◎勝ったと思った3Q
日本のディフェンス面での問題はシンプルでした。
ピック&ロールに対する対処が2月の時はNBAらしくハンドラーを潰す形でしたが、それはBリーグらしくないからか、Window3ではアンダー系の守り方になりました。シボドーだからこっちが正しいか。どっちにしてもハンドラーに襲い掛かるよりも、しっかりとコースを塞ぎたい守り方。
これでプルアップ3Pを打たれていたら対応できなかったのですが、韓国は得意じゃないし、打っても打っても3Pが決まらない前半でした。もしも、決まっていたら対処したでしょうが、これといって必要ないぜ。
その代わり、1on1ムーブからのフィジカルに苦しみました。コンタクトで吹っ飛ばされてのジャンプシュートは天敵すぎます。これはアジャストできないかなーと思ったのですが、ハーフタイムを挟むと馬場がフィジカルに押し負けずターンオーバーを生み出します。総じてチームでの解決というよりはフィジカルに強く出たし、それだけ韓国が疲れているように見えました。
後半開始5分。ディフェンス面の問題がなくなった日本は西田の3Pで11点差にします。前半同様にスターターでのオフェンスは日本が上回っており、韓国はスタミナを消費してきたので、安全圏の点差に突入し、問題なく勝てる・・・と思いました。
ここで韓国はタイムアウトを使い、やることを変更してきたのが逆転への最大の一手でしたが、それは後述します。それよりも日本は何故か西田⇒佐々木の交代をします。本来であれば佐々木+富永のセット交代のはずだし、西田を下げるなら富永か比江島のはずですが、急にダブルPGを選びました。このジャッジが逆転へと繋がった日本側の問題でした。
韓国の戦術変更+日本のダブルPGが、まさかの逆転へと繋がっていく
日本のオフェンスはボールムーブが極端に悪くなります。交代直後に斎藤がタフな3Pを決めたので点差的には響かなかったのですが、人もボールも動かなくなっていく。2分後にいったん、富永と川真田が出てくるのですが、ミスからカウンターをされると即座に渡邊&川真田をジェイコブス&ホーキンソンにスイッチ。
その30秒後、タイムアウトをコールし、富永を下げて斎藤を出しました。そもそも富永と斎藤を入れ替えたい事情も分からないし、こういう時のための比江島じゃないのかよ。その30秒後にはジェイコブスと馬場を下げて西田と渡邊でした。ちょっと残り5分からの4分間で起きた交代を並べましょう。
西田 ⇒ 佐々木
斎藤 ⇒ ⇒ 富永 ⇒ ⇒ 斎藤 ⇒
渡邊 ⇒ ⇒ ⇒ ジェイ ⇒ ⇒ 渡邊
ホーク⇒ ⇒ 川真田 ⇒ ホーク
馬場 ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 西田
これを4分間でやっているので、バタバタしまくりでした。まだ5~7点のリードがある時間帯ですが、渡邊とホーキンソンを休ませるはずが、怖くて怖くて・・・のパニックムーブです。HCのパニックムーブは選手に劣勢であることを伝えていきました。
そして最終的に通常通りにホーキンソンと渡邊が疲弊していっただけでなく、それ以上に斎藤の疲弊が日本のリズムを完全に崩してしまいます。
3Q残り1分を切って斎藤のパスをエディの猛烈ダッシュのパスカットに奪い取られてカウンター。2番のフェイダウェイで逆転されてクォーターが終わると、4Q開始1分でも斎藤がエディに奪い取られます。なにも上手くいかないので、残り9分の時点でスターター揃えで戦うことに。パニック、パニック。
とはいえ、スターター揃えると上手くいくので、西田のハンドラームーブで取り返し、馬場がコーナーからドライブでファールドロー。追加で馬場がコーナー3Pとオフェンスは上手く回りだしました。
・・・はずが残り6分から斎藤が連続ターンオーバー。中身は「自分で打たない」ゆえの細かなパス連続を韓国に読まれてしまった形であり、疲弊した斎藤がそれまでのようにパスを捌いて(西田に渡して)オフボールで動きなおすことが出来なくなり、Bリーグっぽい「お願いエサトン」になっていったわけです。
この連続ミスを見て斎藤を諦め、残り5分40秒から最後まで佐々木でいった桶谷でした・・・なんで?
いやいや、斎藤を休ませるのはわかるけど、佐々木でオフェンスが上手くいってなかったし、何より後半になって斎藤を引っ張りまくっていたのに、ミス2つで「失格」の采配をしてしまいました。比江島と安藤は既に出番がなくなり、川真田とジェイコブスも3Qに上手くいかなかったので諦める。。。
ネガティブ交代で選手を諦め過ぎている
桶谷って選手を信じるタイプのHCだと思っていたけど、逆なのかね。NCAAで成長してきたジェイコブスが噛み合わないのが不思議なのですが、こういう部分も関係しているのでしょうか。プラスを生み出すプレーへの評価よりも、マイナスになったプレーへの評価の方が上回ってしまう。
渡邊とホーキンソンのプレータイムを減らすことは共通課題だったはずが、ジェイコブスを3分しか起用できなかった。
富永がいるのに比江島と金近を呼び、3人を使わず佐々木と斎藤のダブルPGを増やしてしまったこと。
せっかくバランスの良いオフェンスが出来るようになったのに、選手の起用法は謎というか一貫性がなく、ポジションバランスの悪いロスター構成になってしまいました。パニック、パニック。そんな采配だったぜ。
なんか沖縄っぽい負け方だなーと少し思いました。とにかく落ち着いた展開になると強いのに、バタバタするとどんどん悪化して負けていくイメージです。
岸本おじさんが必要だったかもしれません
琉球っぽい負け方ってなると、修正できなそうですね。
これで5年連続ファイナルってのも不思議ですが。
減点法みたいな交代策は戦術の基礎が明快で、既にそれで結果が出ているチームがやるならアリだけど模索してる段階でやってしまうと…しかも結果がひどいとなると…
せめて冷遇した選手へのメンタルケアが行き届いてることを祈るのみです
比江島おじさんがリーダー気質じゃないので、問題になっていない気もしますが、本来ならベテラン呼んで減点しちゃうのは波紋になるんですけどね。