◎ピストンズと3P
ピストンズはダンカンが加入してもリーグで2番目に3Pが少ないチームでした。積極的に3Pで広げるのではなく、力強いインサイドからパスアウトで3Pを決めていく流れです。このパターンだとスポットシューターがいれば十分で、それよりも他の能力(ディフェンス)が求められがちです。昨シーズンはビーズリーとハーダウェイがいましたが、2人ともムービング系じゃないしね。
そんなチームにムービングシューターのダンカンというのは違和感でしたし、アデバヨとのハンドオフみたいな定型パターンがなければ輝かないのではないかとも思えました。逆に言えばアデバヨとのハンドオフは単にダンカンのムービングシューターっぷりがいきるだけでなく
・シュートモーションからアデバヨへのパス
・ハンドオフフェイクからのドライブ
こんな連続性が生まれており、シュート力を脅威にした異なる選択肢も生まれていきました。それってピストンズでは難しそうじゃん。
しかし、実際にはピストンズで大いに走りまくってシューターをしていたし、何よりもカウンタードライブが効果的でした。こんなに効果的なカウンタードライブをしている印象がなかったのでビックリだ。
ピストンズはセンターとPFを使っている関係で、カウンタードライブをしてもペイントが空きまくっているわけではありません。そこでフローター系のフィニッシュが増えてきました。ゴール下の成功率が高いならばわかるのですが、離れた位置からのフィニッシュ精度の高さが際立っています。サーカスショットも多かったしね。
〇リングとの距離別
8フィート以内 60.3%
16フィート以内 65.7%
16フィート以内の成功率はシーズンで30本以上のアテンプトがある選手の中でトップでした。そもそもアテンプト自体が少ないものの、メインで使うようなゾーンではないので、これだけ高精度で決めらえても相手が対処することもありません。
〇100ポゼッションあたりの3P
ダンカンのオンコート 37.4本
ダンカンのオフコート 31.0本
〇TS
ダンカンのオンコート 59.8%
ダンカンのオフコート 56.5%
そして当然といえば当然ですが、ダンカンの存在で3Pアテンプトが大きく変わります。3Pも2Pも成功率が高いので、TSのオン/オフも大きく違います。全体的にフィニッシュ精度が低いチームなので、ダンカンがいることでオフェンスは良くなるよね。それも抜群の精度だし。
また、ダンカンは220本の3Pを決めましたが、そのうち90本がカニングハムのパスからでした。デニス・ジェンキンスからは22本とPG2人からのパスで半分を占めています。驚くような数字ではないのですが、ヒートではアデバヨのパスからが一番多かったことを考えると、一般的なオフェンスになっても結果を残せたということです。
ダンカンが一般的なオフェンスの中でムービングシューターとして輝き、それでいてカウンタードライブから効果的に得点を奪っていったのは「普通のこと」ではあるけれど、そもそもドラフト外の選手がヒートの特殊な環境でハマっていたに過ぎない7年間だったのに、8年目にして立派に活躍できたのは少しのサプライズでした。ドラフト外で複数のチームでスターターになっていることだけでも、かなり珍しいしね。
世界で一番好きな選手の記事ありがとうございます。
普通のおじさんみたいな外見で、できない事も弱点もたくさんあるけど、ゴリマッチョ達の世界で飄々と戦う姿が本当に推せます。
期待していたケイドとのコンビでしっかり結果も残したし、来年はファイナル、いやCFまでは残って欲しいです。
先日youtubeでダンカン特集をリクエストした者です!ブログでまとめていたとのこと、ありがとうございます!
ピストンズに加入してディフェンス頑張ってるなあという印象はもちろんありましたが、DIFFがこんなに改善してたんですね。。
今シーズン、素晴らしい活躍であったのは前提として、まだまだチームがダンカンを活かしきれていないと感じてもいましたので、来シーズンにさらなる期待をしていたのに、シューター集めのオフシーズンでシンプルに出番が減りそうで不安いっぱいです。頼んだぜ、カニちゃんよ。