さようならティンバーウルブズ’26

◎マクダニエルズの成長

コンリーが衰えて、ゴベアがオフェンスで消えて・・・。NAWの代役が浮上してこなかったこともあり、本来であれば大きなマイナスが起きてもおかしくなかったのですが、この穴をマクダニエルズが埋めてくれた印象です。

スタッツで見ると、たかだか2.6点のアップに過ぎないし、その中身もシュート精度の向上にみえますが、これを1on1ムーブを増やしたことで達成したことに大きな価値があります。3Pとドライブの組み合わせだけでなく、ペイントに押し込んでのフェイダウェイやドライブからミドルレンジのジャンプシュートを増やしてきました。
いわゆる非効率なシュートの割合を増やしながら、全体ではTS60%を超えてきました。チームとしての得点パターンが増えたことは、PG問題を薄めてくれました。

また、ボーンズがフィンチの信頼を手に入れ、ベンチから登場するPGとして機能したのは驚きでした。ディリングハムへはガマン出来なかったけど、ボーンズは信用したのはなかなか難しいものがありますが、マクダニエルズ同様に個人で点を取るスキルを持っていたことと、ドライブからチャンスを作るというよりは3P&パスで捌く形がチームにハマったともいえます。

プレーオフでは今年もテレンス・シャノンが活躍しましたが、こちらはドライブアタックするタイプとして、やはり個人で得点を生み出してくれます。ウルブズは従来以上に「多彩なチームオフェンス」はないけれど、「多彩な個人技アタック」を持っているのが強みになっていきました。

別に気にする必要はない数字ですが、3Pもプルアップが多くなっています。プレーオフになると単純なパスアウト3Pはクローズアウトされることも含めて、個人で打開できることはウルブズの強みだったし、だからこそ連携がもっと欲しく見えてくるし。

別にこれはこれで悪くないぜ。ただ、スパーズが相手になったときに「ウェンビーを避けよう」とする傾向が強くなり、コーナーへの展開を意識しすぎた感は否めません。普段やり慣れていないことを混ぜようとしてプレーが曖昧になったというか、ショートレンジを打ち切れなかったというか。
普通なら気にしなくてよい部分なのですが、これからウエストを勝ち抜こうと思ったら、ウェンビー対策は必須なわけでして、ウルブズは
・もっと連動したコンビプレーを構築するべきか
・個人でしっかりとペイントのフェイダウェイを決めるべきか

うーん、どっちでもいい気がするよね。実際、リードはウェンビーが相手でも気にせずプレーしていたしさ。ちゃんと連動した方がいいに決まっているけど、プルアップ3Pとドライブやフェイダウェイの組み合わせが多彩な方が攻略する手段も多いわけじゃん。

コンリーの衰えはチームに大きな影響を与えた一方で、ウルブズらしい個人の強気なアタックで解決してきた気がします。それはウルブズが選手を選ぶ基準にもなっている気がします。自分で打開する能力というかマインドを持っていないとダメ。シーズンでローテにも入っていなかったシャノンが、プレーオフで強気に自分を出せるって変だもん。これこそがウルブズの選手選考基準なんだろうね。
それは逆境には強いけど、互角くらいだと頑張り切れないカルチャーにも繋がっている気がします。ディフェンスの弱みを使ったり、鮮やかに連動して点差をつけていくのは苦手だけれど、個々のマッチアップにおいては強度を強めて負けないぜ。

さようならティンバーウルブズ’26” への1件のフィードバック

  1. ウルブズはロスターに若手が多いのが非常に魅力的ですよね。昨年ランドルと再契約したことで継続路線になったといいつつも、今年のこの結果を受けてランドルさえ捌いて来シーズン若手を中心に再構築をすれば、3年後のイーストで覇権を取れる未来予想図が組めるのはラッキーな状況でもあります。なので、やはりヤニスやレナードに手を出すのは反対で、中期計画で力を蓄えるシーズンを送るのがベストと思うんですけどねぇ。。

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