ジェイコブスが戻ってきた迎えるワールドカップ予選。日本は中国に92-73で危なげなく勝利しました。展開的には10点前後のリードでしたが、日本の内容はそつがなく、中国はプレーメイクしていなかったり、そう簡単には逆転は起こらない雰囲気でした。これで日本が4勝1敗ですが、他の3か国が2勝3敗で並び、無事に予選突破となったのでした。では、雑感していきましょう。
◎おい、ハンセン・ヤン
今回の中国は主力にケガが多かったらしく、メンバーが何人も落ちています。その代わりにブレイザーズの24年16位指名ハンセン・ヤンとサンフランシスコ大でプレーするJunjie Wangという2人の2005年生まれが加わりました。コート上で唯一のNBAプレイヤーであり、しかも1巡目指名のハンセン・ヤンがどんなプレーをするのかは注目でしたが、おいおい・・・って感じでした。
まずホーキンソンや川真田とのポジション取りでオフェンスファールをしています。高さでもフィジカルでも勝っている感じなのに、コンタクトの仕方が悪かったり、ユニフォーム引っ張ったり。なにしているんじゃい。
初めてボールを持った時がカッティングダンク、そしてポストアップで受けるとWangのカッティングにアシストします。この段階では良い部分が見れるかと思いましたが、これで終わりました。
ポストアップでファールしただけでなく、見事なスピンでマークを外すのにゴール下ミスを連発。そしてレフリーにもチームメイトにも怒っていました。プレー精度の低さと状況を見た大局観が足りていませんでした。
しかもデイフェンスになるとホーキンソンがポップしまくって3Pで攻略します。要するについてこれないとみられているわけです。NBAとNCAAの最大の違いはプレー速度であり、ビッグでも広いエリアを守れることが求められます。NCAAをすっ飛ばしているハンセン・ヤンは、やるべきこともプレー速度も間に合っていないっていうね。
さて、悪いことばかり書いていますが、そもそもハンセン・ヤンは『中国のヨキッチ』と呼ばれた男です。『ヨキッチ』と呼ばれる選手はプレー速度が遅くても、ドライブ、パス、中外でのシュートetcと多彩なプレーが出来るポインタセンタータイプなわけです。
しかし、中国のオフェンスはセンターはオーソドックスなポスト利用です。ハイポストからのジャンプシュートなんかもあるのでゴール下専任ではありませんが、ガードと絡みまくってのプレーメイクはしません。それはガード陣からしても同じなので、周りがハンセン・ヤンの特徴を使えないのも事実でした。
ってことで「ゴール下でポジション取れ」となってしまう216センチのハンセン・ヤン。普通にデカいセンターやっていたぜ。エルボーから3Pラインに出てきてパスを受けると、空いたゴール下へチームメイトにカッティングを促すも、チームメイトは感じ取ってくれないしね。
アンダー世代から一緒にプレーしている選手ならともかく、上の年代に混じったことで長所も出てきませんでした。でも、NBAの1巡目なんだから普通のセンターとしても圧倒して欲しいところです。
ってことで、ブレイザーズでの先は長そうだ。リラードとモラントに操られて上手くいく未来は今のところ見えないし、ロバート・ウィリアムスと再契約した上で、カールソンも来たしなぁ。