できるのかどうか。開幕戦から「エースが止められたら」を経験するなんて早すぎる気もするけどね。

“Bリーグ開幕” への2件のフィードバック

  1. ちょっと細かいのですがアルテ「ィ」ーリ千葉では無いでしょうか。
    配信でもアルテゥーリと呼んでいたので、ちょっと気になっておりました。

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