◎先行して逃げ切る
大会を通して序盤にリードを奪えています。唯一、韓国戦だけが3回リードされて、2回までは追いつきました。そして中国戦以外は後半に追い上げられまくってもいます。でも、逃げ切れているんだから、上手く処理しきったわけです。
1Q序盤はシューターのオフボールムーブで上手くフリーにしていきます。それぞれ異なるプレーコールでフリーになっていくので、スカウティングの勝利ともいえます。ダブルPGにしないスターターだからこそ崩しているぜ。
台湾戦もオフェンスのプレーコールだけで差をつけまくっていたし、中国戦はとにかくオフボールムーブを絡ませればマッチアップミスをすることを前提にしていました。どちらにしても、相手が苦手であろうことを選んでリードを奪い、対応され始める後半は厳しくなっているわけです。スカウティング無双じゃん。
そして台湾には終盤にハンドラーへの激しいプレッシャーディフェンスで「プレーコール潰し」をされています。ボールを奪うディフェンスは大事だぜ。こうなってくると、個人能力の部分でプレッシャー負けしないかどうかが問われてくるわけでして、HCがその場でどうにかできるわけでもないのよね。
タイムアウトを使いながら、パニックムーブすることなく、ちゃんと逃げ切っているのだから悪くない出来でした。
そして迎えた中国戦。2Q残り3分半8点リードの場面でアーリータイムアウトします。ここで山崎の片足ミドルという絶対に指示していないシュートで点を奪い、さらに3Pで突き放しました。それ以上に中国のオフェンスを抑え込みます。
14点差になった残り1分半で中国がタイムアウトでしたが、この後のディフェンスでプレーを読み切ったのか、ハンドラーにプレッシャーをかけずピック&ロールを成立させませんでした。オフェンスでは狙いすました金近をオープンにする形で3Pをヒット。これで19点差に広げたのが最大の勝因でした。
総じて、何かが明確に悪くなる前のアーリータイムアウトが目立つし、そこで相手のプレーを読んだようなATOが続きます。これが逃げ切れる要因にもなっているので、タイムアウトって大事だよね。
そして中国戦の後半は、外へとプレッシャーをかけてくるし、シューターを空けてはいけないという指示を受けたであろう中国が、スクリーンに対してシューターを追いかけすぎて、ゴール下で川島とシェーファーがフリーになったし、カウンタードライブも有効でした。
ってことで、会心のHC采配でもあった中国戦でした。川島のプレータイムを倍にしたことも含めて、本当に会心の采配だった。楽な展開にできたことでシュートが入ったしなぁ。