モーリーボールを思い出そう~オフェンスリバウンド~

◎例外チームを探す

ここでオフェンスリバウンド率の高いチームを見ていきましょう。基本的にはオフェンスリバウンド率の高いビッグマンがいるチームばかりですが、例外もあります。

かつては30%を超えるのがレアだったのに、時代は大きく動いたもんだ。
これらのチームにおいては複数のリバウンダーがいます。それもロケッツなんて控えにいるもんな
ロケッツ・・・アダムス、カペラ
ホーネッツ・・・ディアバテ、カルクブレナー
ピストンズ・・・デューレン、リード
ブレイザーズ・・・クリンガン、ロバート
セルティックス・・・クエタ、ガルーザ
サンズ  ・・・マーク・ウィリアムス
ニックス ・・・タウンズ、ミッチェル・ロビンソン

これをみるとセルティックスとサンズは例外にも見えてきます。セルツの方はクエタとガルーザの2人がいるとはいえ、ちょっと弱い。そしてサンズは1人しかいないし、それも欠場が多いっていうね。

そしてセルツとサンズは「タグアップ」を徹底しているチームでもあります。全員がいったんはリングへ動き出し、マークされている相手に触れる。そこからトランジションディフェンスに戻るか、リバウンドに行くかは状況に寄るけど、触られた相手はリバウンドに入るのが少し遅れ、かつオフェンスへの切り替えが遅れるので、トランジションはやられにくいという発想です。

その点では「タグアップを効果的にできる選手がいること」はオフェンスリバウンド率を上げる要因になってきます。特にセルツの場合は、ガード陣も飛び込む姿勢を見せることで、ゴール下でクエタやガルーザが1on1でのリバウンド勝負になっている感があり、ガードのタグアップがセンター陣を大いに助けているようにみえます。

セルツのデータを見てみると、実際にクエタがオフコートの方がオフェンスリバウンドを取れており、ウェルシュやウーゴがオンコート時に優れた数字を出しています。まぁこれはスターター同士よりも、セカンドユニットの方が取りやすいという現象でもあります。
とはいえホワイト、ブラウンといったオフェンスリバウンドに飛び込む仕事をしていない選手、ハウザー、シャイアーマンといったシュータータイプよりも、ウェルシュやウーゴの時間にとれているのは納得性もあります。

サンズの場合は更に極端な数字になっており、一番リバウンドが強いマーク・ウィリアムスがコートにいない方がオフェンスリバウンドを取れます。それに対してフレミングとグッドウィンはオン/オフに大きな差が出ています。どちらもリバウンドに強いタイプではあるものの、個人のオフェンスリバウンド率でいえば8.0%なので、12.4%もあるマーク・ウィリアムスとは雲泥の差です。

特にグッドウィンはスターターに入っているにもかかわらず、これだけの差がでるのは珍しい。理由の1つにオフェンスでの役割が極めて少ないのでリバウンドに参加しやすいことや、相手が一番弱いディフェンダーをつけてくる事情もあります。
まぁそれはそれとして、グッドウィン、ウーゴ、ウェルシュといった選手のオンコート時にオフェンスリバウンドが多いってのも事実です。こういう選手が他にいるのか探してみましょう。これが本来のモーリーボール。

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