イースト首位でプレーオフに臨んだものの、ファーストラウンドもセカンドラウンドもゲーム7まで戦い、そして力尽きたピストンズ。「首位」といわれれば残念な結果である反面、昨シーズンのライジングから明確な積み上げ(戦力アップ・成長)がなかったにもかかわらず、自分たちのベースメントを引き上げて首位になったのだから大成功のシーズンだし、今シーズンの流行を示す重要なチームでもありました。
〇オフェンスレーティング 117.3(9位)
〇TS 58.3%(14位)
〇TO率15.1%(23位)
〇OR率35.4%(3位)
特に60勝を達成しながら、オフェンスはリーグの真ん中より少し上くらい。
しかもターンオーバーは非常に多く、シュート効率すらもリーグ中位です。これをオフェンスリバウンド率の高さでカバーしています。同じことはロケッツやホーネッツ、そしてブレイザーズもしていますが、「60勝」というのはこの数字で超えられるハードルではなかったはずです。
ほぼ不可能とすら思える形で60勝してしまったのがピストンズ。それは「伸びしろ」も十分に残された60勝でもあります。普通はこれ以上改善するには補強をしなければいけないし、補強をすることでディフェンス力が落ちるリスクもあります。そんな簡単な話ではないことを、シューターばかり連れてきて失敗したキャブスが物語っているしね。
伸びしろの多い60勝チーム
それが今シーズンのピストンズだったし、この伸びしろは開幕前はもっと大きく、かなり埋めなければ50勝すらも難しいと思っていました。1年間でいろいろと埋めてきたからこその60勝でもあります。
〇放出ほか
ハーダウェイ 28.0分
ビーズリー 27.8分
シュルーダー 25.2分
フォンテッキオ 16.5分
そもそも昨シーズンのローテメンバーのうち4人がいなくなっています。ここに今シーズン途中でアイビーがいなくなるわけですが・・・アイビーが元に戻ることを信じたのに・・・それはそれとして、これだけのローテをどうやって埋めたのか。
〇獲得と成長
アーサー 22.5分 ⇒ 26.0分
ダンカン・ロビンソン 27.4分
ジャボンテ・グリーン 17.6分
カリス・ルバート 19.2分
デニス・ジェンキンス 20.2分
ポール・リード 9.7分 ⇒ 13.9分
ハーダウェイとビーズリーが抜けたシューターにはダンカンを連れてきましたが、2人分ではなく1人分だけ埋めてもらいました。その分だけアーサーのプレータイムが伸びた・・・ってわけでもない。その代わりにグリーンとルバートを使ってきました。よりディフェンシブになったのは間違いありません。
そしてジェンキンス。PGが足りないと思っていたところに2年目の2WAYが最終的にはシックスマンになっていました。この成長こそがピストンズをパワーアップさせたし、伸びしろは残しておかなければいけない気もします。
ピストンズが来シーズンに更に良くなるためにはジェンキンス、アーサー、デューレン、ホランドなどの成長は欠かせません。そんなこといっていたらサッサーが成長してしまうのだろうか。いずれにしても補強するよりも成長させることの方が重要って感じです。
デューレンの延長ばかり取り立てられますが、ピストンズが考えなくてはならないのはチームとしてどう成長するか、ですよね。カニちゃんがどうにかしてくれるのは前提ですが、デューレンスタート・アーサースタートを増やすだけでも負担軽減・オフェンスの多様化に繋がるので、やっぱりハンドオフを中心に考えるのがやりやすいしベストな気がします。
デューレンの方は、どうせハンドオフしかないから、まだアレですけど。
アーサーの方は本当にどうしようと思っているのか疑問がありますね。ある意味ではアーサーにあうベンチプレイヤーを連れてくるとかも、立派なチームの成長ですしね。
ホランド頼む、平均でいいからスリー決めてくれ。それで全然違うから!
平均に辿り着くのが3年目なら悪くはないか