U17ワールドカップ 雑感②

◎白谷のファールトラブル

本日も3Pシューターになった白谷。20点、3P3/10でした。しかし、違ったのはファールトラブルになったこと。2Q開始1分で3つ目のファールをします。そして、ここから例によって宮里&佐藤の時間になり、日本のオフェンスは活性化します。
アタックの起点が2つになっただけでなく、2人がパス交換してポジションも入れ替えていくので、アーリースイッチ気味のリトアニアは少しずつマークがずれていき、そこからペイントへ侵入。ダメでも直ぐにやり直すので1つのポゼッションで何度もアタックを仕掛けました。前回のとおりです。

従来と同じ傾向ですが、イタリア戦はガベージだったし、フランス戦は白谷が休む短い時間の話でしたが、今日は接戦をしている2Qに長い時間なので信ぴょう性がある話です。加えて今日はスターターに櫻井が復帰しており、櫻井+白谷の大濠合わせでした。自分のチームのガードコンビよりも、琉球+東山の方がチームオフェンスが機能するっていうのは、悩ましいものがあります。
基本的に白谷のアタックに頼っているスターターに比べると、2人で動き回る宮里と佐藤の方が良いのは当然ですが、もともとシュートに行くばかりの佐藤に対して、あまりフィニッシュにはいかないはずの宮里も、このコンビの方がペイントでフィニッシュに迎えます。それはドライブしたときにカバーが間に合わなくなっているから。目の前の選手を抜くことよりも、その先のヘルプを難しくできている。

さて、日本は4試合通して後半に失速しています。ただしくはアメリカとフランスの2試合は2Qから失速しています。良い意味で言えば実力差に対して
試合序盤のインテンシティの高さで対抗している
わけです。気持ちをのっけて試合に臨めています。ただ、どうしてもインテンシティは持たないし、リトアニアのようにスキルや判断力を使ったプレーではないし、相手を攻略もしていないので、オフェンスアイデアが止まってしまうし、スタミナ面でも耐えきれなくなっていきます。前述のとおり、リトアニアは真逆なので大いに学ぶ点がありました。

一方で個人技中心に戦うのであれば、しっかりとローテーションしていく必要があります。ガードだけはローテーションしているのですが、他のポジションはあまりにも苦しい。なお、白谷についてはレベルが違い過ぎるので長く出ていることは否定できません。コートにいない方がオフェンスの内容はよくなっているけど、内容がいいだけで結果には繋がっていないし、そもそも白谷がいて内容が良くなることを目指すべきだし。
しかし、白谷だけでなくイヒツと今野も平均でプレータイムが30分を超えています。イヒツなんて36.6分です。でも、2人とも平均8点だし、2人合計してリバウンド7.3本です。そこまで引っ張る必要はないよね。

今野についてはシューターとして呼んだ久我が全く決まらないので、次第に長くなっていきました。でもさ、毎試合大差で負けているし、今野だってFG32%なので、ちゃんと久我を信じて使うべきです。なんせ久我は自信を失ったかのようにリトアニア戦ではオープンの3Pが大きくブレていました。
イヒツについては、そもそもこの年代のインサイド陣が弱く、スターターになっている磯田は次のU17世代の選手なくらいです。とはいえ、昨年のU16のメンバーを外して、大濠の山本と中部第一の加藤を招集しており、2人とも起用しないってのはね。
特に加藤は毎試合ガベージにほんの少しだけ試合に出てくると、なんとかしようと積極的です。正直、日本の選手間での実力差なんて、相手と日本の実力差に比べたら些細なものなので、もっと積極的に起用してあげないと、良い部分も出てこないし、次への反省にも繋がらないし。

思い起こせば去年のワールドカップ予選。ホーキンソンと渡邊を酷使していることについて、強化委員長は苦言を呈しています。これもまたホーバス解任への一歩だったと思うしね。
それがアンダー世代の大差の試合でも特定の選手しか起用しないってのは、協会の方針とも合っていないよね。世界を知るのが大事といいながら、世界を知れるのは10人もいないってね。

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