U17ワールドカップの雑感を書いていきましょう。本当は1試合ずつ書こうとしたのですが、別に試合ごとに違いなんかないだろうってことで、ある程度まとめてにしましょう。それと同時になんでこうなったのかっていう視点でも触れていきたいところです。今回の内容は一部は事実に基づく内容なのですが、それは秘密事項だったりするので、事実と想像を混ぜていることは事前に理解して読んでください。
さて、内容に入る前に重要なことは、U16アジアカップで出場権を得たアレハンドロ・マルチネスが契約満了となり、今回から福大大濠の片峰HCになっています。マルチネスがいなくなったことは契約都合かもしれないので致し方ないのですが、ここで高校の先生を連れてくるのは違和感だらけです。「コーチ」ではなく「先生」と呼ばれているのも違和感だしね。
似たようなことが起きたのはトーステン・ロイブルによって内容の濃いバスケをしていたアンダー世代が、選手を出す現場サイドの反発にあってクビになり、気合と根性の佐古政権になったことです。あの時はロイブルの契約が残っていたので、確実に「ロイブルが気に入らなかった」わけです。そして迎えたU19ワールドカップ(予選なしで出場)は散々たるものでした。
「タイムアウトで気合を入れ直した」なんていう指示だったので、シューターがシューターとして使われず、個人技アタックの繰り返しでしかありませんでした。これが今回のU17と丸被りなのが、ものすごく印象的です。
マルチネスがやっていたバスケは間違いなく見ているはずだし、スタッフとして加わっていた先生も継続しているのですが、戦術は何の名残もなく、大きく変更されたことは高校サイドからの反発にみえます。また、U17は2月から直前まで琉球の末広氏がHCだったのですが、これも変更され、ACとしてすら参加していません。どうしてこうなったのか不思議すぎる状況です。
そして今回のU17では、昨年のU16で出場権を獲得したメンバーのうち、特に重要な活躍をした川崎U18の高橋がいないことは違和感だらけです。他にいなくなったメンバーだと、琉球と福岡のユース組やクラブチーム(今は藤枝明誠)、国際アート&デザイン大学高等課程なんていう変わり種もいます。
総じてマルチネスにおいては様々な学校から選ばれていき、そしてユース組も増えてきました。しかし、今回はわかりやすく高校の強豪校ばかりが揃います。選手に求める選考基準が変わったし、高校のトップ校から選べれるべきという布陣になってしまいました。
この点はトップの代表においてもBリーグとの兼任になっており「日本のトップがそのまま世界に挑むべき」という形へとシフトしたわけです。ただ、リッチマン&吉本というNBA経験のアシスタントコーチを抱えているトップと違い、高校でやっていることをそのまま国際舞台でやろうとしているアンダー世代なので、その位置づけは大きく違います。
また、トップの代表合宿ではコーチ陣だけでなく、GM達も呼ぶようになり、フロントスタッフの教育という視点が入ってきました。それはアンダーでも「日本人のコーチを育てたい」という意識にも見えています。しかし、それならば高校の先生ではなく、ユースのコーチだったり、フランスがトニー・パーカーが担当しているように引退した日本人レジェンドにやらせるのであれば、将来に向けての経験という視点で納得感はあるのですが。まぁ田臥も竹内ツインズも元気なので該当者がいるのかどうかは知らない。
ベッカム君と17歳時のドンチッチだとフレームの差が大きいですが、どんな違いがありますか?
ドンチッチは意外とアスレチックなプレーをしていたんですよね。スピードにキレもあったし。
ベッカムはもっと達観している感じで、常に周りを見ることを大事にしているので、スピードを上げすぎないし、オンボールのフェイクも少ないかな。
とはいえ総合的にはフロアビジョンに優れている点なんかはドンチッチっぽいです。ドンチッチもアメリカにいたら、もっとプレーメイクよりだったかもしれないし。
個人的には白谷がNCAAに行くためのショーケースなのかなと思うくらいの試合構成で、ガーベッジみたいな時間でしか使われない選手もおり、U17なんだけどなーとも思う試合ばかりで。
「部活」な感じが全面に出ちゃうのは佐古と同じですね。
確かに「部活」ですね。すごく「部活」です。
優秀な選手が沢山いて、そのなかで競争が行われている感じもなかったりして。
ハイレベルな環境で化ける選手がでてもおかしくないのに、可能性を閉じているようでした。