さようならティンバーウルブズ’26

◎ネクスト・アンツ・アップ

NBAではネクスト・マン・アップという言葉がありますが、今シーズンのプレーオフほどこの言葉が似あうシーズンはなかったかもしれません。欠場者が出ても次の選手が準備しているという意味もあれば、ディフェンスが強くなったことで「サードオプションは攻めやすい」というのも各シリーズで共通しています。
ウルブズは欠場者の穴を埋めていくネクスト・マン・アップを見せたし、サードオプションが効果的に攻めることで違いも作ってきました。セカンドラウンド敗退は、この3年間で最も悪い結果だけど、これほどまでにチームのカルチャーとしてネクスト・マン・アップが感じられたプレーオフは初めてでした。

連携に欠けるのが常に問題だったし、コンリーの衰えからさらに厳しくなっているため、現代バスケとしては効率性の低さが目立っていますが、それを補ったのはネクスト・マン・アップというマインドの強さでした。逆境には強いけど不安定なチームであることに違いはないけど、苦しいシチュエーションでも物おじせずに戦えるのはプレーオフでは大事な事だ。

そんなカルチャーはエースであるアンソニー・エドワーズ自身の特徴でもあるのは偶然なのか、必然なのか。チームに足りない要素だったり、相手に困らされた要素は、常に個人の成長でどうにかしてきました。
ドラフト時に信じられないレベルの弱点だったディフェンスすらも2年目には一気に改善させ、ガムシャラアタックだけだったドライブは両コーナーに見事にキックアウトで散らすようになり、中が狭ければプルアップ3Pを身に着けてストレッチさせ・・・。
ただし、これらは主にハンドラーとしての進化であり、ディフェンスでもマンマークにおける進化でした。遂に・・・いよいよ・・・やっと・・・個人の進化で解決するのも限界になってきた気もします。

オフェンス面で言えば、よりチームオフェンスの構築に重きを置きたいし、シチュエーションごとのプレーチョイスの判断力を上げたい。もっと「チームメイトを動かす」選手になって欲しいし、「チームメイトに活かされる」選手にもなって欲しい。
ディフェス面で言えば、(オフェンスのためにも)少し楽をしながら、ヘルプサイドで効果的にチームディフェンスに絡んでほしい。エースキラーであることよりも、ローテーションやオフボールスイッチなどを向上させたい。究極の便利屋だからこそ、相手がやりたいことをやらせない戦略的な選手になって欲しい。

これが出来ないから30歳を過ぎた頃からチームの主軸として使えなくなっていったスターは沢山いるし、これが出来るからこそ30歳を過ぎて更に活躍する選手も沢山います。
今は全力を出すことで相手を止められるし、苦しい状況でステップアップしているけれど、プレーオフでの経験が豊富なわりに24歳らしいプレーをしているのも間違いありません。
より賢くプレーすることは、自分自身だけでなくチームを安定させ、より楽に勝ちパターンへと持っていけるはず。

次の進化はどこにあるのか。同じことをやっていると、気が付かないことも多い。
進化のためにもチームとして変化が必要な時期を迎えている気がします。

さようならティンバーウルブズ’26” への1件のフィードバック

  1. ウルブズはロスターに若手が多いのが非常に魅力的ですよね。昨年ランドルと再契約したことで継続路線になったといいつつも、今年のこの結果を受けてランドルさえ捌いて来シーズン若手を中心に再構築をすれば、3年後のイーストで覇権を取れる未来予想図が組めるのはラッキーな状況でもあります。なので、やはりヤニスやレナードに手を出すのは反対で、中期計画で力を蓄えるシーズンを送るのがベストと思うんですけどねぇ。。

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