試合のペースが遅いBリーグですが、レーティングを見ると10年前のNBAくらいの水準になっており、意外とオフェンス力があるとわかったのが前回です。ただし、上位チームは攻守両方優れているケースが大部分。ディフェンスだけ優れているのは名古屋Dで、ディフェンスがイマイチでもCSに進んだのは宇都宮だけでした。
〇試合のペース
NBA 99.4
Bリーグ 73.9(88.7)
NBAとBリーグでは1試合当たり25.5回もポゼッション回数が違います。ただし、Bリーグは40分なので、これをNBAの48分に換算すると()となり、その差は10.7回になります。概ね10ポゼッション違うと思いましょう。NBAの場合は試合終盤にタイムアウトを使ってポゼッションを増やせるしね。
ではビックリしたオフェンスについて、NBAと比較してみましょう。イメージとしてBリーグは
・3P成功率が低い
・2Pフィニッシュはもっと悪い(外国籍以外)
・スティールカウンターが少ない
ということで、平均レーティングが109.9もあるとは思いませんでした。その差を埋めていくのはリバウンドってことになりますが、さて、どうでしょうか。
〇平均3P成功率
NBA 36.0%
Bリーグ 33.7%
〇平均3Pアテンプト
NBA 37.0本
Bリーグ 28.2本(33.8本)
3Pについては確かに違いがあるものの、試合のペースが10ポゼッション違うことを考えると、意外にもBリーグの方が3Pの割合が多いようにすらみえてきます。あんなに3P打たないことでイライラする日本代表だったのに、今やBリーグは3Pリーグになっていたのか。
〇3Pアテンプト上位
宇都宮 34.4本
長崎 33.2本
三河 31.5本
広島 31.1本
仙台 31.0本
佐賀 30.4本
アテンプト上位はこんな感じ。特に宇都宮は3P乱打系のオフェンスになっています。イ・ヒョンジュンのいた長崎よりも打ちまくっていたとはね。外国籍が3Pを打っていくチームが並ぶわけですが、広島はチーム全体で打ちまくってペースを上げてもいます。
さて、CSに進んだチームのうち3Pアテンプトが28本を下回ったのが琉球のみとなっており、Bリーグにおいて3Pを打てないチームはダメっていう傾向がハッキリしています。オフェンスレーティングが低かった名古屋ですら29.4本も打っているので、なんともいえませんが。
ただし、もっとも3Pを打たなかったのがオフェンス力満載の北海道でした。本当に1チームだけ平均をぶっ壊すような偏ったことをやっています。富永いれて3P打たないチームが出来たんだぜ。
〇3P成功率
長崎 37.3%
群馬 36.6%
北海道 36.5%
越谷 35.9%
A東京 35.8%
宇都宮 35.4%
千葉J 35.1%
ところが、北海道は3P成功率は上位にきます。堅実なシチュエーションで打つタイプのチームってことでした。越谷は得点力が低いのに3P精度だけは素晴らしく、その精度を活かし切れていない感じです。
また、試合のペースが遅い群馬はわりと3Pが多いチームであり、その精度の高さが際立ちます。
3Pの平均は33.7%ですが、これを超えていれば成功率と順位の関係性は小さいというか、そもそも成功率に差が生まれにくいのでアテンプトの方が大事です。ただ、平均を下回ると勝つのは急激に難しくなっていきます。そんな中でまたも名古屋Dと、琉球は3P精度が低くても勝っています。特に琉球は31.4%しか決まっておらず問題を抱えているんだよね。