U17で無敗のアメリカが今大会も優勝で幕を閉じました。MVPはブムチェ・ブムチェでしたが、そのスタッツがエグイ。
〇ブムチェ・ブムチェ
22.8分
19.6点
2P64%
3P53%
10.9リバウンド
1.7スティール
2.1ブロック
210センチにして、アダイ・マラ並みのスタンディングリーチを持つフィジカルなビッグマン・・・なんだけど、ウイングプレイヤーであり、3Pを50%以上決めました。
クーパー・フラッグとクヌッペルの完成度の高さ(クーパーはNBAきて路線変更したけどね)は驚異でしたが、今年はブーザーとピーターソンが同様に異様に見えています。そして2年後のドラフト組が更に・・・っていうさ。
プレー精度と戦術理解力がU17でも目立つようになってきた
そんな印象を強く抱く大会でした。まぁオーストラリアに逆転されたらフィジカルマックスで押し返したし、セルビアとの差は完全に身体能力の圧力だったので、アメリカが『完成度で勝った』ってわけじゃないのですが、従来は身体能力の違いだけで圧倒していたイメージだったアメリカですら、もっとスキルフルで多彩になり、それでいて戦術的に崩してきました。
特にブムチェ・ブムチェは、ポストアップするにしてもボールをリング側に呼びこんでワンステップでフィニッシュに行くし、ボールと逆サイドでマークマンの視界から離れて3Pラインでフリーになる動きをしているし、サイズとフィジカルで押し切れるはずなのに、やっていることが戦術的でした。いかにもスペインでプレーしている選手です。
ファイナルで対戦したセルビアは、ヨキッチの後継者たるクストリッツァがアメリカ相手でも次々にチャンスを作り、チームメイトにフリーでゴール下を打たせたのですが、アンダーカテゴリーらしく圧力にビビって外しまくりました。さらに速攻すらも外していくセルビア。戦術ではなく個人能力の問題を強く感じさせる内容でした。
・・・が、それをオフェンスリバウンドに参加してねじ込んでいくクストリッツァ。なんとアメリカ相手に8つのオフェンスリバウンド。さらにディフェンスでも唯一アメリカに対抗できるため、2-1-2気味のゾーンでトップを守りながらもゴール下のヘルプにもやってくるアヌノビーゾーンみたいなことを実行。さすがに最後はバテバテになってシュートが決まらなくなってしまったが、それでもプットバックダンクで食らいついてました。誰よりも目立っていた2年12Mは、ファイナルで37点もとったぜ。
〇ニコラ・クストリッツァ
27.3分
24.6点
2P61%
3P26%
6.9リバウンド
2.3スティール
1.7ブロック
このクストリッツァはハードワークに参加しまくるだけでなく、しっかりと裏のスペースに走りこんだり、ロールマンプレーでパスを引き出していました。ブムチェ・ブムチェと同じバルサでプレーしているわけですが、共にポジションプレーをしっかりと出来ている上でのオールラウンドなプレーでした。
このレベルのエースたちが戦術的に振舞っているのに、なんで日本がハンドラー任せなんだよ・・・と思わずにはいられないし、どっちもスペインでプレーしているんだから、せめて日本もマルチネスで・・・と切実に思うのでした。