〇Luke Paul(オーストラリア)
26.9分
15.3点
2P46%
3P56%
6.4リバウンド
7.1アシスト
4.7ターンオーバー
オーストラリアでプレーするのに3P成功率が高かったガード。まぁ決め手のがほぼスロベニア戦とカナダ戦の2試合なのでスモールサンプルです。優れたパス能力でオフェンスを組み立て、リバウンドも強いというギディみたいなタイプですが、あそこまでファンタスティックではなく、ドライブからインサイドへの合わせをしてきます。センターの2人が押し込めるのも大きかった。
2年後のドラフト候補にも挙がっていますが、NCAAでプレーしてからの方が良さげ。U17としては素晴らしいオールラウンダーっぷりですが、もっと完成度を上げていかないと試合に出れないしな。
〇ベッカム・ブラック
20.6分
12.3点
2P62%
3P39%
8.3アシスト
1.3ターンオーバー
3.0スティール
本当に意味が分からなかったベッカム。アメリカなのでチームメイトが確率良く決めてくれる面はあるけれど、だからといって8.3アシスト、1.3ターンオーバーはハリバートンレベルです。なんせ控えのガード2人合計で8.3アシスト、3.6ターンオーバーなんだよね。これだけパスを捌きまくって、ほぼミスがないという恐ろしさ。
とにかくプレーを読む能力が普通じゃない。次にディフェンスがどう動くかを理解しているようなパスアウト連発でした。アメリカの3Pが決まりまくったのは、シュート力だけじゃなく、ベッカムのプレーメイク能力があってなんだよね。控えガードコンビは明らかにベッカムよりも突破しているのだけど、ベッカムみたいな「次にフリーになる選手」へのパスは出来ないし。
で、パスカットも抜群に上手いんだ。パスモーションからどこに出すのかを読んでいて、ジャンプして塞ぐからスティールできれば最高だけど、出来なくても相手のパスゲームを封じ込めていました。ドライブに先回りし、身体を入れ替えて奪い取るしな。あと、ダーティープレーもそこそこしている。
さて、ベスト5+1名の感想を軽く触れましたが、総じて『完成度の高い選手が多かった』印象です。U17ってあまり見ていないので正しいかはわかりませんが、少なくともU19はもっと荒かったぞ。日本の戦術的というか構造的な育成問題が目立っている一方で、世界に目を向けるとアンダー世代でも完成度が求められる状況になっています。
それこそ個人技で突破して点を取る効率の悪さを考えると、ブムチェ・ブムチェとクストリッツァの2人が見せたプレーはあまりにも効率的。それでいて強引さのブムチェ・ブムチェと、よりテクニカルでハードワークするクストリッツァでした。
そうかと思えば Kutluayがみせるハンドリングでの駆け引きは、5on5を意識した中での駆け引きだったし、ベッカムは相手の心の中を読み取っているようでした。こういうスキルにみえてインテリジェンスな部分を日本は軽視しすぎているのが気になりすぎるわけです。走るのが悪いんじゃなくて、走ることが評価基準になっているような。