〇2PAと成功率
22-23 8.2本 48.8%
23-24 7.6本 48.1%
24-25 7.8本 51.9%
25-26 8.1本 49.2%
成功した3Pに比べると、そもそもの強みであった2Pのアタックについては、伸びていないというか、本数を増やすことが出来てません。サンダーとのファイナルではマサリンのドライブが有効だったように、対戦相手によっては・・・ってのはあるのですが、そこに限定されてしまうことも苦しい要因です。
3Pが向上することで、より効果的に2Pアタックが決まるという想定もあったはずですが、イマイチ機能しなかったし、クリッパーズでは2Pアタックだらけで同じような成績を残したのだから、もっと極めるべきだったのかもね。
〇FTA
22-23 5.8本
23-24 3.8本
24-25 4.5本
25-26 6.2本
それは2Pアタックよりも、その先にあるファールドローに違いが出てきます。マサリンが自分の武器で戦っていたルーキーシーズンの5.8本から、2年目3年目は本数が減ってしまいました。チームが強くなったのでデタラメアタックは禁止されていることもありますが、強引さの成分を減らして、上手く戦術的に振舞うことでファールドローという強みも減ってしまったぜ。
クリッパーズでは7.3アテンプトと大きく増やしました。3P決まらなくて外へ引き出せていなくても、強引に突っ込んでファールドローしまくるっていうね。それで得点力は変わらないというマサリンの凄さでもあるし、ダメさでもあるし。
◎減速するマサリン
レブロンにケンカを売ったようなルーキーは、本当にルーキー離れしたファールドローのスキルを持っていました。今だと「ファーろどろーが上手い」ガードは、フェイクを使って自分の間合いにディフェンスを差し込むのが上手いのですが、マサリンは全く違います。
ドライブで相手の間合いに飛び込んでいき、コンタクトしながらもねじ込んでファールを奪い取ります。アメリカ人が大好きな男と男の戦いスタイルです。もしも20年前に登場していたら、あっという間にスーパースターへと駆け上がった気すらしてきます。
これだけだと単にフィジカルが強いってことなのですが、マサリンはステップの踏み方に特徴がありました。1歩目で大きく前へと飛び出しながら、2歩目では急に止まってディフェンスを引き剥がすこともあれば、前へ飛び出すスピードアップも使ってきます。加えて上半身を後ろに倒してのショットも、前へ倒してリバース系へとも繋げていきます。
ステップでの加速と減速を使い分け、ディフェンスを突き放す
ヘジテーションムーブそのものが上手いタイプではないのに、フィニッシュ周りについては非常に上手く使い分けてきます。ネムハードのように減速ムーブの使い手は他にもいるのですが、そもそもマスリンはスピードとフィジカルという身体能力の部分でドライブしてくるのに、最後だけは減速ムーブを活用しまくるのはレアです。しかも、加速ムーブもあるので、ステップを踏んでからの動きを見極めるのは困難。
ザ・エースのムーブなんだけど、今時のエースであれば、そんな難しいシチュエーションを増やしてはダメなんだよね。プレーメイクの部分もありますが、単純なフィニッシャーとしてもジャンプシュートを上手く使うべきです。
そして上手く使えるように本人も頑張ったんだけど、むしろ難しいシチュエーションに飛び込むからこそディフェンスにダメージも与えられればフリースローもゲットできるので、得点効率は変わらなかったというね。
エキスパンションチームでエースをやらせてみたいです。