U17ワールドカップ 雑感②

◎1番良かった試合を1年前と比べると

後半になると日本は区がをスターターに並べます。今野と久我の2人のシューターを・・・じゃなかった白谷いれて3人のシューターを並べます。これで何をするのかと思ったら、白谷がポストアップからターンシュートを決めていきます。なんと、ここでも戦術的修正が成功する片峰。何があったんだってくらい変化をつけていきます。

が、点差が離れていきます。理由は2Qに3Pストップしたプレスディフェンスが突破され、この3Qは元のドン引きに戻したので3Pを決められていくからでした。あっちを修正したら、こっちでやられているぜ。
そしてスモールラインナップへ移行します。これが出来るのは白谷がいるからなので便利。ただ「出来る」ってだけで「スモールの狙い」は特にありません。展開を早くしようぜ、的な曖昧さ。冒頭の白谷のポジショニングを変更したのは良かったし、そのままやればいいのにさ。

ここからオフェンスリバウンド祭りをされます。そして白谷がファールしてベンチに下がってしまいます。まぁ2分で戻ってくるんですけどね。いかにも「高さが」星人が登場しそうな展開となりましたが、実際その通りです。ニュージーランドはビッグ1枚がペイントの中にいて、そのビッグ1枚でリバウンドを取られているので、どうにもなりません。こればかりは事前のディフェンスの問題ではないし(イタリア戦は打たれる前に問題があった)、ボックスアウトしても1on1シチュエーションだから厳しいよ。

日本のオフェンスは・・・というか、ニュージーランドのディフェンスは白谷にフェイスガードしてきます。これで白谷以外が点を取れるというか、点を取りに行かざるを得ない形になり、バランスの良いオフェンスになって突き放されません。
そんなわけでニュージーランド戦は初めてスーパー白谷アタック戦術ではなくなり、日本のオフェンスも最もよい出来になりました。35点を奪った白谷ですが、終盤はインサイドで勝負しており、3Pシューターを辞めています。ハイスコアですが、もっと囮でもよかったくらいです。

さて、ニュージーランドは去年のU16アジアカップでも3位決定戦で対戦しています。この時、出場権を得ていたので白谷は出場せず、93-92の1点差で敗れています。これが1年後に白谷がいて83-104の21点差での敗戦となりました。
ちなみにニュージーランドも0番のエースが前回はいませんでした。3P7本決めたエース君。シュートも上手いけど、シュートを打つことを読ませないような駆け引きも上手い。

ってことで、マルチネス時代との差が非常にわかりやすいニュージーランド戦でした。個人技の部分で(勝っているとは言えないが)通用する相手となり、全員で点を取りに行く形になり、試合中の修正も効くシーンがあり、そして1年前より点差をつけられて負けました。
試合は常に流れが違うので点差は大して関係ないのですが、白谷が点を取りまくっているのに、チームとしては点を取れなくなっていたってことです。それも5試合で最もよい内容のオフェンスだったのにさ。越がいたら・・・っていうのも、白谷とプレーエリア被って意味ないだろうし、そもそも越をほとんど使わないし。

そんなわけで個人としては上手くなっているけど、チームとしては弱くなっている。
その個人の部分も「判断力」で勝負できないロスターになっているし、戦術的な側面での「多彩さ」を生み出すのにも苦労しているぜ。これはHCうんぬんよりも「協会として方針転換したけど、それでいいのか?」っていう話なのでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA