アジア大会 台湾・中国戦

ノックアウトラウンドに入ったアジア大会。不満が多かったのか、何故か急に実況・解説がつくようになりました。女子なんて香港戦からついています。「スクリーンとは田んぼの濁った水を抜くようなプレー」という名言を残していました。
バスケ男子は先行してスタートしたから、まだいいけど、大会運営の悪さばかりが目立ちます。利益を出すための売上増は目指していないので、コストダウンばかりに目を向けて、稼ぐ機会を逃している感は満載です。バスケとか、サッカーとか、バレーとか、アジア大会なんて要らないのにね。

オリンピック委員会の記事が面白くて、準々決勝の相手はチャイニーズ・タイペイで、準決勝の相手は中華人民共和国らしいです。Bリーグのチームが代表で活躍した選手のことをアピールできなかったりと、マジでメンドクサイだけの大会にみえるぜ。
でも、経験を詰める大会があるっていうのは、バスケ代表的にもありがたいんだよね。っていうのが、ここまでだったわけですが、モンゴル戦から続く課題もあれば、沢山試合をしているからポジティブな部分もいろいろ出ています。韓国・・・じゃなくて大韓民国戦までに触れなかったことを、もうちょっと触れましょう。

◎相手が強いなら黒川

と、いいながら韓国戦と同じで、黒川の活躍が目立ちます。
小川、ハーパーと違うのはプルアップ3Pに積極的な事ですが、実際には2Pも黒川の方が上手くとれています。台湾が中を固めるので小川もプルアップを打ち始めましたが、中を攻めたり、外を攻めたりっていうバランスに差があるわけです。

さて、これだけならば単なる「武器の多さ」なのですが、チームレベルで見た時にはハーフコートオフェンスの作りそのものは上手くできているのに『続けられない』というゲームメイクの問題を感じます。
強気に突破出来る相手だとチームオフェンスに個人技が混ぜって丁度よかったけど、上手くいっている時間帯に突破しようというプレーが増えすぎます。特にハーパーがダムダムしてピック&ロールをやりすぎ。ピック&ロールで終わらないのが、今の代表の良さなのにさ。

台湾戦では残り1分半で7点差に追い上げられたところ、黒川がショットクロックいっぱいまで使うオフェンスを構築し、ゴール下まで行きます。残念ながらシュートは外れたものの、オフェンスリバウンドが日本に出て、コーナーの高島へパスがでました。
残り1分7点差です。3ポゼッション差なので10秒使えばファールゲームシチュエーションだったのですが、高島は迷いなく3Pを打って外します。黒川が時間消費を優先していたのがバカみたいです。

中国戦の4Qは余裕なので、リスクを冒さず、時間を使いながらのオフェンスで良かったわけですが、黒川がピック&ロールからドライブすると、シュートでもパスでも良さそうなシーンで「ローリスク」を優先し、止まってトップのハーパーへ戻しました。
ところがハーパーはキャッチからドライブし、タフレイアップでミスします。無理なら止めて24秒オーバーでもいいのにタフレイアップはないだろう。しかも、黒川がドライブしているのに、ハーパーまでドライブするから、中国はトランジションアタックしました。それ、一番ダメな選択じゃん。

・もっと徹底してチームオフェンスすべき
・状況に応じて何をするのか

そういう意味でゲームメイク力において黒川が頭一つ抜けていました。
アルトゥーリ千葉でメインPGとしてプレーしている黒川と、ニュービルやベンドラメがいる小川&ハーパーでは、多くのシチュエーションで冷静なジャッジをするっていう点で差があるのでしょう。それこそ小川なんて試合に出てきたときには「ドライブアタックした方が良い」わけです。ニュービルと違うことやろうぜ。

それはそれとして黒川は点を取るよね。大事な試合で点を取れるのは、他のPGたちと大きな違いでした。ユーロ見ていると、大事なところで見事なアシストをする(相手の対応を読んでいる)PGもいるのだけど、そこまでいくのはまだかな。
と、思ったら中国戦はパスを捌く形にして2点、6アシスト、1ターンオーバーです。個人能力じゃなくてシチュエーションごとのプレーチョイスの面で、黒川と他の2人には差があったぜ。

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