◎オフェンスリバウンド率の高い選手
まずは単純にオフェンスリバウンドを奪っている選手を見ていきましょう。こういう選手を集めるのが理想ではあるってことです。
〇OR率上位①
ミッチェル・ロビンソン 20.1%
アダムス 18.9%
カペラ 15.8%
シセ 15.0%
クリンガン 14.9%
カードウェル 14.8%
ドラモンド 14.3%
予想通りの上位2人に加えてカペラが3位です。そりゃあロケッツは強いぜ。スターターじゃなくても強いぜ。しかし、4位にまさかのマブスのシセが入ってきました。今シーズンはケガ人だらけで起用されていましたが、チーム構成が変わっていった中ではADよりもギャフォードよりもシセの方がよく見えてきます。コスパ抜群だしね。
クーパー・フラッグの異様なアタックとミドルを多用するスタイルにおいては、リング近辺にリバウンドが増えるため、そこに確実に参加しているシセは相性が良い気がします。ある意味でミスが起こる前提の選手を入れておくってことだ。
5位にはクリンガンが入っています。正直、これがなければクリンガンは早々に諦めた方がいいと思ってしまうんだけど、このオフェンスリバウンドの強さは身体能力よりもポジショニング勝負でもたらされる長所なので高く評価できます。これをもっと繰り返していればいいのに・・・でも繰り返さなくても、こんなに取れているんだもんな。
そして6位に元気なカードウェルです。レイノーよりもカードウェルの方が多くのチームに必要とされるセカンドセンターになれそうな理由でもあります。ブロックも多い。コスパという点ではシセとカードウェルを活用するのがモーリーボールになりそうだ。言い換えれば、他のチームはこの2人を取りに行くのはアリです。
〇OR率上位②
シャープ 14.3%
ポール・リード 14.2%
ベランジェ 14.1%
ディアバテ 13.9%
ただ、その後もディアベテを除きベンチのセンターが目立ちます。特にベランジェはこんなに奪っているんだな。これをみると控えセンターがやるべきこととしてオフェンスリバウンドは重要にみえてきます。インスタントスコアラーじゃないけど、インスタントリバウンダーというか、チーム戦術へのフィット感も大事だけど、スターターとは異なる特徴を出す意味でも、こういう選手を揃えるべきなんだろうな。
〇OR率上位③
ロバート・ウィリアムス 13.3%
デューレン 13.2%
ビターゼ 13.1%
ハーテンステイン 13.0%
ガルーザ 12.9%
ミッシ 12.8%
デューレンを除いて再び控えセンターが並びます。ハーテンはスターターだけどプレータイムはベンチクラスだし。ってことで、実はベンチにオフェンスリバウンドが強いセンターを置くっていう意味だけでなく、スタミナ消費が激しいポジションだけに、フレッシュな選手を入れた方がオフェンスリバウンドで貢献してくれる気もします。
なんせ、ここまで出てきた選手で最もプレータイムが長いのがデューレンの28.2分でした。ハードワークするチームに選手層は必須ですが、ここまであからさまに違いがあるのだから、センターは3人を使い分けていくのがベストなんだろうね。
・・・そういやウェンビーがいないじゃん。
ウェンビー 7.1%
ディフェンスリバウンド率はトップのウェンビーですが、そのプレーイメージと異なりオフェンスリバウンド率は非常に低くなっています。ゴール下にいれば取りまくりですが、ストレッチしていることも多いからタウンズよりも3%も低い。これもまた「メインセンターにオフェンスリバウンドを求めすぎてはいけない」ってことかもしれません。リバウンド王のヨキッチも8.9%だしね。
オフェンスリバウンドが強いチームを作りたければ、特定のセンターに頼ってはいけない
ここまでに出てきた控えセンターがねらい目なのは間違いないけれど、それよりも「複数のセンターを使う戦い方をしろ」ってことです。だからスパーズはORを狙い過ぎない方がいいし、ピストンズはデューレンの絶対的なコアにしたら、それはそれで難しいものがあるってことかな。