さようならピストンズ’26

◎プレーオフの問題

プレーオフで起きた問題は何だったのか。それはデューレンが個人レベルで勝てなかったからではあるのですが、その一方でマジックのディフェンスの弱点を活用できなかったという問題もあります。
ゲーム7で勝ち切ったようにシリーズが長引くことで相手への対処も進めば、ハイプレッシャーで相手を疲れさせるので優位になっていくわけであり、非常にピストンズらしい勝ち方でした。それはビッカースタッフの良さともいえます。

しかし、1勝3敗にしてしまったことは、マジックの弱点を使えなかったり、真正面から相手のプレーを受けたことが関係します。もしも、優勝したいのであればファーストラウンドは楽に突破しなければいけないわけで、この戦い方をしていると常にビハインドになりそうな怖さがあります。

そんな捉え方をした方がよさそうです。そして同じ条件だったキャブスに負けたことは、戦略の差だったことも間違いありません。まずはカニングハムに頼りっきりだったという分析するまでもない数字をあげておきます。

オフェンスが致命的でした。ちなみにゲーム2は15点差で勝っていますが、この試合でもカニングハムが+16点です。カニングハム以外の主力でオンコートがプラスなのがジャボンテ・グリーンでしたが、こちらはディフェンスの良さで上回っている数字でした。これがゲーム5以降はこうなります。

スモールサンプルとはいえ、オフコートも上回っています。まぁこう書いたけど、カニングハムは44分というプレータイムにもなるので、オフコートにどれだけの意味があるのか。ただ間違いないのはマジックになれたし、空くスペースにドライブできる選手を活用もしました。もちろん、速攻もね。
単にカニングハムに頼り切りなだけでなく、相手のどこを狙うのか、何が効果的なのかを掴むのに時間がかかりまくったわけです。マジックが何に弱いかなんてシクサーズが分解してくれていたのにだぜ。

しかし、今年のプレーオフの傾向で言うと、相手を分析していなくても、自分たちの良さを発揮すればいいという考え方にもなります。カニングハムがコートにいない時のピストンズの良さは何か・・・ハードワーク以外にあるのか・・・ってなってきます。
ジェンキンスは非常に頑張ったと思うけど、それで解決する選手ならばドラフト外のはずもなく。単純な話としてオフェンスのオプション不足でした。もっと自分たちなりの得意パターンを多く持っていれば済んだ話にも見えてきます。

その点ではハーターのオンコートは微かにではありますがプラスになっており、この4試合では5本の3Pを打って2本を決めています。カニングハム&ダンカンを下げた時にムービングシューターをいれておかないと、オフェンスで何をしていいのかわからなくなり、無謀な個人技ばかりになってしまいます。あとはディフェンスからの速攻に頼るしかない。

シューターなのか、ピック&ロールなのか、ハンドオフなのか、、、何でもいいのだけど、もう少しわかりやすい武器を作っておかないといけないし、分かりやすい武器から派生パターンをシーズンで作っていくのが大切です。オフェンスリバウンドやターンオーバーが悪かったわけではなく、本当にただ単に何をするのか狙いが足りな過ぎました。
ちなみにプレーオフを通して3Pを外しまくったジェンキンス。ゲーム4までに12本打って2本しか決めていませんが、そのうちの1本がゲーム1でスチュワートのスクリーンを使ってのプルアップ3Pでした。このツーメンゲームに対する対処の悪さはマジックだし、ジェンキンスも自分が能動的に動いての3Pは決まったわけです。その後はカニングハムと同時起用の時にキャッチ&3Pを外しまくっているので、確率については違う問題だけどね。

アーサーのアシストが4試合で6本しかなく、そのうち3つはトバイアスが難しくても決めてくれただけ。2つはダンカンとハーターへの展開でした。これもシューターとの絡み方をもっと突き詰めれば解決するようにも見えてきます。
いずれにしてもカニングハム頼みだったシーズンの問題、その延長線上でしかなかったゲーム4までのオフェンスでした。シーズン中はカニングハム不在でも勝てたように、本当は他にも点を取るパターンはあるはずですが、自分たちの得意パターンというところまで持ってこれてはいなかった。

ピストンズのコーチングスタッフって、HCビッカースタッフよりもACのオフェンス担当だと思うんだよね。それがルーク・ウォルトンだったらどうしよう。
起用する選手を多く着かえるわけじゃなく、ディティールの問題だったりするので、スカウティングとオフェンスコーディネーターによって変われる部分だとは思います。ここを改善させないと来シーズンのプレーオフも同じことが起こりかねない。その責任をデューレンに押し付けかねないんだよな。

さようならピストンズ’26” への4件のフィードバック

  1. デューレンの延長ばかり取り立てられますが、ピストンズが考えなくてはならないのはチームとしてどう成長するか、ですよね。カニちゃんがどうにかしてくれるのは前提ですが、デューレンスタート・アーサースタートを増やすだけでも負担軽減・オフェンスの多様化に繋がるので、やっぱりハンドオフを中心に考えるのがやりやすいしベストな気がします。

    1. デューレンの方は、どうせハンドオフしかないから、まだアレですけど。
      アーサーの方は本当にどうしようと思っているのか疑問がありますね。ある意味ではアーサーにあうベンチプレイヤーを連れてくるとかも、立派なチームの成長ですしね。

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