◎試合とは相手がいるもの
パニックムーブが始まった日本ですが、そのスイッチを入れたのは韓国の19歳エディの登場でした。2月の対戦時に凄まじいディフェンスで渡邊からターンオーバーを引き出し、パスを出した原にトラウマを植え付けたようなエディ。ひょっとしてエディがいるから原は招集外だったのかと疑いたくなります。
今日も登場するなりハッスルディフェンスで日本にプレッシャーをかけると、見事にボール運びの比江島から奪い取ります。半年前はオフェンスが何もできなかったのですが、素晴らしいドライブムーブからのスピンで得点を奪うと、力強いドライブにショートファールを引き出すプレーで富永を追い出す事にも繋げました。半年で成長しているの怖すぎる。
さらに2Q終盤には渡邊がエディにプレゼントパスを出してしまう始末。これも日本がパスを出したいところに先に動いているからこそ起きたミスです。エディのところに吸い込まれるようにミスをしていった日本。シュートはそこそこ決まっていた前半なのに、ターンオーバー祭りで突き放せませんでした。
後半も日本がリードを奪った後に登場し、今度はポイントガードへハイプレッシャー。そしてパスを読んでかっさらってのダンク。19歳のスーパーディフェンダーは、必要なオフェンス力も身に着けて日本の前に立ちふさがりました。
〇エディ
17分
9点
FG2/2
5スティール
+11点
エディをどうにかしようとして失敗したような試合でもありました。実際にはスペシャルなディフェンダーであり、対処するも何もないのですが「とにかくどうにかしたい」ような交代となり、日本は自分たちのバランスを崩してしまいました。
日本だけの話で言えば、良い準備が出来て、良い組み合わせが見つかり、それを実行できていた中国戦と韓国戦・・・の序盤だったのですが、試合とは相手がいるもの。やりたいことをやらせないディフェンダーは日本の計算を狂わせてきました。
エースキラーの存在とは単に相手エースに仕事をさせないだけではありません。中心選手が機能性を失うことで、チーム全体がやりたいことを出来なくする。それは点差以上に効いてきます。だからこそディフェンダーの価値が上がった今日この頃だし、ただ単に「ディフェンスが良い」とは異なるのだよ。施術クラッシャーになれるのがエースキラーというものだ。
ただし、韓国にとっては負けられない一戦という点も含めて、エディ中心のインテンシティの高さは最後まで持つとは思えませんでした。実際、3Qになって失速していくのですが、まさかそこから日本の方が失速するとはね。
なんか沖縄っぽい負け方だなーと少し思いました。とにかく落ち着いた展開になると強いのに、バタバタするとどんどん悪化して負けていくイメージです。
岸本おじさんが必要だったかもしれません
琉球っぽい負け方ってなると、修正できなそうですね。
これで5年連続ファイナルってのも不思議ですが。
減点法みたいな交代策は戦術の基礎が明快で、既にそれで結果が出ているチームがやるならアリだけど模索してる段階でやってしまうと…しかも結果がひどいとなると…
せめて冷遇した選手へのメンタルケアが行き届いてることを祈るのみです
比江島おじさんがリーダー気質じゃないので、問題になっていない気もしますが、本来ならベテラン呼んで減点しちゃうのは波紋になるんですけどね。