バックスでの13年間
ヤニス騒動もトレードでひと段落。バックスを最も悩ませた存在にして、優勝へと導いたスペシャルワンだったヤニス。バックスにとって特別なのは言うまでもないのですが、ある意味ではとても変わった存在でもありました。
まずなんといっても15位指名だったこと。それも2013年ドラフトは史上まれにみる不作の年になっていて、ドラフト1位はアンソニー・ベネット。4位ゼラー、5位アレックス・レン、6位ノエルって続きます。そして新人王はマイケル・カーター・ウィリアムス。
そんな中で15位指名された当時18歳のヤニス少年は、ギリシャでのプレーが認められてNBAにくわけですが、映像見ても「本当にヤニスなの?」みたいなプレーぶりです。
もっともっともっと身体能力モンスターなのかと思ったら単純にサイズアドバンテージでプレーしているし、ポジションもウイングやっています。最近のドラフト候補のハイライトを見ていたら、これだと2巡目でも指名されるかわからない。「大学に残ろう」って言われるタイプです。
〇ルーキーシーズン
24.6分
6.8点
TS51.8%
4.4リバウンド
1.9アシスト
リバウンド力こそあれど、得点水準が極めて低く、厳しいルーキーイヤーです。これって「大外れ」って言われるレベルの15位なんだよね。まぁ当時は18歳なので高卒ルーキーの1年目だと思えば、コービーだってこんなもんかな。
今では2巡目指名のスーパースターもいるので、15位では驚きもしないわけですが、殆どの選手がルーキーイヤーからプレー面では違いを見せているのに比べるとヤニスはシンプルに弱い。これを時間をかけて育成していったバックスは、なかなかの育成力だよね。
ところでヤニスさん。毎シーズン、大きく成長していくんだけど、それは身体がデカくなっていくという成長でもありました。その一方で3Pは下手になっていきます。なんせルーキーイヤーは34.7%も決めていたけど、これがキャリアハイ。ここ3年はアテンプトそのものを辞めています。
また、ギリシャ時代はフリースロー72%決めていたらしいのですが、今シーズンは65%でした。こんなにレベルアップしているのに、シュートだけは向上しないどころか、経験を積んで下手になっているっていうね。それだけ筋肉を制御するのは難しいってことだ。