ラメロとたもとを分かつことにしたホーネッツ。ライジングしていたボレゴ時代に、ラメロ中心の形を優先して方針転換。オーソドックスビッグマンと組ませたツーメンゲームでの構築にシフトして作り直したけど、更に方針転換となったここ2年間でビッグマンを放出したと思ったらラメロとも別れることにしました。
新たな中心になるのはブランドン・ミラーとクヌッペルになるわけですが、それはシューティングチームの色を強めることになります。シーズンは良くてもフィジカルが増すプレーオフになれば「シューティングチームは勝てない」といわれていた流れはウォリアーズが切ったわけですが、ホーネッツの場合はプレーインになるとラメロのアタックが増えまくり、それがネガティブな結果を生み出したことでの決断にも見えてきます。
しかも、そのプレーインではクヌッペルが3Pを1本しか決めることが出来ませんでした。そこに何があったのか・・・はいろんな要素が絡み合うし、普通にワイドオープンも外していたのでクヌッペル君が初めてルーキーらしさを見せてしまっただけかもしれません。ただラメロの数字の変化は明確です。
〇ラメロのシーズン/プレーオフ
得点 20.1/26.5
FGA 17.3/24.0
3PA 10.3/12.0
TS 54.6%/50.6%
アシスト 7.1/7.5
ターンオーバー 2.8/3.0
非常にわかりやすく自らのアテンプトが増えましたが、その成功率の低さも目に余るものがあります。でも、ゲームウィナーもラメロだったので誰も文句は言えません。ラメロのラメロによるラメロのためのプレーイン初戦だったし、それを良しとしなかったフロントなのでしょう。
ただ、アシストは微増しているし、何よりもターンオーバーはシーズンと変わっておらず、自分でのアタックが増えたことを考えるとミスは少なかったです。2試合だけなので個人として信用するかは別の話だよ。
〇ラメロのシーズン/プレーオフ
ドライブ 10.9回/15.0回
〃の得点 5.9点/13.5点
タッチ数 73.1回/84.5回
〃タイム 5.9分/7.9分
1タッチ当たりのドリブル 4.56回/5.35回
中身を見てもボールを持っている時間が激増し、ドライブもメチャクチャな増え方をしています。ただ、それに見合うだけの得点を稼いでおり、ヒートにしろ、マジックにしろ、ワンゲームのプレーインにおいてラメロのパスを警戒しまくったし、シューターたちの怖さを優先して守ったからこその数字でもあるので、ラメロがやりまくったのがダメだったわけではありません。
また、ダビオンは109回のタッチ数があり、ラメロと同じくらい長くボールを持っていたし、同じプレーインで言えばマキシーやアブディヤはより自分中心でやっています。シーズンとの比較論で言えば「ラメロがやりすぎ」なのですが、プレーインはそういう者って感じもあります。だからこそ
スターを集めるのが重要
チーム戦術が重要
という2つの考え方がパックリとわれる補強が繰り返されるわけです。ホーネッツは前者を求めては(獲得できる選手も少ないし)失敗してきた印象ですが、今回は明確に後者を選んだ感があります。何が正解ではなくて、チーム方針っていうだけさ。
しかし、ラメロの影響力はチーム戦術においても絶大でした。っていうか、プレーインで困ったらホワイトと並べて個人技アタックさせていたし、そこまでチーム戦術に拘っていない現場感もあるしな
〇ラメロのオン/オフ
オフェンス 123.2/110.6
ディフェンス 114.1/109.1
ネット +9.1/+1.5
AST/TO率 2.00/1.44
TS 60.4%/57.2%
レーティング最強のディアバテがいるので、ラメロ以外にも大きな違いを生み出している選手がいますが、それはそれとしてオフェンス面でラメロの影響力は絶大です。特にラメロ本人の数字が悪いTSがの向上よりも、アシストが増えてターンオーバーが減るというのが凄まじく目立ちます。
シオン・ジェームスこそパスファーストですが、その場合は突破力には欠けるし、あとは個人技ムーブのPGだったし、こうなってしまう理由はベンチメンバーにもありますが、シーズン中の控え目になったラメロだとチームオフェンスが上手く回っていました。
ってなわけで、ラメロが抜けるとシューターオフェンスはどうなるのだろうか。
ディアバテとカルクブレナーのスクリーンはあるので大きな形は変わらないでしょうが、パスムーブの点では不安が大きくなってきます。