Window4 日本vsサウジアラビア

◎西田と富永

今回も西田はセカンドプレーメイカーとして重要な仕事をしていきました。初めにワイドにポジションを取ってスペースを確保しながら、ホーキンソンとのハンドオフでボールを受けると
・自分でドライブしてコートの真ん中を使う
・逆サイドへ早めの展開でチャンスメイク
・崩し切れなければ反転してPnRでリスタート

佐々木と斎藤はオフェンスの作り直しを嫌がるというか、アグレッシブに攻めたがるので、意図した形が生まれなかったときに作り直せるのは大きな違いでした。この点は個人技スタイルに切りかえる河村も同じね。

それ以上に初めにワイドにスペーシング出来ていることで、スキップパスが通るとイージーにチャンスが生まれていきました。これも西田が河村からパスを受ける形もあれば、西田の方がパサーとしてワイドに展開する形もあるので、日本のオフェンスが淀みなく進むのは、セカンドプレーメイカーが機能しているからでもありました。

この西田以上に活躍したのが富永でした。Window2から続く富永の変貌っぷりには驚くばかり。パスを受ける前から周囲のシチュエーションを確認しておき、簡単にパスを捌くこともあれば、ドライブで切り込めるし、もちろん3Pも打っていく。プレーメイカー成分としては西田の方がかなり上なのですが、エースムーブからの展開もある富永も十分に対抗しています。

特に富永の場合は八村がベンチで休んでいる時間にプレーしており、八村代役として引っ張っていった感もあります。えぇ代役としてね。何故か八村とは合わせることを避けられて感があり、そして後半になると3Qから4Q序盤にかけてのローテの時間に起用されず、佐々木&斎藤のダブルPGに出番を取られました。

前半で富永は明確に結果を残していたのに、なんで外されたのか、本人も困惑していそう。
4Qに富樫と共にガベージ的な位置づけのユニットで再登場(その後、八村やホーキンソンも登場)となり、プレー内容の良さに反して評価されていない感じです。

ここに少しめんどくさい問題が付属するのが、佐々木のシューティングが富永と同じか、それ以上に良いこと。ダブルPGっていうか、シューティングの役割で佐々木が機能しており、ディフェンスのフィジカルな面を含めて攻守トータルでは「富永が上」とは言い切れないってことです。富永は可哀想に見えるけれど、3P精度で負けてはいかんぜよ。
ダブルPGで展開力の良さは感じないし、それ以上に西田と富永が機能している感があるのですが、ダブルPGというか佐々木はフィニッシュ力で存在感を示しているのは韓国戦から変わらないのでした。

まぁそれはそれとして、西田と富永で合わせて30分で27点です。ウイングたちの得点は微妙でしたが、セカンドガードはそれを補って余りある得点力でした。八村・ホーキンソンと合わせて4人で77点。そりゃあ100点ゲームにもなるか。
ここまで中外で展開できていると止めにくいよね。サウジが手を打てなかったのもわかります。以前の日本だったらガードを潰しに行けばよかったのに、セカンドガードとインサイドのコンビで崩してしまうから、戦術的対応で止めるのはムリだっただろうね。

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